改訂版 情報システム部 (図解でわかる部門の仕事) | |
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日本能率教会マネジメントセンターの『改訂版 情報システム部 (図解でわかる部門の仕事)』を読みました。
「情報システム部とは何ぞや?」という疑問に答える一冊で、内容は非常に教科書的です。
が、逆にこれから情報システム部について一から知りたいと言う人にはむしろぴったりで、私は重宝しています。
うちの会社で扱っている製品はシステム運用周りに特化しているので、情報システム部が主な提案先となります。
が、システム運用という業種が外からは見えにくいものであるため、お客様がどういう業務を行っていて、どんなことで困っているのか、といったことがなかなかイメージできずに困っていました。
お客様が理解できなければ、当然抱えている課題や問題もわからないわけで、うちの会社が目指す提案営業は出来なくなります。
逆に言えば、お客様のニーズさえつかめれば、後はコストを上回るメリットを感じてもらえるような提案を自社製品で出来れば製品を販売することは出来るわけです。
繰り返しますが本書は非常に教科書的なので、これを読んだからといって提案が出来るわけでも、製品が売れるわけでもありません。
しかしその前の土台としてお客様に関する基礎知識を体系的に把握しておきたいという人には、オススメできます。
また、本書の情報システム部に限らず、人事部、総務部、マーケティング部など一通りの部署がシリーズ化されているので、お客様を一から知っておきたいという人はまずこういうところから入ってみるのもいいと思います。
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4 Comments
入社した会社でいよいよ本配属になったということもあり、
最近は現在のお仕事関連の本を読んでいらっしゃるのですね。
私もTAKUさんと同じIT業界(システム屋)で働いていますが、
教科書的とはいえ、「○○とは何か」という概要を最初に学んでおくのは
取っ掛かりとして良いと思いますよ。
この業界、専門用語も多いですしね。
本やマニュアルの内容を読む(OFF-JT)、
↓
実際の仕事(OJT)を通して、本やマニュアルの内容を体感したり
自分の仕事に活かせるようカスタマイズしていく
↓
本やマニュアルを読み(OFF-JT)、自分の実際の仕事のやり方などを振り返り、見直す
というOFF-JTとOJTのサイクル循環ができると、
本を活用しながら仕事の質を高めていけそうですね。
紗織さん
>というOFF-JTとOJTのサイクル循環ができると、
そうなんですよね。
座学だけでは実践では使えませんし、
実践だけではなかなか質や効率が高まりません。
両方のサイクルを上手く回していくことが重要ですね。
私は勉強は苦にならなくても、
どっちかというと実践に飛び込んでいくのが苦手なほうなので、
意識して一歩前に出るようにしてます(笑)
こんばんは。
私もIT業界で働いています。
顧客のためになる提案、システム構築には
顧客の業務理解は基本中の基本ですよね。
「顧客と同じ目線に立てること」が提案や開発を
成功させるためスタートだと思います。
私の周りには意外にそれを考えずに
仕事をする人も多く、残念に思いますが。。
参考になる記事ありがとうございました。
勉強になりました。
washbookさん
そう、基本中の基本ですよね。
もちろん本を読んだだけで理解できるわけではないですが、
入口としては良いと私は思いました。