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Author Archives: 河村 拓

『なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?―逆転発想の時間術』

夏川賀央さんの著書、「なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?―逆転発想の時間術」を読んだ。
どこを見るかによって、「効率的である」ということと、「非効率的である」ということは大きく変わってくる。
目先の効率ばかりに目を向けていると、長期的には実に非効率的なことをしていることは良くあると思う。
例えば最近では速読が注目されているが、あらかじめ目的を定めて、そこに絞って必要な部分を取捨選択して読めば、確かに目先の目的を達成する上では効率がいい。
しかしそれは、目的を絞る上で「イメージしていなかった要素」までも取り除いてしまうことになり、もしそのイメージしていなかった要素に予想だにしなかった偶然の出逢いや発見があっても、それをスルーしてしまうことになる。
「イメージしていなかった要素」にこそ自分の知らない世界があるかもしれないのに、それを捨てるとはつまり、自分の幅や視野を広げる機会を捨てて、今の枠の中にとどまることを選択したのと同じなのだ。
仕事でも例えば、積み重なっていく目先の仕事に没頭するあまり、ぼーっと何かについて考えるような、思考をめぐらす時間が無駄として排除されていることってないだろうか。
しかし、「この仕事を劇的に効率化するような、ブレイク・スルーってないだろうか」と何もせずただ考えることが、もしかしたら仕事そのものの効率化をもたらすアイディアにつながるかもしれない。
目先の効率化ばかりを求めてこういう一見無駄な時間を排除していると、今のルーティーンから抜け出せなくなり、その上の発展やイノベーションは期待できない。
無駄の中に含まれるあらゆる可能性に目をそむけてしまうのは、あまりにもったいなくないだろうか。

むしろ”非効率な行動をどれだけ効率的にやるか”のほうが、ずっと重要なのではないか―ということなのです。

自己投資として、セミナーに行ったり、本を読んだりする。
ルーティーンワークは出来るだけ効率化しつつも、それによって捻出した時間で「考える時間」を確保して、新しいアイディアや発想を練ってみる。
今すぐ成果はでないかもしれないが、長期的に見れば自分にとって大きなリターンとなるような、そういう活動をどれだけ上手に取り入れられるかが、本当は重要なのだと思う。
むしろ、そういう「緊急ではないけど優先度の高い時間」こそが大事だと思うので、あらかじめその時間を天引きするくらいでちょうどよさそうだ。
「予期しなかった偶然の出逢い」=「セレンディピティ」の感度を高めたい人は、是非本書を読んでみてください。
泉正人さんの「最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術」とあわせて読むと、効果的だと思います。

なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?―逆転発想の時間術
なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?―逆転発想の時間術 夏川 賀央

アスペクト 2008-05
売り上げランキング : 122856

おすすめ平均 star
starシンプルでわかりやすい。
starポジティブなビジネス書

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『図解本小が大に勝つための会計学』

笹原清明さんの著書、「図解本小が大に勝つための会計学」を読んだ。
「小が大に勝つ!」というと会計学の知識で中小企業が大企業を倒してしまうようなイメージを持つ。
が、本書はそうではなく、中小企業の社長たちが持つ「商売の知恵」を題材に、基本的な会計知識を抑えることを目的にした一冊だ。
本書は高等な会計学を扱っているわけではないので、これを読んだからといって中小企業が大企業に勝つことはまずないと思う。
しかし、黒字倒産と聞いて「何で黒字なのに倒産するんだ?」と不思議に思ったり、「同じ決算書でも損益計算書とキャッシュフロー計算書では出てくる金額が違う」と聞いて「え?」と思ってしまうような人には、お勧めだ。
会計がちんぷんかんぷんと言う人も、本書では基本的なことだけを簡単にまとめているので、本書を読めば会社がどのように資金を動かしているのかがイメージできるようになると思う。
会計学の基本を抑えたいという人に、お勧めです。
以下、私用メモ
損益計算書とキャッシュフロー計算書を両方見てはじめて舵取りが出来る
会計学では在庫を経費に含めない→売れ残ったのに税金が増える

