洗脳護身術―日常からの覚醒、二十一世紀のサトリ修行と自己解放 | |
苫米地 英人
三才ブックス 2003-10 おすすめ平均 |
苫米地英人さんの「洗脳護身術―日常からの覚醒、二十一世紀のサトリ修行と自己解放」を読みました。
本書はmixiで知り合ったはじめさんに紹介していただいた一冊です。
二十一世紀は、ビジネスや政治、社会生活の中にも洗脳的な手法がどんどん取り込まれていくと予想される。洗脳的な手法で、脳内の情報処理をコントロールしようと仕掛けてくる相手に対して、予防線を張っておくことは、もはや必定だろう。
これは非常に怖い話だと思いませんか?
私たちはもしかしたら知らない間に、洗脳という手法によって脳内の情報処理をコントロールされているかもしれない…。
宗教やカルト集団には関わらないから問題ないと思っていたのですが、もし本当に政治やビジネスの世界にもこのような手法が用いられるようになったらと思うと、私はものすごく不安を覚えてしまいます。
現代的な洗脳は、あらゆる技術で変性意識を生成し、また仮想世界を構築する。内部表現が仮想世界まで広がり、ホメオスタシスフィードバックループが仮想世界まで広がっている以上、洗脳者の技術が優れていれば、我々は誰も洗脳から逃れることができないのである。
そのような状態に陥ったときに対処できるように、自らも洗脳手法を学び、洗脳護身術を身につけるのが本書の目的なのです。
が、私には怖くてとてもやろうとは思えません。
苫米地さんは実際に自己洗脳をされているらしいのですが、
実は私も二十代までタバコを吸っていたが、自己洗脳で禁煙した経緯がある。当時はまだ経験が浅かったためか、手加減を知らず、強烈なアンカーを仕掛けてしまい、自分はもちろん、周囲の人がタバコを吸うだけで、激しい吐き気と頭痛が起きてしまったほどだ。今は自己洗脳し直したので、それほど激しい嫌悪感もなく完全にタバコをやめることに成功している。
と、加減を間違えると、場合によってはかなり恐ろしいことにもなりかねません。
他にも、
基本的に、気功で相手を吹き飛ばすのは、マインドエンジニアリングを応用すれば簡単である。本書ではこの技術を「洗脳カメハメ波」と呼ぶ。
こんなのもあるのですが、確かに私は昔「カメハメハが打てたらいいな~」なんて考えたこともありましたが、実際にはやはり、怖いですよね。
私はこれまでも宗教に属したことはありませんし、カルト集団とも関係を持ったことはありませんが、「自分は大丈夫だ」などと油断していると、考えたくありませんがいざ本当に日常で洗脳の場面にでくわしたときに、洗脳されてもおかしくないのでは、と考えてしまいました。
「あ、これ洗脳かも」と少しでも思ったら、迷わず逃げたほうがいいかもしれませんね。
知識として知っておくだけでも、有効かもしれません。
洗脳護身術―日常からの覚醒、二十一世紀のサトリ修行と自己解放 | |
苫米地 英人
三才ブックス 2003-10 おすすめ平均 |
2 Comments
非言語でも洗脳される恐れがあるというのは脅威でした。
洗脳をかけられそうになったら逃げ出すのが一番ですね。
私はこの本を読んで、夜寝る前に催眠をかけて朝おきる時間を
脳にインプットしています。
早起きがだいぶ楽になりました。
あとは、気落ちした時に一瞬で復活できるようにする方法を身に着けました。
はじめさん
本当にそうですね。
本を読んでいる間に洗脳されている…とか想像するだけで
恐ろしい。
かけられそうになったらすぐに逃げ出そうと思います。
朝起きる時間のインプットとか、気落ちしたときに復活できるとか、
すごいですよね。
そんなにすんなりと自己暗示できるものでもないと思うのですが。
かなり訓練されたのでしょうか?
いい本を紹介していただき、ありがとうございました!
ブログも引き続き、読ませていただきますね。