ジョージ・サミュエル・クレーソンさんの著書、「<新訳>バビロンの賢者に学ぶ錬金術」を読んだ。
本書は古代都市バビロンに存在した、富を蓄える知恵を物語にしてまとめたものだ。
内容を見ると、
●収入の十分の九だけ使い、後は貯金する習慣をつける
●金を動かし収入を得る
●チャンスをつかむ人だけが幸運を引き寄せる
●女神を一番喜ばせるのは行動する人
●友を助けたければ、相手の荷を背負わないようにやれ
●奴隷の魂を持っているから奴隷になる
など、確かに納得するものが多い。
というより、結構「それってあたりまえじゃん?」的なものが多く、わざわざ本を読んでまで確認する必要もないような…。
ただ、今でも通用する普遍的な富の築き方が、5千年も前に既に知られていたというのは、確かに驚きだった。
しかし、錬金術を求めるなら、やはりあえて読む必要はないと思います。
<新訳>バビロンの賢者に学ぶ錬金術 | |
林 陽
かんき出版 2008-08-07 おすすめ平均 |
3 Comments
lemonedさん
面白そうな本ですね。
>今でも通用する普遍的な富の築き方、5千年も前に既に知られていた
なるほど、人間の本質なんていうのは5千年前でも変わりないのかもしれませんね。
>「それってあたりまえじゃん?」
当たり前なことを当たり前に実行する為に、世に自己啓発書がたくさん読まれるのでしょうね。
本質は変わらないにしろ、この五千年で人間は進化できたのでしょうかね?
深く知ることは出来たと思いますが…
ふと考えてしまいます。
hiroさん
5千年前のバビロンでも富の築き方を知る人とそうでない人の
貧富の差が拡大していたのを見ると、
確かに格差社会が社会問題としてクローズアップされている
現代も本質的には変わらないと思います。
BJさん
>当たり前なことを当たり前に実行する為に、世に自己啓発書がたくさん読まれるのでしょうね。
なるほど、確かにそのとおりですね。
5千年前に知られていたことを、
現代人ができないのは何故なのか?
…答えに詰まりますね。