図解本 小が大に勝つための会計学 (中公新書ラクレ)
図解本 小が大に勝つための会計学 (中公新書ラクレ) 笠原 清明

中央公論新社 2008-06
売り上げランキング : 199461

おすすめ平均 star
star小が大に勝つため?
star会計のイロハ本
star小さな会社でもやっていけるという勇気を貰いました

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『ベンツを買って丸ビルに行け!~銀行から100億円引っ張った元銀行員が教える!裏経済学~』

小堺桂悦郎さんの著書、「ベンツを買って丸ビルに行け!~銀行から100億円引っ張った元銀行員が教える!裏経済学~」を読んだ。
5年連続で赤字を垂れ流し、しかもその半分が社長のベンツが原因という、
「お前はもう死んでいる(本文より引用)」
状態の会社を、のんきな社長とコンサルタントの小堺さんの二人で丸ビル進出にまで導く物語である。
全編ストーリー仕立てになっていて、中には「粉飾」や、「会社の経費で愛人のマンションを借りる」など、かなりきわどいテーマもある。
まさに経済は欲望で動いているということか…。
物語を通して、銀行からの資金調達や不動産経営などの会計理論が学べるようになっているようだが、正直私には非常に理解しづらかった。
ひたすら物語が続き、まとめや解説がないため、どこがポイントなのかつかめなかった。
最後はエンターテイメントだと割り切って流し読みしてしまった…。
正直、よくわかりません。

ベンツを買って丸ビルに行け!~銀行から100億円引っ張った元銀行員が教える!裏経済学~
ベンツを買って丸ビルに行け!~銀行から100億円引っ張った元銀行員が教える!裏経済学~ 小堺桂悦郎

フォレスト出版 2008-07-18
売り上げランキング : 111718

おすすめ平均 star
starタイトルはキャッチーだけど……
star暇つぶしとして
star疲れる文章…

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ブログを始めて4ヶ月以上たちました。
毎日ビジネス書を一冊更新する、という方針で
落ち着いたように思いまして、
タイトルをもっと分かりやすく
「LEMONedの一日一冊ビジネス書」に変更しました。
あと、タイトルの背景を浮き出る感じに変えてみたりもしたのですが、
ブログのデザインを全体的にもっと無駄なくスタイリッシュにしたいなぁ。
なにはともあれ、これからもよろしくお願いします。

『一番になる人』

つんく♂ さんの著書、「一番になる人」を読んだ。
この本はやばい…!」というのが、読んだ後の率直な感想だ。
私は小学校高学年から中学校までの間シャ乱Qのファンで、今でもシングル曲は全部持っている。
それで興味を持った本書だが、読んで本当に良かった。
私から見ればつんく♂ さんは大成功をおさめた人物だ。
しかしつんく♂ さんは自身を凡人だと断言し、凡人だからこそ天才をとことん研究し、どうすれば自分も一番になれるのかを考え抜いた結果、今の自分があるのだという。
凡人だと自覚しながらも、暗中模索の末に自分の好きな分野で一番になってみせたつんく♂ さんの哲学からは、同じく凡人である私を含む多くの人々にとって必ず学ぶべきところがあるはずだ。
1.「すべては妄想から始まる」
つんく♂ さんが自身がミュージシャンとして活躍している姿を妄想したように、私たちの多くも妄想を描く。
では、妄想を現実に変えられる人と妄想のまま終わる人の違いは何かというと、それは妄想を実現させるまでの過程も妄想できるかどうかだったのだ。

妄想を頭の中においておくだけだからただの妄想に終わってしまうのであって、人前で宣言することで妄想は立派な「計画」になり、「予定」になると考えたのです。

一見、たわけた妄想も、そこに至るプロセスを細かく分解していくと、「ビラを毎日、配るだけ」という誰もができる単純作業に行き着いたのです。

(中略)それでも百をめざして努力すれば、少なくとも十くらいまではたどり着ける。運や風向きがよければ、百を超える可能性も出てきます。

最初は妄想でいいのです。
充分に妄想を楽しんだら、次にはそれを実現させるための方法まで具体的に妄想してください。具体的なイメージができてきたら、それはイメージトレーニングとなり、夢を実現していくうえでの青写真となるのです。

私は目的がありつつも、それを実現していく過程をいまいちイメージすることが出来ずにいる。
本に何かヒントがあるのではとも考えたが、そうではなく、私には「妄想力」が足りなかったのではないか。
やるべきことは分かった、一日30分妄想である!
「ビラを毎日、配るだけ」になるまで、妄想あるのみ。
2.天才を徹底的に研究する凡人が天才を超える
シャ乱Qもデビュー後の2年間は全く売れない時期が続いた。
その時つんく♂ さんは自分が凡人であると気づいたそうだ。

