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Author Archives: 河村 拓

『最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版』

カーネギーメロン大学教授、ランディ・パウシュさんの著書「最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版」を読んだ。
余命半年と知ったとき、人は誰に、どんなメッセージを残そうとするのか。

2007年9月、ペンシルベニア州ピッツバーグ。ハイテクの街として知られること地に本拠を置くカーネギーメロン大学の講堂で、1人の教授が「最後の講義」を行った。
教授の名前はランディ・パウシュ。46歳。最後の講義の1ヶ月前、パウシュは膵臓癌が転移しているとわかり、余命宣告を受けていた。3人の幼い子どもを持つ46歳の男に残された時間は、あとわずか。
講義を終えたパウシュを迎えたのは、講堂を埋め尽くした400人の聴衆の、割れんばかりの拍手とスタンディングオベーションだった。複数のテレビ番組がこの講義について報じ、2500万人以上がパウシュの姿を目にした。講義の模様はインターネットでも動画配信され、またたく間にのべ600万のアクセス数を獲得した。その数は、最後の講義が行われた日から半年以上たったいまも増えつづけている。

著者は本書を通して、2つのことをやり遂げたかったのではないかと思う。
一つは、これから先父親のいない生活を送ることになる子どもたちに向けて、いかに彼らを愛していたか、そして愛しているかを伝えることだ。
自身が子どものころからの夢をかなえてきた経験を通して、著者は様々な教訓を語る。

最近は、子供に自尊心を与えることがあちこちで話題になっている。ただし、自尊心は与えるものではない。自分で築くものだ。グレアム監督のやり方に、甘やかすことはありえなかった。グレアムは子供の自尊心を育てるためにいちばんいい方法を知っていた。できないことをやらせて、できるまで必死にやらせること、それをくり返させることだ。

「勝ち目のないシナリオがあるはずはない」

だれかにいらいらしたり、腹が立ったりするのは、その人に十分な時間を与えていないだけかもしれない。

経験とは、求めていたものを手に入れられなかったときに、手に入るものだ。

人はさまざまな理由で嘘をつく。たいていは、少ない努力で何かを得られそうに思えるからだ。でも、短期的な戦略の多くは、長期的には非効率的だ。嘘をついた人の大半は、その場で切り抜けたと思っている。でも実際は、嘘をついても終わりではない。

正しく生きることが、夢をたぐりよせることになる。
自分が子供たちに望むのは、子供たちが自分の夢を実現する道を見つけてくれることだ。
彼ら自身がなりたいと思っている人間になってほしいと心から思っていること、そしてそんな彼らを愛しているということを、著者は時を越えて彼らに知ってほしかったのではないか。
もう一つは、自分が最後まで「生きた」という証を残したいと思ったのではないか。
著者の楽観主義は余命宣告された後も変わらなかった。
最後の授業中も、そして本書の中でも、著者は常に明るく元気な健康体の見本だ。
著者にとって、悲しみにつつまれながら死を待つのは「生きる」ことにならないのだろう。
余命宣告されても、毎日を楽しむことを忘れなかったのだと、そして生きることへの情熱を失わずに、最後まで生きたのだと、人々に覚えられたかったのではないだろうか。
著者のホームページを訪れたら、こんなものを発見した。
ジョージ・ブッシュ大統領からの素晴らしい感謝状だ。
原文はホームページに載っているため、簡単な訳だけ紹介しようと思う。
(http://download.srv.cs.cmu.edu/~pausch/news/whiteHouseLetter.jpg)

ランディへ
私はあなたの癌との戦いに深く感動させられました。あなたの物語は何百万人ものアメリカの人たちの心を高揚させました。あなたの強い人格は人々のよき見本となり、そしてあなたの勇気と決意は全ての人に対してインスピレーションとなりました。
わが国の若者たちへの揺ぎ無い貢献をありがとう。この国の学生たちのものの考え方を築くことを通して、あなたは生を豊かなものにし、人々に力いっぱい生きようという気持ちを与えてくれました。あなたの家族に対する愛情、教室での献身的な取り組み、そして教育への情熱は永久の遺産となるでしょうし、それを果たそうというあなたの意欲に私は感謝しています。あなたの努力はアメリカンスピリットをまさに象徴するものです。
ローラと私はあなたの心身の安泰を祈っています、そしてあなたがあなた自身の信念、愛情、そして家族や友人からのサポートに支えられることを願っています。
強いままでいてください、そして神のかごがありますように。
心から、
ジョージ・W・ブッシュ

