堀之内九一郎さんの著書、「お金持ちほど「捨て方」がうまい!」を読んだ。
著者は学歴・資金・人脈ゼロの状態から、ゴミを集めて売るリサイクル業で年商102億円のビジネスを築き上げた。
リサイクル業から培った著者の「モノ」に対する考え方から感じたのは、「本物を見抜ぬく」ことの大切さだ。
大量消費社会といわれる現代だが、次々と新しい製品が生み出されている中で、何が本当に必要な機能で、何が不要な機能なのか、どんな製品が本当にいいもので、どれが偽者なのかということが分からず、つい値段やブランドで選んでしまうということが、よくあるのではないかと思う。
しかしいくらブランド物といえども、供給者側もどんどん買い換えてもらわなければ儲からないと考えているわけで、商品を購入する際にはちゃんと自分の目で確かめなければそれが長く使えるいいものかどうかは分からないのだ。
自分の目で確かめることを怠っていると、いつまでたってもモノを見極める力がつかず、無駄な買い物を繰り返してゴミを増やす、ということになるわけだ。
物をみる前に正札やブランドからみるからダメ。自分で、物を見極める力を養おうともしない。だから、日本人は「物を見抜く力」がない。
私もついAppleの製品ということで「MacBook Airほしいな~」なんて考えてしまうが、ちゃんと自分の使い道などを考慮して、本当に使えるものかどうかよく考えてから買わないといけないなと思う。
(でも、Appleの製品はやっぱり魅力的ですよね。)
お金持ちほど「捨て方」がうまい! (青春新書インテリジェンス208) | |
堀之内 九一郎
青春出版社 2008-07-02 おすすめ平均 |
2 Comments
>「本物を見抜ぬく」ことの大切さだ。
私はモノが捨てられません・・・。
まぁお金持ちではないのですが(^^)
本物を見分ける眼も訓練だとすると
小さい頃からのある程度の投資が
必要かもしれませんね。
MacBook Air。
ズキュンっときてしまったものはしょうがないですよね~。
モノにも恋をするものです(^_-)
BJさん
本書によると、お金持ちほどモノを捨てないそうですよ!
彼らが捨てるのは、
リサイクルショップでも売れないような本当の「ゴミ」ばかり。
いつも自分の目で価値のあるモノを見つけてきて、
それを長いあいだ大事に使うので買い換えたり捨てたりする必要がないそうです。
モノを捨てられないというのはある意味、
いつも「本物」を選んでいるという証拠かも!
(そういう人ばかりではないかもしれませんがね^^;)