自分と同じ分野の天才を前にした場合、人間の心理は二つに分かれると僕は思っています。
彼らは天才だから、自分とは出来が違うんだと思ってしまう人。
彼らは天才だから、少しでも彼らに近づけるよう、彼らを研究してみようと思う人。

つんく♂さん さんは後者だった。
同じ凡人でありながら売れている人や、天才を研究することで、どうすれば自分も売れる凡人、売れるプロになれるのかを考えたのだそうだ。

天才と呼ばれるほどの人は、あるとき素晴らしい曲や詞といったものが天から降りてくるのかもしれません。
でも、僕のような凡人、天才でない人間はそのノウハウを研究し、コツコツやっていくしか道はないのです。

天才が三回でできることを、凡人は百回、二百回と練習しなければならない。
しかし、百回、二百回と繰り返すからこそ、天才には見えてこない「コツ」や「ツボ」が見えてくる。
それを人に教え始めると、ますますノウハウが洗練されていく。
つんく♂ さんがシャ乱Qで手にした成功を、同じくプロデューサーとしてモーニング娘でも実現できたのは、自分のノウハウを洗練させてきた経験があったからこそだったのだ。
天才は一瞬まぶしい光を放つが、何曲も曲を作っていればいずれネタがつき、才能が括弧する。
しかし凡才は元々才能がないがゆえに、才能が括弧することはなく、むしろじわじわと増やしていける。
そして、いずれは天才をも超えるかもしれないのだ。
3.好きなことだからこそ没頭できる
改めて、好きなことを見つけることの大切さを確認させられた。
よく間違えることだが、「好き」と「得意」は別なのである。

けれど、どんなに「得意」なことでも、「好き」という感情にはかなわない。
(中略)
何かを好きになる。その瞬間、人はそのことに関して、抜きん出た存在になる。
(中略)
子どもにしろ、大人にしろ、人は好きなことには、全身全霊で取り組むことができます。(中略)それは決して努力してだせるものではありません。しょせん「努力」で出せるエネルギーは、「好き」で出せるエネルギーの比ではないのです。
(中略)
「一番になる人」は例外なく、「好き」をとことんきわめた人といえます。

私はスティーブ・ジョブズの“The only way to do great work is to love what you do”という言葉に強く影響を受けたのだが、本書を読んで、好きなことだからこそ進んで自分の全エネルギーを注ぐことができるのだと改めて思った。
ある意味、ある対象に対する愛情こそが、最大の才能なのかもしれない。
音楽に対して「好き」という感情を持っていたつんく♂ さんは、そういう意味でまぎれもなく天才だったのではないか。

成功している姿を妄想するのが楽しくて仕方がなくて、そこにいたるまでの道筋も妄想することができて、それを実現するためにはそれこそ成功者を徹底的に分析して、百回でも二百回でも練習をすることになったとしても惜しくはない。

そう思えるような対象を見つけた人こそが、「一番になる人」なのだなと今確信した。
他にも「アメーバのように生きる人」という、やはり自分の理論に固執することなく素直になることが大切なのだなと感じさせるテーマや、「サクセスストーリーはピンチヒッターからはじまる」といった、面白いテーマがいくらでもある。
是非、読んでみてください。
以下、私用メモ
失敗やトチリの妄想は、それを回避する方法や注意を促してくれる
●二時間のステージをイメージするのに二時間かけるくらいシミュレーションする
自分はこうだという枠を決めず、アメーバのように生きる
●人が面倒くさがるような仕事にこそ、大きな宝物がある
自分のやりたいことだけをやってきたわけではない、サクセスストーリーはピンチヒッターから始まる
●自己の満足は大衆の満足ではない
●締め切りは、人間の力を目一杯に引き出す装置
●突っ込まれるシロを持つ
何か分からないけど不安だと、恐れながら道を進むのは、気持ちにブレーキをかけながら進むのと同じ。むしろ、不安材料を全て書き出し、そうなったときの対処法を書いておいて、安心して全力で挑む