人が本当に死ぬのは、その人が残したものが消え去り、人々の記憶から失われたときなのだなと思った。
ランディ・パウシュは今も元気に生きているし、いつかその日を迎えた後も、生き続ける。

最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版
最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版 矢羽野 薫

ランダムハウス講談社 2008-06-19
売り上げランキング : 1425

おすすめ平均 star
star生きるとは?
starランディ・パウシュは生きていた。
star誤訳で台無し:修正版が今度出るらしい

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『人を見る目がない人―なぜ人は人を見誤るのか?』

植木理恵さんの著書、「人を見る目がない人―なぜ人は人を見誤るのか?」を読んだ。
本書は
第1章 人は、なぜ人を見誤るのか
第2章 こうして人は騙される
第3章 さらば間違いだらけの「人選び」
という章立てになっているが、特に第3章の内容は採用面接などで活用できそうで、面白い。
例えば「伸びる人・見掛け倒しの人」というテーマがある。
心理学では、「価値観」を「成功をおさめるために、人間がやるべきもっとも必要な行動は何か?」という個人的信念や哲学だと定義づけているそうだ。
そして、この「価値観」によって、その人が伸びる人か見掛け倒しの人かが分かるらしい。
心理学で価値観は、3種類に要約される。
「物量志向」「状況志向」「戦略志向」である。
「物量志向」は、とにかく長い時間をかけてあきらめずにトライすることが成功には必要だとするタイプだ。
こういう人たちは一見モチベーションが高く情熱的に見えるが、ひとたびうまく行かなくなると、「自分は根性が足りない人間だ」「この仕事は向かないかも」と自責的に落ち込み、もう一度奮起するのに時間がかかる。
こういう人は伸び悩むことが多い
「状況志向」は逆に、自分を省みず他責にするタイプだ。
「うまくいかないのは取り巻きが悪い」「状況さえ変われば自分はもっと才能を伸ばせる」と信じている。
こういう人が伸びる可能性はゼロに等しい
「戦略志向」は、基本的には何かがうまく行かなかったとき「自分の力不足だ」と考える。
しかし物量志向と決定的に違うのは、漠然と努力不足だと考えるのではなく、「ここがまずかったから次はこの手で行こう」と戦略的に考える。
失敗を楽しむタイプだ。
こういう人は目に見えて伸びる
ちなみに日本人の6割は物量志向らしい。
以下、私用メモ
●初対面で感じる直感は、エピソード記憶と強く関連しており、正確ではない
●私たちは人を見るとき、ボトムアップではなく、トップダウン的に見てしまうから見誤る
●自己拡張コメントをしてくれる人の言葉を、人は妄信しやすい
●自分がしゃべればしゃべるほど、相手とウマがあうと感じやすい(ペーシング)
●長所ばかり並べ立てず、あえて短所も途中に織り交ぜたほうが胡散臭さがなくなる
●人は、うまくいくかいかないかが大体50%の状態で、一番興味を引く
●アメと無視
●「せっかく失敗したんだから、それを有意義に生かさないと損」という葉そうパターンを常に持てば、メンタル面の治癒が早く、自己洞察する力も育つ
●ビジネスで大成功している人は本当に昔の偉人のことをよく勉強している

人を見る目がない人 (セオリーブックス)
人を見る目がない人 (セオリーブックス) 植木 理恵

講談社 2008-04
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star一度読んでおいて損はない
starビジネスで成功する人
star「人を見る目がない人」の読み所

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『「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本』

小宮一慶さんの著書、「「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本」を読んだ。
本書は会計学などの知識がなくても、「会社の数字」の基本を理解することで大まかな経済の動きがつかめるようになっており、「数字には弱いけど仕事に必要な会計の知識を身につけたい」という人にはうってつけだ。
本書は8章からなっており、各章でまず会計の基本用語、その概念から読み取れる情報を解説し、その後実際の企業の事例を通して数字からその会社の状況を分析していくと言う流れになっている。
そのため非常に実践的な知識が初心者でも十分理解できる。
実際、例えば貸借対照表をどう読めばいいのか全く分からなかった私でも、どこに着目すればどんな情報が得られるのかが分かるようになった。
また、本書の根底にある著者の考え方も共感を呼ぶものだった。
第8章にて著者は経営計画について、まず利益から立てるものだと述べている。
まず必要な利益額を計算し、それを達成するために必要な売上高、経費を逆算していくのが正しいと言う。
そこには「売上高、利益は執念ではなく信念で出すものだ」という著者の哲学がある。

