このブログのタイトルにある「lemoned」。
これは決して果物のレモン(lemon)でも、レモネード(lemonade)でもない。
これはhideの曲「LEMONed I Scream」からとったものなのだが、「lemoned」という言葉は元々存在しなく、hideの造語なのだ。
「lemon」には果物のレモン以外にも欠陥品という意味もあり、それに過去をあらわす「ed」をつけることで「LEMONed」=「不良品だった」としたらしい。
ちょっとその歌詞の一部を紹介してみよう。
One day I was walkin’ down the street
Lookin’ for the music, any surprise.
Then it happened suddenly,
I hear, I hear
I don’t care.
Everybody so Hate it Hate it.
Because Ah hahaha
I’ve got a sweet poison cake, gonna be high
Take me higher higher
I’ve got a sweet creature song,
It’s a lemon, lemon, lemon & I scream
「ある日、なんかいい音楽ないかな~なんて探してたの。そしたら突然見つけちゃったんだ。みんなが、そんなの嫌いだと言ったって構わない。と~っても素敵な怪物みたいな音楽を見つけちゃった。これこそlemonだ!」
訳してみるとこんな感じなのだろうか。
hideはLEMONedというレーベルを立ち上げるのだが、その思いをこのように語っている。
「大量生産されるこの時代で僅かな確率で生まれる不良品が、似たもの同士の中で異彩を放ち、自分たちもかつては不良品だったと笑えるようになればいい。」
そんなhideの考えがなんとなく好きで、曲名をもじって「lemoned-icecreamの日記」としたのだが、このブログのコンセプトはまだまだ未完成だ。
しかし、ブログを書こうと思い立った理由はもちろんある。
「ネットの本質は知恵を預けると利子をつけて返してくれる銀行であることだ」という(株)はてなの創業者、近藤淳也さんの言葉が「ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか」(4月7日の記事参照 http://d.hatena.ne.jp/lemoned-icecream/20080407)に紹介されていた。
私が興味を持ったモノや出来事(本や音楽、社会現象など)に対する「私自身が持つ情報や考え」をネット側に蓄積していきたい。
そしてそれを見た人が何を考え、思うのかが知りたい。
そういう人たちとのやり取りを通し、このブログがどう変わっていくのか、そして私自身がどう成長していくのかが見てみたい、と、今は漠然と考えている。