あなたを輝かせる「天職」はある―自分らしく働くための3つの法則 | |
くらばやし ひでみつ
すばる舎 2008-05-30 おすすめ平均 |
くらばやしひでみつさんの『あなたを輝かせる「天職」はある―自分らしく働くための3つの法則』を読みました。
本書に書かれているのは、「仕事運」を健康にする方法です。
要するに、自分らしさを体感しながら、心から納得できる仕事に没頭するから、喜びと生きがいを感じることができる。毎日がその繰り返しだから、充実感と達成感に満ちている。
「仕事運を健康にする」とは、こういった感情を意識的に作り出し、持続させていくことをいいます。
「仕事はあなたの人生の多くの部分を占めることになります。だから、本当に充実した人生を手に入れるには、自分が偉大だと信じられる仕事をするしか方法はないのです。そして、偉大な仕事をする唯一の方法は、あなたが好きなことをすることです。」というスティーブ・ジョブズの言葉があります。
ただ問題なのは、現代人は自分の「好き」という感情に非常に鈍感になっています。
自分が「好き」だからやりたいのか、自分を世俗的に成功しているように見せたいからやりたいのかが、わからなくなっているのです。
特に今まで自分の頭で本質的に物事を考えてこなかった人や、周囲に流されてやってきたという人は、本書のような本を読んで心のリハビリをしてみてはいかがでしょうか。
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● 天職の芽を見つける11のヒント
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1.自分の性格を認識する
2.好きだった科目、得意だった科目を思い起こす
3.子供の頃の楽しい体験を思い起こす
4.夢中になったことを思い起こす
5.やって苦にならないことに目を向ける
6.興味を持ったことにチャレンジする
7.非日常的な体験をする
8.世のため人のために貢献する方法を考える
9.他人の意見を参考にする
10.ヒラメキやカンに従う
11.バカになる
自分の性格を認識するといっても、一人でやるのは非常に難しい、というか無理に近いのではないかと思います。
そこでオススメなのがおなじみのストレングス・ファインダーですね。
このテストを活用するときは、「自分の隠れた才能を見つけよう!」とか、「自分の強みを知ろう!」ではなく、「自分の好きなこと」「自分がやっていて楽しいこと」を見つけるためのヒントを得るつもりでやるといいと思います。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
作者: マーカスバッキンガム, ドナルド・O.クリフトン, 田口俊樹
出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
発売日: 2001/12/01
メディア: 単行本
よく「テストだけ受けました」という人がいますが、正直あまり意味がないと思います。
あの本をきちんと読めばわかるのですが、あのテストで診断しているのは私たちの才能でも強みでもないのです。
あのテストで問われているのは、ある場面における被験者の思考や行動の指向性なのです。
例えば私の資質は
1.未来志向
2.最上志向
3.内省
4.目標志向
5.親密性
ですが、これは要するに未来のことについて思考をめぐらしたり、目標についていろいろ考えたりすることを私が好んでいるということなのです。
で、好んでやれることはやっていて苦にならないし、人に言われなくても勝手にがんばれるから、上達しやすい、つまり得意になりやすい。
だから上手く活かせば「強み」につながるのです。
好きなこと、やりたいことを見極めるうえで、ストレングス・ファインダーは必須です。
是非上手に活用してみてください。
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あなたを輝かせる「天職」はある―自分らしく働くための3つの法則 | |
くらばやし ひでみつ
すばる舎 2008-05-30 おすすめ平均 |
3 Comments
ストレングス・ファインダーについての考え方、参考になりました!
人に勧めるときに、うまく説明できなかったのですが、
>「自分の好きなこと」「自分がやっていて楽しいこと」を見つけるためのヒントを得る
ことが出来ると、勧めればよかったんですね。
これからは、そうします!
TAKUさんお久しぶりです!ブログのタイトルを変えてすぐに、仕事でミスって足を骨折しておりました。ハハ・・ハ・・(涙)
ヘンなタイトルにした天罰でしょうか??全治一ヶ月です。。久しぶりにパソコン触りました。いや~、生きてるって、色々あって面白いですね。(・・。)
さて、「天職の芽を見つける11のヒント」やってみました。
好きな科目は国語、得意だったのも国語。夢中になったことは読書。あと、クラシック音楽を聴くこと。「非日常的な体験をする」は、とりあえず骨折でクリアです!(←アホ。) ・・「バカになる」は、生まれたときからすでにクリアという説も。(←アホ×2。)
・・と、とにかく、TAKUさんも足元には要注意です。一人暮らし、カルシウムとってますか??
>ぼってぃーさん
本当ですか!
もし興味があれば、マーカス・バッキンガムの
『最高の成果を生み出す6つのステップ』を読むと、
更に理解が深まると思います。
もしよければ!
>ビジネス太郎さん
災難でしたね、お大事に(^^;
骨折は、痛そうですねぇ…(今のところ経験がないもので)。
以前背筋を肉離れしたことがありますが、そのときは朝起き上がるのも
激痛が走りました(笑い)
私は学生生活で得意だったのは英語で、好きだったのは意外と、
体育の授業でしたね~。
サッカー、バスケ、バレーになるといつも気合が入ってました。
チームスポーツで自分が目立つのが好きだったようです。
非日常は、去年に入社目前で内定辞退したことでしょうか。
「バカになる」は、中学校でヌンチャクを振り回したり、
卒業作文に「世界を征服する」と書いたり、
結構前からバカだったような気がします。
カルシウム、気をつけます(笑)