 私は、売上高は、企業と社会との接点だと考えています。企業が商品やサービスを提供した「対価」なのです。
(中略)
商品やサービスを提供してそれをお客様が買ってくれている結果が売上高ですから、売り上げをこれまで以上に上げること、つまり、より良い商品やサービスをこれまで以上に提供して、お客様や社会に貢献することに信念を持たなければなりません。
 利益は、①企業の延命、②未来投資、③従業員の福利工場、④株主還元、⑤社会還元(税)の手段です。
(中略)
そう考えると、ある意味、利益は自社や社会を良くするためのコストなのです。
(中略)
だから、適正な利益を出すことにも信念を持たなければならないのです。

扱っているテーマも、「外資ファンドに狙われるのはどういう企業か」「なぜ国の財政は破綻しないのか」など面白いものが多い。
お勧めの一冊だ。

「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本
「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本 小宮 一慶

東洋経済新報社 2008-01-25
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star神楽ポイント
starタイトルのインパクトと比べると
starタイトルより中身のほうがずっといい、会計試験の対策本の超掘り出し物

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『察知力』

サッカー日本代表、中村俊輔選手の著書、「察知力」を読んだ。
私は前からずっとお気に入りの選手が二人いて、その一人が「中村俊輔」だった(もう一人はイタリアのDelPiero)。
日韓ワールドカップ直前にやっとスタメン・トップ下でプレーできたにも関わらず、最終的にメンバーに選ばれなかったときは私も非常に悔しがったのを今も覚えている。
「中村俊輔が本を書いた」と聞いていったいどんな本を書いたのかと気になった。
「これを俊輔ファンが読む本で終わらせるのはもったいない」という評判を聞いて読んでみたが、本当に面白かった。
中村選手のプレーには華がある。
代名詞のフリーキックもそうだが、深い切り返し、正確なパスワーク、やわらかいボールコントロールなど、見ているだけで楽しませてくれる。
「天才」と称されることも多いが、実はその華やかなプレーの裏には多大な努力の積み重ねがあることは結構広く知られていることだと思う。
しかし、本書で語られる、中村選手のサッカーに対する「妥協なき姿勢」は想像を超えて泥臭かった。
彼は達成感を持つことなんて怖くて出来ないという。
満足感を得ることさえも怖いという。
満足したら置いていかれちゃう」という危機感がいつもあるのだ。
その背景には中学生のとき自分のやりたいプレーばかりをして試合からはずされ、その原因を考えずにふてくされた結果、無駄な時間を過ごし、ユースにあがれずおいていかれた「トラウマ」がある。
だからこそ彼は高校入学後、目の前の状況に対して「自分の求められていること」「自分の目標」「今取り組むべき課題」といったことを常に必死で考えながらサッカーに取り組んだ。
毎日サッカーノートを書いた。
満足することを恐れ、常に壁を求めてイタリア、スコットランドと環境を変えて、自分の引き出しを増やし続けた。
だからこそ昨年のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント抽選前に、「バルセロナと対戦したい」という発言が出たのだろう。
彼の姿勢から学ぶべきことは、サッカー選手でなくても大いにある。
「上司が自分を理解してくれない」
こんなときどうするか。
ふてくされて、そのままチームから外されるのか。
上司に媚をうるのか。
上司に求められていることを理解し、それに答えた上で「自分」を出す方法を探すのか。
非常に参考になる内容だった。
以下、自分用のメモ
●たくさんの引き出しがあれば、自分を信じることが出来るから、相手が誰であろうとプレッシャーをうけることはない
●新しい環境になじむ努力をしないのなら、環境を変えた意味がない
●自分を周囲に理解してもらう状況を作る
●周囲の批判や期待を、うまく自分の中でコントロールして受け止める
●「絶好調だ」「調子がいい」という浮ついた気持ちを持つことで満足し、「もっとやらなくてはいけない」という欲が薄れてしまってはダメ。

察知力 (幻冬舎新書)
察知力 (幻冬舎新書) 中村 俊輔

幻冬舎 2008-05
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star中村俊輔の トラウマ
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『人生は勉強より「世渡り力」だ!』

