原尻淳一さんの著書、「READING HACKS!―読書ハック! 超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣」を読んだ。
著者は「ハック」を、
●何かの対象にのめる込む「きっかけのマネジメント」と「仕事を効率的にさばく技術」が共存しながら、閉塞したビジネス環境にスマートさとポップを注入する方法
と定義します。
この「ハック」の考え方を用いて、本書では
●「リーディング・ノウハウ」を誰もがわかりやすく吸収できるものに変換する
●読書をアウトプット=成果に直結させる
ことを目的としたノウハウ・テクニックを解説しています。
読書自体が楽しくなると、習慣化しやすくなります。
しかし、かといって楽しむことが目的になり、本を読んでなんとなく頭がよくなった気分で満足してしまっても、成果にはつながりません。
●なかなか本を読む習慣が身につかない
●読書は習慣化しているが、アウトプット=成果につながっていない
●だんだん読書に対するモチベーションが下がってきた
こんな悩みを抱えている方にお勧めです。
以下、私が興味を持った、もしくはすぐ取り入れようと思ったものを紹介します。
寄り道読書術
●どうしても興味を持てないテーマのものを読まなければならないときは、興味の対象を別の部分にずらしてみる
・著者の経歴やエピソード
・著者の声
・著者のインタビュー
・著者のブログ
書斎を充実させる
●家の中に快適な勉強空間をまず構築する
●ポイントは椅子
・無印良品の低反発クッションとクッションシートがお勧め
●自宅に図書コーナーを作る
私も、来年からは一人暮らしなので、自分の部屋を書斎にすべく、机と椅子は快適なものを買う予定です。
本棚は先取りして既に購入したのですが、だんだん一杯になってきました。
自分の生涯読書のなかで、改めて本のランキングを書き出してみる
ランキングって、やはり人をひきつける魅力がありますね。
本が200冊近くたまってきましたし、ジャンル別お勧め書紹介記事でも書いて、定期的に整理するといいかもしれませんね。
太字ゴシック読書
●最近の本は、著者の強調したい部分が太字になっている
●これを読むだけで著者のいいたいことをほぼ把握できる
私は読書する際に、まず目次などを通して本の全体像を把握してから読むようにしてます。
著者のように、太字ゴシック部分だけ先に読んで著者のいいたいことを大体把握してしまってから、部分を読んでいく、もしくは必要な部分だけ読んでいく、というのもいいと思います。
70:20:10
●7割は自分のビジネス領域に関わる本を読む
●2割は周辺領域の本を読む
●1割は全く新しい未知の領域の本を読む
この黄金率でまずは自分の領域に関する思考のホーム・グラウンドを作り、その上で他領域の考え方も取り入れ、更には未知の領域に触れることで「予期せぬ偶然の出逢い」も能動的に取り入れるわけです。
まずはある特定の分野のスペシャリストになりたいという方に、お勧めですね。
ブログで思考のデータベースを構築
ブックストッパーを使うと、本の内容をパソコンに打ち込むときにいちいち本を抑える必要がなく、便利なようです。
READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣 | |
原尻 淳一
東洋経済新報社 2008-10 おすすめ平均 |
2 Comments
LEMONedさん。
『READING HACKS!』を取り上げていただき、ありがとうございます。
将来のビジネスライフに向けて、いまから準備しているLEMONedさんは
きっとスーパービジネスマンになることでしょう。
ただ、注意して欲しいのは、理論と実際は違うということ。
なので、常に実験していき、効果のあるものを取り入れていくように
してください。
何か質問があれば、ブログに遊びに来てくださいね。
原尻淳一拝
原尻さん
コメントをいただき、ありがとうございます。
>ただ、注意して欲しいのは、理論と実際は違うということ。
>なので、常に実験していき、効果のあるものを取り入れていくように
してください。
本書では、
・ノウハウ本は実験をして、自分に合ったものだけを吸収する
・自分向けに言葉や法則をアレンジして、自分の教訓として貯金していく
という部分に当たりますよね。
就職前なのでなかなか実験の場がないのがもどかしいのですが、
日常の中でも試せそうなものはどんどん使っていこうと思います。
>何か質問があれば、ブログに遊びに来てくださいね。
ありがたいお言葉、ありがとうございます!
そのときは是非、よろしくお願いします。
ありがとうございました!