一番になる人
一番になる人 つんく♂

サンマーク出版 2008-08-05
売り上げランキング : 6632

おすすめ平均 star
star妄想は、きっと
star説得力を感じました
star締め切りだけは絶対に守る

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『小さなニュースに火をつけて売る! ~‐パワーブロガーはお客をこうつかむ』

松本拓也さんの著書、「小さなニュースに火をつけて売る! ~‐パワーブロガーはお客をこうつかむ」を読んだ。
本書は大きく分けると、
●どうすればパワーブロガーになれるか
●一般ブロガーやパワーブロガーを動員していかにプロモーションを行うか
の2部構成だ。
が、前者についてはブログとSNSの合わせ技で
●たくさんの人に楽しんでもらえる日記を書く
●人気日記のエッセンスをまねる
●積極的に他者のサイトにコメントを書く、足跡を残す、お気に入りに登録するなどして、自分のサイトを知ってもらう
●更新頻度を上げる
など、わりと思いつくものが多く、特に目新しい発見があるわけではなかった。
(ちなみに私はmixi等は今のところ利用していない)
なので、よりビジネスよりな後者の視点で読むと本書は有益だと思う。
さて、その後者の内容だが、抽象化されたエッセンスが詰まっているというよりは、著者が実際に手がけたプロモーションの具体例が多く紹介された事例集だなと感じる。
最近ではブログの口コミパワーに注目した、「プレスブログ」(株式会社エニグモ)などの個人ブログを活用したプロモーションサイトが登場しているが、こういった試みはやはりまだ試行錯誤といった段階で、未知の部分が多そうだ。
逆に言うとまだまだ開拓されていない分、自分なりに研究してエッセンスを抽出し、発想を練っていけば、大きなビジネスモデルへの一番乗りも期待できる分野なのではないだろうか。
その点で成功パターンをつかんでいる著者の手法は格好の学習材料だと思う。

『人を動かす 新装版』

D・カーネギーさんの著書、「人を動かす 新装版」を読んだ。
本書は人に好かれ、人を説得し、変化させ、動かすのに必要な人間関係の原則をまとめたものである。
一冊を通して伝わってくるのは、以下の二つのメッセージだった。
●人に反感を与えながら何かを得ることはできない
●人は誰しも自己重要感を欲している
自分の過ちを素直に認められる人は確かに素晴らしいが、そういう強い人ばかりではないのが事実なわけだ。
自分自身に関しては素直に過ちを認めることを戒めつつも、他人に関してはいかに自尊心を傷つけず、反感を与えずに自己説得させるかを考えなければいけない。
実際にそれをどのように行えばいいのか、本書は非常に具体的にまとめている。
特に、部下を持つ人やマネジャー職の人には読む価値にあふれた一冊ではないか。
さて、どうやら私には「誠実に人に関心をよせる」ということが出来ていないようだ。
「単に人を感服させてその関心を呼ぼうとするだけでは、決して真の友を多くつくることはできない」という一説が本書に登場するが、読んでいて耳が痛かった。
どうやら私は自分自信に対して夢中になるあまり、自分を知ってもらうことばかり考え、相手に関心を示して理解しようという姿勢が足りなかったようだ。
その証拠に、私は人の名前を覚えたり、誕生日を覚えたりするのが苦手である。

「われわれは、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる。」

先日読んだ本にも書いてあったが、人に知り合ったら誕生日を聞き出しておき、当日に祝電や手紙を贈るようにすると、相手に大変良い印象を与えるようだ。
乗り越えるべきハードルはいくつかあるが、まずは相手に関心を向ける訓練として、名前を覚えることと、誕生日カレンダーを作ることの二つを始めようと思う。
※BJさん、紹介していただき、ありがとうございました!
 非常に面白かったので、もう一冊の「道は開ける 新装版」も
 今度買って読もうと思います。

人を動かす 新装版
人を動かす 新装版 デール カーネギー

創元社 1999-10-31
売り上げランキング : 61

おすすめ平均 star
star読めば読むほど味が出る本
star一部のポイントだけを抜粋して読むなら良い本
star他人に動いてもらうためにはどうすればいいのか