岡野雅行さんの著書、「人生は勉強より「世渡り力」だ!」を読んだ。
岡野さんと言えば痛くない注射器で有名だが、自身の成功にとって技術力と同じくらい「世渡り力」が重要だったと言う。
言い換えれば「人と情報のマネジメント力」である。
例えば優れた技術を開発したとしても、それが世の中でどれだけ需要があるのかという情報がなければ、適正な値段が自分でつけられなくなる。
だから取引先の大企業の顔色をうかがったりしないといけなくなる。
また、そもそも「今後こういう技術が必要となる」「あの企業がこの技術を高く買い取る準備がある」という最先端の情報が入ってこなければ、どこに資本を投入すればいいかの判断を誤ることになる。
そして、そういう情報と言うものは、人との付き合い、しかも最先端の情報を持っている人(大企業)から得られることが多い。
だから、チャンスは人が運んできてくれるものなのだ。
しかし、普段から人付き合いが出来ていない人では、人と一緒にチャンスは素通りしてしまう。
だからこそ、普段からどれだけ人付き合いにお金を使っているかが勝負なのだと著者は言う。
本書には著者が実際にどのように人と付き合ってきたかの実例が紹介されているが、「たかが下町工場」となめてかかってくる大企業に自分を安売りしないためどう頭を使ったか、義理人情を欠いた対応をしてくる相手をどうあしらってきたかが分かり、非常に面白い。
もちろん根本には、誰にも出来ない仕事をしているという強みがあるのだが。

世渡り力ってのは、こすっからく生きていく、安っぽい手練手管なんかじゃないぞ。人間の機微を知り、義理人情をわきまえ、人さまにかわいがられて、引き上げてもらいながら、自分を最大限に生かしていく”総合力”なんだよ。

以下、自分用のメモ
●商売の一番のポイントは、他人を儲けさせること
●ツイてる人間とつきあう
●自分の可能性を広げたければ、大法螺を吹いて自分を追い込め
●中途半端を突き抜けるには演出をみにつけること
●誰かが認めてくれるのを待たずに、認めさせるために、人脈でもコネでも何でも使ってアピールする

人生は勉強より「世渡り力」だ! (青春新書インテリジェンス)
人生は勉強より「世渡り力」だ! (青春新書インテリジェンス) 岡野 雅行

青春出版社 2008-06-03
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star喰いっぱぐれしない 安売りしない
star強烈なインパクトの『はじめに』に惹き込まれました
star「社会にもまれた」良識な人物に出会えます

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『「できる人」の仕事術&目標達成テクニック~なぜか、「人生が思い通りになる人」の技術と習慣~CD付』

箱田忠昭さんの著書、「「できる人」の仕事術&目標達成テクニック~なぜか、「人生が思い通りになる人」の技術と習慣~CD付」を読んだ。
20%の努力で300%の成果が出る。
それはなぜか。
著者は人生をよりよいものにするには、
●正しい目標設定
●正しい考え方
●必ず達成できる行動管理
●効率よく仕事をすすめる方法
●効率のよい勉強法
●人間関係を良くするコミュニケーション
の六つ全てが必要だと言う。
そして、それら6つのスキルを各20%だけ変えたとき、
1.2×1.2×1.2×1.2×1.2×1.2=2.98…
となり、300%の成果が出せ、給料だって3倍になると言う。
本書はこれら全てを1冊で学べるようにしたものだ。
しかもオーディオブックに使えるCDつきなので、かなりお買い得になっている。
ちなみにこの6つ、人生をよりよくするために必要な要素なのだが、結局のところ「目標を達成する、夢を実現させる」というところに行き着く。
何か夢を持ち、それを実現させるべく日々努力し、成長して心身ともに幸福になることが人生の意義だとすれば、まずは「正しい目標」を設定することから始まる。
そしてその目標を達成するには、前向きな考え方を身に着けなければならない。
また、その目標をいかに達成していくのかというロードマップを作成し、今日何をやるのかまで落とし込み、毎日着実にゴールに近づいていかなければそれは一生かなわない。
そのためには時間が有限であることを意識し、使える時間を確保する術を学ばなければならない。
そして、目標達成には「自己成長」がかかせない。
しかし、広く浅く身に着けたスキルでは勝負できない。
自分の強みを知り、それを伸ばさなければならない。
自分の強みとは「人との出会い」を通して知ることが多いので、コミュニケーションスキルも欠かせない。
仕事術としてでなく、目標をかなえる方法論としても読める一冊だと思う。
以下、自分用のメモ
●単なる願望は誰でも持っている、それを「目標」に変えねばならない
●目標の5つの条件―具体的(Specific)、測定可能(Measurable)、行動中心(Action-oriented)、現実的(Realistic)、期限を設定した(Time-limited)
●「快適ゾーン」「安全地帯」から抜け出せ
●最低なストレスが成長と成功を引き出す
●勝つためには決め球を絞り込め
●「クローズド質問」より「オープン質問」

「できる人」の仕事術&目標達成テクニック~なぜか、「人生が思い通りになる人」の技術と習慣~CD付
「できる人」の仕事術&目標達成テクニック~なぜか、「人生が思い通りになる人」の技術と習慣~CD付 箱田忠昭

フォレスト出版 2008-05-13
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『スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない!』

