コストゼロで人脈と売上を増やす仕事の仕組みー相手の本音を引き出すビジネスメール力ー | |
平野友朗
ビジネス社 2008-09-30 おすすめ平均 |
平野友朗さんの『コストゼロで人脈と売上を増やす仕事の仕組みー相手の本音を引き出すビジネスメール力ー』を読みました。
「コストゼロで人脈と売り上げを増やす」とありますが、本書はビジネスメール術の一冊です。
就職すると、ビジネスメールの書き方もマナー研修の一環として学ぶようになるのでしょうか?
私は大学でメールを書く機会がかなり多かったのですが、あくまで学生のメールの域を出るものではありません。
最近は交流会やセミナーに呼んでいただくようになったり、献本のお誘いをいただくようになったりしたため、よりパブリックなメールを書く機会も増えてきました。
社会人としてのメールマナーが理解できておらず、「この表現は失礼にあたらないだろうか…」とか、「これでちゃんと意図が伝わっているだろうか…」とか、いろいろと不安だったので、本書はかなり勉強になりました。
メール力とは、
営業力、
交渉力、
人脈力、
コミュニケーション力。
というわけで、ビジネスを加速するメール力の中から、取り入れたいと思ったものを紹介します。
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● 頻出フレーズはまるごと登録して入力の手間を省く
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●「@いつも」→いつも大変お世話になっております。
●「@たく」→「TAKU.Kの一日一冊ビジネス書」のTAKUです。
という具合に、普段良く使う文面を単語登録しておけば、入力の手間が省けて効率化できますね。
これは早速取り入れようと思います。
ちなみに今はデスクトップパソコン1台を使っているのですが、4月に入社したら会社用/外出時用としてノートパソコンも併用する予定です。
そのときは個別に単語登録しないといけないのでしょうね。
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● メールタイムは1日3回と決める
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9:00~9:30
13:00~13:30
18:00~18:30
確かにこのように決めておけば、メールが来るたびに作業を中断して、メールソフトを立ち上げて…とやるよりも効率的ですね。
これも取り入れることにしました。
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● 自己開示
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相手との距離を縮めるために、自分のことをオープンにする「自己開示」という心理テクニックがあります。
メールのやりとりを繰り返し、良好な関係が構築できたところで、前文の挨拶や追伸など、本文以外の文章に個人的な情報を入れてみましょう。
メールを書くときって、特に相手への心象を気にしますよね。
顔が見えない相手と文字だけでコミュニケーションするので、文面次第では喜んでいるのか怒っているのか笑っているのか泣いているのかわからないこともあります。
どうしても文章が固くなってしまう人は、こういうのを取り入れるのもいいかもしれませんね。
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● 文例・フレーズ集
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「いつもお世話になっております」など、同じ文面を毎回使っていると、表現力がどうしても乏しくなります。
同じ「挨拶文」や「お礼文」「断り文」「了承文」でも、いくつかの言い方を使い回しできるといいですよね。
本書にはそのための文例・フレーズ集があるのですが、これはそのまま使えそうです。
例えば、
断りたいとき:
●誠に申し訳ありませんが、今回はご容赦のほどお願い申し上げます。
●この度の案件、せっかくご指名いただいたのに、お力になれず申し訳ございません。
と、同じ断りと入れる文面でもいくつかのパターンを持っておけば、相手や場面に応じて最適なものを使い分けることができそうです。
上記とは別に「気をつけたいフレーズ集」というものもあるのですが、
進行予定表に記載しておいたはずですが……理解力がないですね。
「理解力がないですね」って、こんなストレートな人がいるのかとびっくりしました。
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コストゼロで人脈と売上を増やす仕事の仕組みー相手の本音を引き出すビジネスメール力ー | |
平野友朗
ビジネス社 2008-09-30 おすすめ平均 |
余談ですが、やはりブログは夜に書くと、どうしても頭の回転が鈍りますね。
入社してからは朝5時におきて、本を1冊2時間で読んで、8時から出社、帰宅後ブログ更新、その他の勉強、という具合に考えているのですが…。
できればもう少し早い、頭が疲れていない段階で書いてしまいたいと思いました。
あと部屋探しですが、ちょうどイメージどおりの、いい部屋が見つかりました。
蒲田で管理費込みの家賃8万8千円の部屋なのですが、南向きで9階の部屋と言うことで日当たり最高です。
「朝、日の出とともに目覚めると体の調子がいい」とレバレッジ・リーディングにも書いてありましたが、正直それを狙いました。
他にも設備的に申し分がなく、駅からも徒歩10分と言うことで通勤には困りませんし、周辺施設もかなり充実しているので、これは快適な暮らしができそうです。
で、何と言っても大きな本棚を置けるスペースがあるのがうれしいです。
今の倍以上の大きさのものが置けそうです。
約3メートルの壁一面に本棚って、ちょっとあこがれませんか?
3 Comments
はじめまして。いつも拝見させてもらっています。
4月からの新生活が楽しみですね。壁一面の本棚あこがれます。
私は社会人になって「ビジネスメールの書き方」って習った経験がありません。
でもこういう本でメール力はつけておく必要があると思います。文字はコミュニケーション
の伝達率が非常に低く、トラブルをまねきやすいです。メール力のないひとは、
相手がどう受け取るかを考えないために、大きなミスコミュニケーションが発生しトラブルに
発展します。なので最近は顔を合わせて話しできるものはメールでやりとりしないようにしています。
@マークの使い方には一本とられました!
これは使いこなせると便利ですね☆
konta_trzzさん
こちらこそ始めまして!
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
なるほど、メール術は社会人になってから習うわけではないのですね。
本で今のうちに勉強できて良かったと思います。
本書にもありましたが、メールはあくまで場面に応じて使い分けないと、
いろいろとトラブルにつながりそうですね。
緊急や重要な要件は、電話のほうがよさそうだと思いました。
seahiroさん
@マーク、いいですよね(笑)
この手のノウハウ本は1つでもいいモノを見つけて取り入れられれば
十分リターンが得られると思うので、本書は実用的だと思いました。