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『トップセールスの頭の中』

田中徹さんの著書、「トップセールスの頭の中」を読んだ。
営業を効果的に行うヒントはたくさんあるが、結局のところ、
1.事前に情報収集
2.商談可能客の訪問
3.受付突破
4.アイスブレーキング
5.商談でのヒアリング
6.プレゼンシナリオの準備
7.プレゼンテーション
8.条件の応酬
9.受注後すぐの営業活動
のセールスステップを1段ずつ効果的に、素早く駆け上がる工夫を凝らし、また、受注が思わしくない状況でも、どの段階でつまづいているのかという視点で自分の営業活動を分解し、自身の問題を見極め、修正することが重要なのだと感じた。
本書ではこの9つのステップを効果的にするヒントを中心に、誰でも実践できる効果的な営業方法が解説されている。
商談可能客の訪問
●売れているほど、実営業時間比率が高い
●実営業時間比率40%以上確保が目標
●→スケジュール管理
アイスブレーキング
●トップセールスマンはお客様と仲良くなるのがうまい
●仕事とは関係ない話で共通点を見つける
●名刺交換の時間はチャンス
●季節・道楽・ニュース・旅・テレビ・家族・健康・趣味・衣食住
●自分の売りや特徴を言い切る
商談でのヒアリング
●困っていること、不満に感じていることを聞き出し、その不満を解消するために提案をするのが営業
●他の人の不満を引き合いに出すとうまく行く
●キーマンじゃなければ、営業先の相手を自分の営業の分身にしてしまう
プレゼンテーション
●結論から話す(最後まで聞いてもらうため)
●「もし、仮に」という言葉をつけて、導入を前提に話す
●質問には、説明ではなくお勧めで返す
受注後すぐの営業活動
●一番満足度が高く、警戒心の低い今がチャンス
●追加発注、リピート受注、別商品受注、紹介獲得を狙う
その他
●値引きするときは変わりに紹介してもらう
●365日知り合い記念日カレンダーを作る

トップセールスの頭の中
トップセールスの頭の中 田中 徹

日本実業出版社 2007-12-20
売り上げランキング : 65706

おすすめ平均 star
star難しくない!
star信憑性に疑問
star使える営業本です。

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『フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術』

寺田昌嗣さんの著書、「フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術」を読んだ。
「1冊10分とか、10倍の効果とか、またおかしなこと言ってるよ!」と思うかもしれないが、右脳や潜在意識を使うなど抽象的でつかみにくいフォトリーディングとはまた異なり、本書は論理的で「まとも」な内容だ。
「オレはフォトリーディングなんて信じない、でも出来れば本は速く読みたい」という人は、読んでみてほしい。
さて、そもそも何故速読が必要なのか、著者の主張をまとめてみる。
本を読むことは確かに成長につながる行為だが、どれだけメリットを得られるかは、

本のコンテンツ力=著者の力×あなたの経験値

で決まる。
つまり、いくら著者が素晴らしいことを書いていても、読む側がそれを理解する土壌・バックグラウンドを持っていなければ、得られるものも少なくなってしまう。
さらに、読書を投資と捉えた場合にどれだけ効率よくリターンを得て実践に生かせるかは、

読書の投資対効果=(著者の力×あなたの経験値×あなたのビジネス力)/読書にかけたコスト

で決まる。
さてあなたはどうやって投資対効果を10倍にするだろうか。
自分の経験値やビジネス力を10倍にするのは非常に難しい…。
そこで読書にかけたコスト、つまり「読む時間」を1/10にしてしまおうというわけだ。
フォーカス・リーディングは選択と集中だ。
徹底的に無駄を排除して、いいところだけを手に入れる。
そのため、まずは俯瞰的に全体像を把握しつつ、今読んでいる部分が全体のどこに位置しているのか常に把握し、さらさらと読み飛ばしながらも重要な部分ではしっかりとアンテナを反応させる能力が必要になる。
さらに、アンテナをより強力にするためには、あらかじめその本から何を得るのかという、目的を明確にしなければならない。
読んだ後の感想だが、確かに、これなら一冊10分で読めると思う。
しかし私としては、もうちょっと余裕を持たせた読書のほうが自分にはいいかな、と思う。
その余裕とは「偶然に身を委ねる余裕」だ。
目的を明確にすれば確かに効率よく必要な部分を抜粋していくことが出来ると思う。
しかし、それでは目的外の部分はほとんど排除してしまうことになる。
私自身は読書は思いもしなかった偶然の出逢い、「セレンディピティ」のチャンスでもあると考えているし、今までどれだけ多くのセレンディピティが自分に影響を与えてきたかを考えると、効率を重視してそれを排除してしまうのはあまりにもったいない。
読む側の土壌・バックグラウンドが豊かであれば直感でそういう部分を見極めることが出来るのかもしれないが、私自身はまだまだなわけである。
当分は目的を持って読みつつも、その他の部分にも一通り目を通して、1冊1時間で読めるようになれればいいかなと思う。
また、最近は同じマインドを持つ友人と週1で勉強会を開き、読んだ本の中身についてや自分が考えたことについてシェアしたり、議論したりしている。
これは本を読んだ後の理解力を高めるのに結構役立つのだが、それ以上に自分になかった視点に出会えるのが大きい。
また、同じマインドを持っているがゆえにお互い刺激し合うことができ、モチベーションが湧き出てくる。
今はまだ二人の会だが、仲間がこれから増えていったら面白いことになるだろうな~と妄想してニヤけている。
私的メモ
バランスチェアをまねた座り方で、集中力アップ

フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術
フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術 寺田 昌嗣

PHP研究所 2008-08-01
売り上げランキング : 1150

おすすめ平均 star
star体育会系 ギアチェンジ 損切り速読法
starなににフォーカスする(焦点を当てる)かで結果が変わる。
star速読の中では効果が実感できる

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『インフォコモンズ』

佐々木俊尚さんの著書、「インフォコモンズ」を読んだ。

ウェブ1.0の時代、あるいはインターネット以前の時代には、情報はマスメディアによって集約されていた。
この情報はウェブ2.0時代に入って分散化し、情報はフラットになった。マスメディアの流す情報も、個人の書くブログも等価になった。

(中略)自分がいかにして効率的なコミュニケーションを行えるようにするかを、自分自身で確立していくこと―それこそがウェブ3.0なのだという。

利用者たちが自分自身で情報をかき集め、そこに自分自身にとっての有用な意味づけを行っていけるような再集約が必要なのだ。

ウェブ2.0時代に入り、確かに情報はフラット化したが、フラット化した分過度にあふれた情報の中から必要な情報を見つけ出すのが困難になり、脳の処理能力を圧倒してしまいかねなくなった。
そこで、フラット化された情報にユーザー自らが意味づけを行い、その情報を元に自分の嗜好性にあったコミュニティを作る、情報共有圏(インフォコモンズ)が必要になってくるというのが、本書の主張だ。
例えばアマゾンでは商品のページにアクセスすると、「この商品を購入した人はこんな商品も購入しています」と別の商品が紹介されるが、その商品に対して購入者がどれほどの満足度を得たかは不明である。
また、自分がその商品を購入しようと考えている理由やバックグラウンドと、別の人が購入した理由やバックグラウンドは必ずしも同じとは限らない。
情報に信頼性や、対象性が保証されない限り、有意義な意味づけが行われているとはいえない。
1.暗黙ウェブである
2.信頼関係に基づいた情報アクセスである
3.情報共有圏が可視化されている
4.情報アクセスの非対称性を取り込んでいる
ウェブ3.0時代の情報の意味づけ、集約をするアーキテクチャには、上記の4つの要件が含まれることになると著者は言う。
これはなかなか面白い。
例えば、最近招待メールをもらって登録した『発見!ちか人とお人』というSNSサイトがある。
※『発見!ちか人とお人』→https://www.chikajin.com/
いくつかの正確診断を受けたり、自分が読んだ本を登録することで、同じ志向性を持つ人、逆に自分とはかなり遠い位置にいる人を自動的に割り出して教えてくれるサイトだそうだ。
だそうだ、というのは、今のところ自分に近い人など見つかっていないのである。
正確診断の結果は自分と一致すると思えるものではない。
また、自分に近い人というのもどうやら「趣味:読書」という次元でのネットワークのようだ。
せっかく読んだ本を登録しても、その中身から属性を割り出し、自分の属性を定義してくれるわけでもなければ、それに近い属性を持つ人を引き合わせてくれるわけでもない。
ビジネス書を50冊くらい登録したが、一番近いと判定された人は漫画を読んでたりする。
まだ立ち上がって1ヶ月ほどのサイトなので、これからどんどん新機能が増えるのかもしれない。
登録した本からその人の属性情報を抽出・集約し、似た属性の人たちが自動的につながり、コミュニティが出来るようになれば面白いと思うし、早くそうなってほしい。
同じマインドを持つ人に出会ったり、同じマインドを持つ人が読んでいる、自分の知らなかった本に出合えたり出来れば、ネットワークに大きな付加価値が出てくるのではないか。
iCommunityとかiCommonsとかいう名前でGoogleがやりだしそうだ。