竹内一正さんの著書、「スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない!」を読んだ。
私はジョブズに、信念を貫き通す勇気をもらった。
21歳でアップルを創業し、25歳で株式上場し大富豪に。
iPodは一億台以上のメガヒットになり、音楽業界から世界のライフスタイルを変えようとしている。
また経営するピクサーでは、トイ・ストーリーなどのCGアニメーションを駆使した数々のアニメ映画を世に送り出し、大ヒットを続けている
そして今、iPhoneによって携帯市場をも征服しようとする
こうしてみると非常に華やかな人生だが、別の視点から見ると実はピンチの連続でもあったことが分かる。
自ら創業したアップルを自己中心的な性格が災いし30歳で追い出され、その後作った2つの会社、ネクストとピクサーは赤字続き
2つの会社の経営を続けるため、ジョブズは自らの資産をあてつづけた(その間10年)。
アップルによるネクストの回収と言う形でようやく舞い戻ったアップルも赤字で、以前のブランド力は既に失っていた
しかし、どんなピンチもジョブズはことごとく叩き潰してきた
本書はそんなジョブズの持つ強靭さを、「ビジネスへの執念」と「神のごとき交渉力」という切り口から解明する。
ジョブズははっきり言って、超自己中心的でわがままだ。
こんなエピソードがある。
あるアップルファンの取材者がジョブズにインタビューした際のやり取りだ(インタビューのやり取りは当たり障りがなく、好意的なものだった)。

 「さて、現在あなたは四四歳ですが、もし二五歳のときの自分にアドバイスをするとしたらどんなことを言いますか」と聞いたときだった。
「こんなバカげた取材なんか受けるんじゃない! と言うね」
 ジョブズを引き立てたかった取材者はショックを受けた。そこに追い討ちがかかる。
 「オレはこんな最低なことに時間を使うほど暇じゃない」
 これで取材は終わった。

「私は以前、薬物中毒のロック歌手なんてのも取材したけど、もっとましだったよ」とは取材者の後日談だ。
「マスコミ関白」もジョブズの前では「ジョブズ関白」に逆転してしまうという著者の比喩は超面白かった。
このようなわがままぶりが災いすることもあるが、時に飛び切りの成果を生み出す。
ジョブズは「ノー」を受け取らない、「出来ない理由」に興味がない。
悪く言えば現実を見ようとしないが、だからこそ究極の理想から発想を始められ、現実をひざまずかせ革新を起こす。
マッキントッシュ誕生秘話が面白い。

 さて、手に入れたマッキントッシュ・プロジェクトの当初の開発期間は、なんと一二ヶ月だった。不可能と断言できる日程だ。ジョブズだけが、そう考えなかった。彼は、不可能な要求を突きつけ、技術者たちの「ノー」が耳に達する前に消えてしまう戦術を取った。
 ある日、若きジョブズは設計会議で、持っていた電話帳をいきなり机の上に放り投げた。そして、マッキントッシュの大きさに注文をつけた。
 「大きさはこれ。消費者に受け入れられる限度だ。これ以上大きくすることは許さない。」
 次に形にこだわった。
 「ずんぐりした四角いコンピューターにはあきあきだ。横長じゃなく縦長にしたらどうだ」
 技術者たちは唖然とするしかなかった。

