Me2.0 ネットであなたも仕事も変わる「自分ブランド術」 | |
土井英司
日経BP社 2010-04-29 おすすめ平均 |
ダン・ショーベルの『Me2.0 ネットであなたも仕事も変わる「自分ブランド術」』を読みました。本書を読んで新鮮だったのは、アメリカでは採用担当者が応募者の名前をネットで検索して、Facebookやブログでの活動をチェックしているということ。日本では実名でネット上の活動をしている人が比較的少ないので、まだそういう話はあまり聞きません。
それに対しアメリカでは、自分をアピールするためにもネット上の活動が不可欠かのように本書では書かれています。周囲を見渡しても、自分自身のブランディング(もしくはマーケティング)を意識している人はかなり少数派だと思います。オンライン上でのパーソナルブランディングとなると更に稀です。だからこそ、それなりに力を入れて取り組めば差別化できてしまうんですね。
私が本を読んでブログを書いていることは、実は社内でそれなりに知られているんですが、それにより
・定時近くに退社しても、「あいつは勉強しているからな」という目で見てもらえる
・あまり行きたくない飲み会が断りやすくなる
・勉強しているというイメージを持ってもらえ、何かと言いやすかったり、動きやすかったりする
といったメリットを感じています。加えて、「たまに本をいただくこともあるんです」といえば、信頼性のある記事をかいているんだな、認められているんだなと勝手に思ってくれます。要するに一目置いてもらえるんです。営業中も一緒で、勉強していない人よりも、きちんと勉強している人のほうがお客様には信頼されます。「私はちゃんと勉強してますよ」と言うよりも、「本を読んでブログを書いているんですよ」といったほうが(もしくはブログを見てもらったほうが)よっぽど具体的に伝わります。
自分が望むセルフイメージを築く上で(つまりパーソナルブランディングをする上で)、オンライン上での活動に力を入れることと、オンライン上での活動を上手くオフライン上での活動に結びつける方法を見つけることはやはり効果的だと感じます。
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土井英司
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