インフォコモンズ (講談社BIZ)
インフォコモンズ (講談社BIZ) 佐々木 俊尚

講談社 2008-07-17
売り上げランキング : 148012

おすすめ平均 star
starWeb3.0
starわからない・・・
starさまざまな知識が駆使されるが,あいまいで理解できない

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『「みんなの意見」は案外正しい』

ジェームズ・スロウィッキーさんの著書、「「みんなの意見」は案外正しい」を読んだ。
インターネットの登場、そしてWikipedia、Linuxの普及、成功により、今みんなの意見が「群集の叡智」として注目され、見直されている。
一人のCEOや、数人の幹部だけによる意思決定が限界を露呈した事例は多くあり、本書にもいくつか紹介されている。
しかし、だからといってみんなに幅広く意見を求めればうまくいくかというと、そんな単純な問題でもない。

正しい状況下では、集団はきわめて優れた知力を発揮するし、それは往々にして集団の中でいちばん優秀な個人の知力よりも優れている。

問題は、いかにこの「正しい状況」を組織の中でマネジメントするかである。
本書ではその要件を、意見の多様性、独自性、分散性、集約性としている。
なぜみんなの意見が一人の優秀な個人の意見よりも優れているかというと、その理由は多様性にあるのだろう。
一人の意見には長所も短所もあるが、多様な意見にもまれる過程で短所だけが削り落とされ、長所だけが残れば、人の数だけ最終的な意見も優れたものになる。
しかし問題なのは、必ずしも短所だけが削り落とされるわけではなく、往々にして長所までも削り落とされてしまうことだ。
例えば株でのバブルなどというのは、その典型だろう。
みんなが株を購入しているからそこには根拠があるのだろうと考えてしまうのだ。
また、集団の中で発言力や影響力の強い人がいると、「あの人が言うからそうなのだろう」と、集団が流されてしまう場合もある。
つまり、みんなに意見を出してもらう段階で、人に影響されていない「独自性」を保った状態で意見が出てこなければそれは「衆愚」になりかねないのだ。
しかし、多様な意見が集まればそれでいいというわけではない。
それをうまく集約し、一つの意思決定に結び付けなければならないのだ。
その集約の過程にも問題が潜んでいる。
ここでも発言力や影響力のある人の意見が集団に対して影響力を持ってしまうと、異なる意見や少数派の意見がろくに取り入れられない可能性がある。
せっかく多様な意見を集めても、結局影響力のある一人の人の意見がほぼそのままの形で採用されたとなれば、それは「衆愚」に陥った可能性が高い。
この発言力・影響力のある人物は、企業のトップや幹部など、大きな意思決定権を持っている場合が多い。
であるならば、一部の人が意思決定権を持つ体制から脱却し、民主化=意思決定権の分散化を進めることが一つのヒントなのかもしれない。
現場の個人に意思決定をする権利と共にそれに伴う責任を与えることが、現場の生の情報を吸い上げる一つの方法かもしれない。
Linuxの開発でも、技術力・貢献度の高い人たちが自然とコミュニティ内での存在感を高めはするが、個人の参加は完全に自由であり、主体性が保たれている。
本書はこれらの問題について考える多くの事例が取り扱われているが、あくまで事例集といったものであり、具体的な組織モデルや一つの答を導き出しているわけではない。
そもそも「群集の叡智」自体が近年注目されだしたばかりだ。
しかし、おそらく今後どの企業も、いかに「群集の叡智」を自らに取り込むかを考えなければならなくなるのではないか。
本書の事例に触れて、自分なりに考えてみるのも手だと思う。

「みんなの意見」は案外正しい
「みんなの意見」は案外正しい ジェームズ・スロウィッキー

角川書店 2006-01-31
売り上げランキング : 3589

おすすめ平均 star
star「多様な」みんなの意見は案外正しい
star「みんなの意見」を活かす条件
star日本人こそ読むべき本

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