ちなみに当事一番小さいコンピューターでさえ、電話帳の倍はあったそうだ。
まるで現実を見ないで、不可能な要求を突きつけたのだが、結果はどうだったか。
ジョブズという「乱世」がシリコンバレーの技術者のチャレンジ精神に火をつけ、不眠不休で製品作りに格闘させた。
どんな言い訳も聞かず、「期待している、君たちなら出来る」と言い続けた。
それが彼らの自尊心に火をつけ、「世界を変えるようなものを作ってやる」という野望が無謀を可能に変えた。
どんな現実の前にも妥協せず、最高の結果だけを「わがままに」求めたからこそ、革新が生まれたのだ。
ジョブズの交渉術も「わがまま」だ。
ジョブズは自分と相手の立場に関係なく、必ず相手のキーマンにアタックをかける。
エレクトロニクスに強い興味を持ったジョブズは13歳のころ、周波数カウンターを作ろうと考えた。
しかし部品が足りない。
さてどうするか。
なんと、13歳の子どもがヒューレット・パッカードの社長ビル・ヒューレットにいきなり電話をかけ、20分も話した挙句、部品を送ってくれと頼んだのだ(ちなみに成功し、夏休みに会社でアルバイトをしないかとも誘われる)。
年を経て丸くなるかと思えばとんでもない。
1976年の第1回パーソナルコンピュータ・フェスティバルで広告の必要性を感じたジョブズは、レジス・マッケンナ・エージェンシーに自社製品を扱ってくれるよう頼む。
しかし「設立間もないアップルは当社に見合わない」と断られる。
あきらめて他を探すかというと、とんでもない。
彼はその後1週間電話をかけて新製品を見てほしいと言い続けた。
ついに製品を見てもらうことに成功するが、そこでも断られてしまう。
今度はキーマンであるマッケンナに毎日3回も4回も電話をかけ、ついには本人と話すことに成功し、事務所に呼ばれた。
マッケンナは直接会ってあきらめさせるつもりだったが、ここでジョブズは契約するまで帰らないと駄々をこねる。
気がつくとマッケンナは取引に合意していた。
この「わがまま」な交渉力は資金集め、取引など、様々な面でピンチをチャンスに変えた。
しかし、ジョブズのこれだけの傍若無人な強靭さを支えるものはいったい何だろうか。
それはお金ではないことは確かだ。
30歳でアップルを追い出されたジョブズには、数百億の資産があった。
この時点でリタイヤしても、十分贅沢に暮らせるだけの財力は持っていたのだ。
しかしジョブズはその財産を用いて、2つの会社を経営すると言う新たな挑戦を選んだ。
赤字が続き、資産がついに数十億円まで減っても頑なにあきらめなかった。
今の彼は年俸1ドルのCEOである。
著者はジョブズの強靭さを支えるものを、ビジネスへの執念だと言う。
私もそう思う。
「The only way to do great work is to love what you do.」とはスタンフォード大学卒業式での彼の言葉だが、これが全てだろう。
彼は自分の仕事と、その挑戦を愛しているのだ。
彼の挑戦し、革新を起こし続ける姿は、私を含めどれだけの人を勇気続けているのだろうか。
最後に著者の名文を紹介して、終わろうと思う。

 負けが込んでいるときは、戦いの土俵から降りることも現実的な選択だと、世間では教える。傷口を広げないために「賢明な判断だ」と表現し、周りも納得する。
 だが、「あきらめない」という凡人にとっては賢明と思えない判断にも、勝機はある。最後の最後まで土俵から降りないとき、突然道が開ける。そんな例が私たちの周囲にも少なからずあるはずだ。ジョブズも、ピクサーとネクスト社での「暗黒の一〇年間」の戦いで、それを証明してくれた。

以下、自分用のメモ
●3分間で100億を生むプレゼンは、製品を熱く語り、ビジョンを信念で包むことで生まれる(じらし、起伏、完璧な照明)
●ダムにためた水の量が多いほど、放水時の勢いは増す
恩や義理などの過去のしがらみで判断を鈍らせてはならない。いいリーダーの条件は、過去のしがらみに左右されないこと。
強靭にかなえたいことは、相手の手柄を奪ってでもかなえるべき
●嫌なことをやり遂げてやっと好きなことが出来る
●常識の限界で立ち止まっている部下には背中を蹴飛ばしてやる
●市場調査に頼って商品を作ると「ちょっといいもの」で終わる
●障害は全て自ら取り除く
ピンチは嘆くものではなく、乗り越えるものだと考える人だけが、チャンスの入り口に立てる
●斬新な商品がヒットするには、競争に勝つ前に、固定観念に打ち勝たねばならない

スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)
スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48) 竹内 一正

経済界 2008-05
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おすすめ平均 star
starジョブズにだけ 使える魔法
starカリスマの条件
starキーマンとの直接交渉、物怖じしない姿勢。

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『ラクをしないと成果は出ない』

日垣隆さんの著書、「ラクをしないと成果は出ない」を読んだ。
著者の言う「ラク」とは例えば、「どうせ同じ自給800円ならなるべく楽をしよう」といった後ろ向きの楽ではなく、「今3日かかることを1日で終わらせる効率のいい方法を考えて、残りの時間をもっと成果の出せることにまわそう」というより生産的な「楽」である。
そして、この「ラク」の仕方はゼロから自分で築き上げるよりも、既にあるノウハウを組み合わせて自分に合う形にアレンジしたほうがずっと効率がいい。
また、何もかもを自分でやろうとせず、人に頼んだほうが早いものはどんどん頼み、自分は自分のやるべき、代替性のない仕事をやるという具合に、選択・集中するのもラクをしてより成果を出すポイントである。
本書は「ラクをしてより成果を出す」ための考え方を100個の項目によって解説する。
一つなるほどと思ったのは、「人から薦められたものは、無理をしてでも即日取り入れる」というもの。

誰かに薦められたら、すぐさま取り入れないと何も教えてもらえなくなり、人とのネットワークも脆いものに変わってしまうものです。
自分が薦めたものを取り入れ、喜んでくれる相手には、誰だってますます何かを薦めたり、教えたくなります。だったら実行しない手はありません。

なるほど、人からせっかく薦められたものをはねつけることによって機会を失うくらいなら、「つまらなくてもかまわないから即刻やってみよう」という姿勢でいるほうがよっぽど生産的だ。
100の中には当然納得できるものと納得できないものがあり、今すぐ使えるものと自分にはあわなそうなものもあった。
だが、1500円と本書を読むのに必要なかかった時間というコストを考えると、1つでも今後使えそうな考え方があれば、それを用いることで今後どれだけの差が生まれるかを考えれば、それは「ラクをして成果を出した」ことに他ならない。
買うかどうか迷うなら、思い切って買うのをお勧めする。
以下、自分用のメモ
●情報とは「出会う」もの
●何かアイデアを思いついたら、秘宝のごとく抱え込まず、人に揉んでもらう
●全てのアイデアは制限から生まれる
●仕事の量は、完成のために与えられた時間を全て満たすまで膨張する
会社がどう成り立つのかを知るために、簡単な会計学の本を読む
●全ての会社員は副業をするべきで、その際のポイントは最初から黒字にすること
●商売の基本原則は3つ―安く仕入れて高く売る「流通」、違うものを組み合わせて新しいものを作る「製造」、付加価値をつける「サービス」
●独立するとき、取引先が1社しかないなら時期尚早
●やらないことリストを作る
●1時間飽きさせずに話せればお金になる

ラクをしないと成果は出ない
ラクをしないと成果は出ない 日垣 隆

大和書房 2008-05-23
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star補助輪 無しの喜び
star100項目実行したらラクではないが…
star逆説的だが、表面的

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『調べる技術・書く技術』

野村進さんの著書、「調べる技術・書く技術」を読んだ。
本書はノンフィクション・ライターである著者が、自身の知的生産術について解説したものだ。
中身は8つの章から構成されており、
●テーマを決める
●資料を集める
●人に会う
●話を聞く
●原稿を書く
●人物を書く
●事件を書く
●体験を書く
と、最初のテーマ決めから原稿完成までを丁寧に網羅している。
本書には著者がノンフィクションについて、描いた人物の像が読者の脳裏に浮かぶかどうかが成否を分けると述べている記述があるが、本書はまさにノンフィクション・ライターの仕事風景がイメージできるようになっている。
ライターを目指す人は、一読しておくと自分の将来がイメージしやすくなると思う。
本書で私が興味を持ったのは、テーマ決定のチェックポイントの2つ目に著者があげている、「②未来への方向性を指し示せるか」の部分だ。
ノンフィクションというくらいだから事実が求められているのは確かだ。
しかし、単に事実だけを並べて「論」に走るのではなく、あくまでも事実の集積を通して「書き手の主張」を伝えなければならないのだと言うのだ。
私たちがどのような未来に向かっていて、どのようにそれを切り開いていけばいいのかを、読者に提示しなければ、いいテーマにはならない。
世の中に対して何らかの問題意識を持っていて、その真相を分析し、自分の考えを世に広めたい、そのような人にはノンフィクション・ライターは天職かもしれない。

調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)
調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940) 野村 進

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就職活動の成功って、何だろうか。
内定を取ること?
後輩が面接に合格し、内定を取ったと言ってきた。
祝福した後、「志望動機はなんだったの?」と聞いて見た。
「機械を操作して部品の製造を通して~なんちゃらかんちゃら~車などを作ることに興味がありました。」(と面接官に答えたらしい)
ボー読み出し、実感がこもってないので、あらかじめ用意した台詞のように感じた。
そこでもう一つ質問してみた。
「で、何でその会社に入ることにしたの?」
「とりあえず生活できればいいので、働けるならどこでもいいと思って…」
なるほど、志望動機は面接に受かるための「建前」であり、本音は別のところにあるわけだ。
相手の受けがよさそうな答えを本音かどうかに関わらずあらかじめ準備しておいて、気に入られようと頑張る。
これって、結構たくさんの人がやっていることだと思う。
私の就職活動中もそういう人はいたし、6人でグループ面接していたとき、私以外の5人が明らかにこの手だったこともある。
でもこれって、嘘をつくことじゃないだろうか。
しかも、相手に対してだけでなく、自分に対しても嘘をついているのが非常にまずい。
面接では内定を取るために、本当の自分ではなく、その企業にぴったりの優秀な架空の人物Aを演じる。
そんな演技を見抜ける企業ならその人は「不誠実な人物」として片付けられるだろうし、見抜かれず内定を得ようものなら、それは嘘で相手を騙したことになる。
相手が必要なのは架空の人物Aであり、あなたは必要ないかもしれないのだから。
でもそれ以上に自分に嘘をついているのがまずい。
「ありのままの自分では認めてもらえない」と自分を卑下することに他ならないからだ。
そういう人は本当の自分に向き合って、自分の嗜好性に合う環境を見つけることはまずできない。
自分に価値があるという自信がないから、前向きな目標も生まれず、当然そこから俯瞰逆算的に考えてどのような職場を選べばいいか、絞り込めないのだ。
結局自分に合わない企業を選んでしまったことに後で気付いても、自分に自信がない人に転職なんてできないだろう。
リストラや倒産におびえながら会社にしがみつく毎日が続くと思うとぞっとする。
私は就職活動を、「自分はこういう人間だから、そういう人材がほしいかどうかは後は皆さんで決めてください」くらいのスタンスでいいと考えている。
だから結局のところ、就職活動の成功は、「志望動機とその会社を選んだ理由が一致するような会社を選ぶこと」だと私は思う。

『はじめての課長の教科書』

酒井穣さんの著書、「はじめての課長の教科書」を読んだ。
はじめての、中間管理職である「課長」に焦点を当てたビジネス書だ。
欧米にはそもそも「課長」というポストがない。
日本はマネジメント理論を基本的には欧米から輸入しているため、日本において重要な位置を占めている「課長」という大切な役割が、もはやこの先なくなるものかのように考えられている。
しかし、現実に今日本の企業において、課長が果たす役割は大きい。
課長には「ミドル・アップダウン」な活動が求められる。
その最も大きな役割は、部下のモチベーションを管理することと、企業のトップが描く「夢」と末端社員が見る「現実」の橋渡しをすることの2つだろう。
まず課長には「下向きの目線」が必要だ。
成果主義による外側からの圧力で部下を動かすのではなく、より本質的な、部下の内側から湧いてくるモチベーションを管理することで、部下が自らの力を最大限に発揮できるよう努めなければならない。
そして同時に、「上向きの目線」も求められる。
企業のトップは壮大な「夢」を描くが、往々にしてトップは現場に精通していないため、具体的に何をすればいいのかを分かっていない場合が多い。
そこで、日々現場に直面している末端社員からの「現場情報」と上から送られてくる「夢」を結びつけ、具体的な実行策に落とし込む「知識創造」が課長には求められるのだ。
つまるところ課長は、チームを結成し、組織のビジョンに精通し、かつ現場状況を考えつつ、具体的なアクションを考え、実行すると言う、「ベンチャーの社長」のような役割が求められるのだ。
本書はそこに注目し、
●課長とは何か?
●課長の8つのスキル
●課長が巻き込まれる3つの非合理なゲーム
●避けることが出来ない9つの問題
●課長のキャリア戦略
という章立てで課長について解説した、まさに「教科書」だ。
しかも本書は、時として課長が向き合うことになる「非合理」や「不条理」に対して理想論をかざすのではなく、どううまく対処することで切り抜けられるかという視点で語られるため、非常に実践的で、即効的である。
これから課長になる人や今課長である人はもちろん、課長の重要性を再認識する意味でも経営者の人たちにも一読を強く勧める良書だった。
以下、自分用のメモ
●部下が「自分は会社に必要とされている」という実感が持てるよう管理することが、モチベーション管理の重要なポイント
●部下のプロフィール(家庭環境、性格、長所、短所、モチベーションの源泉)などを熟知するよう努める
●成果主義はときにチームワークを破壊する
●異なる価値観を持つ世代同士をまとめる上で共通の価値観である「顧客第一主義」は橋渡しになる
●風通しの良い(情報共有を徹底している)企業=イノベーションが起こる可能性がある、役割分担が明確な企業=イノベーションが起こらない
●部下が「何かあれば課長に守ってもらえる」という実感を持って、安心して業務に取り組めるような環境を作る
●部下を褒めるとは、感謝を示しつつ部下の進むべき方向をはっきり示すこと
●褒める、叱るの反対は「無関心」
●事業に成功して株式上場までいけるのは、1000社に2、3社程度でギャンブルであり、背水の陣で挑んではいけない
●社会はアイディアよりも、アイディアを形にするために、無理のない戦略を構築し、人を説得することに長け、資金を集められる経営者を求めている

はじめての課長の教科書
はじめての課長の教科書 酒井穣

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