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Author Archives: 河村 拓

責任を背負うということ

そうなんです。幸せになるために生きているはずなのに、生きるために生きている人が多すぎる気がします。

これはmixiで知り合ったぼってぃーさんのブログから引用させていただいた一文です。
確かに、ただ生きるよりも、幸せに生きることを本当は誰もが望んでいるはずです。
にもかかわらず、何故多くの人は生きることが目的になってしまうんでしょう?

Your work is going to fill a large part of your life, and the only way to be truly satisfied is to do what you believe is great work. And the only way to do great work is to love what you do.
あなたの仕事は、あなたの人生の大きな部分を占めることになります。本当に充実した人生を送るには、偉大な取り組みだと信じられるような仕事をするしかありません。そして、偉大な仕事をする唯一の方法は、あなたが愛することをすることなのです。

これはスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチからの引用です。
「愛」という感情を抱くほどの仕事を見つけることが、本当に幸せになる唯一の方法だと断言しています。
でも、「自分のやりたいことが見つからない」「自分の夢がわからない」という人は、結構多いですよね。
実は、「全てを自分の責任だと捉える」ことから、自分のやりたいことはだんだんとつかめてくるのではないかと私は思っています。
世の中には、「間違い」だと感じるような出来事が多くあります。
そういう出来事を他人のせいにして批判するのではなく、全ては自分の責任なのだと一旦考えてみることで、自分がどうすればその問題を解決できるのかを私は考えてみるようにしています。
世の中の全ての出来事を自分の責任だと捉えるということは、言い換えれば世の中の全てを自分次第で変えることが出来るということでもあります。
解決策が見えたとき、それを実行するだけの熱意を自分が持っているかどうか、そのために生涯を捧げても自分は後悔しないかどうか考えたときに、迷わず「YES!」と言えたとき、それが自分の愛せる仕事になるのではないかと思います。
なんて、ちょっと考えてみました。

『たった100円で願望実現! A6ノートで思考を地図化しなさい マインドマップを超える超簡単ノート術「シンプルマッピング」』

たった100円で願望実現! A6ノートで思考を地図化しなさい マインドマップを超える超簡単ノート術「シンプルマッピング」
たった100円で願望実現! A6ノートで思考を地図化しなさい マインドマップを超える超簡単ノート術「シンプルマッピング」 松宮義仁

徳間書店 2008-11-22
売り上げランキング : 1073

おすすめ平均 star
starこの手の本での漢字の誤用は致命的
star読んだ本からアイデアが浮かんできます。
star併読を!

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松宮義仁さんの「たった100円で願望実現! A6ノートで思考を地図化しなさい マインドマップを超える超簡単ノート術「シンプルマッピング」」を読みました。
本書の「シングルマッピング」は、マインドマップがもとになっています。
マインドマップの良さについては改めて私が語る必要もないと思うのですが、逆にカラフルなペンと大きな紙を必要とするため、場所と時間と手間を確保できないと書くことが出来ないという弱点もあります。
また、絵を描いたり、彩を美しくしたりと、人によっては懲りすぎてしまい挫折したり、逆にそういう面でどうしてもマインドマップにとっつくことが出来ず、食わず嫌いでいる人もいると思います。
「シングルマッピング」はA6ノートと黒ペン1本しか使わない、マインドマップのスピード化、簡略化版のようなものです。
A6ノートを見開きで1枚として使うのでいつでも携帯できますし、黒ペン1本しか使わないので、いつでもノートを取り出して書き始めることが出来ます。
マインドマップのようにどこまでも思考を放射することはできませんが、逆に制約を活かして早めに実行作、改善策を考え出すというメリットになる場合もあります。
私もマインドマップを日頃書くことがあり、この前は先輩の職場改善計画を一緒に作る際にも活用したのですが、ヒアリングしながら書くため、どうしても話すペースにマインドマップが追いつきません。
枝葉を丁寧に書いたり、色を変えたり、塗ったりしていると、話が止まってしまいます。
こういった場面では、シングルマッピングのほうが実用的になり得ると思います。
今までマインドマップでうまくいかなかった、もしくはどうしてもマインドマップに手が出せないでいる人は「シングルマッピング」をやってみてはどうでしょうか?
非常に簡単で、本書を一冊読めばすぐに書けてしまいます。
また、マインドマップ熟練の方も、マインドマップがかけないような場所でマインドマップの下書きとして活用する方法もあるので、試してみる価値はあると思います。
本書では
●学習
●目標設定
●マーケティング
●問題解決
の4領域でのシングルマッピング活用法が解説されていますが、私は早速「学習」と「問題解決」で活用してみようと思いました。
● MEMOマッピング
 ・メモをシングルマッピングで書く
 ・思いついたことを中心テーマとして真ん中に書く
 ・後から枝葉を増やしていく
 ・完璧に書き上げる必要はない
● 読書マッピング
 ・本から知識をインプットするだけでなく、そこから生まれるビジネスアイデアや実現のためのアクションプランまで一気に作ってしまう
 ・本を読み終えたら一切開かず、読書マッピングを開始する
 ・サブテーマが多く書き出せる本ほど、得るものが多い
※早速書いてみました
● 問題解決マッピン
 ・現状
 ・ゴール
 ・ギャップ
 ・行動計画
ちなみに、本書のアマゾンキャンペーンが行われている模様です。
しかも、かなり豪華。
私は知らずに書店で買ってしまいましたが…。
ちなみにマインドマップを学習したいのでしたら、「ペンとノートで発想を広げる“お絵描き”ノート術 マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本」が最も実用的で、お勧めです。

たった100円で願望実現! A6ノートで思考を地図化しなさい マインドマップを超える超簡単ノート術「シンプルマッピング」
たった100円で願望実現! A6ノートで思考を地図化しなさい マインドマップを超える超簡単ノート術「シンプルマッピング」 松宮義仁

徳間書店 2008-11-22
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『Six Disciplines Execution Revolution: Solving the One Business Problem That Makes Solving All Other Problems Easier』

Six Disciplines Execution Revolution: Solving the One Business Problem That Makes Solving All Other Problems Easier
Six Disciplines Execution Revolution: Solving the One Business Problem That Makes Solving All Other Problems Easier Gary Harpst

Six Disciplines Publishing 2008-07
売り上げランキング : 154138

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Gary Harpstの「Six Disciplines Execution Revolution: Solving the One Business Problem That Makes Solving All Other Problems Easier」を読みました。
本書は中小企業向けに書かれた経営書です。
多くの企業にとって、長期的に優れた成果を出すことは一つの目標になります。
しかし多くの企業がそれを出来ずにいるのは、毎日のように起こる突然のトラブルや緊急の仕事といった「目の前のやるべきこと」に埋没されてしまい、
長期的な戦略をねること
業務を執行すること
とのバランスが崩れてしまうからだと本書は述べています。
これに対処するために、ERPといった経営管理ツールを導入したり、外部監査役を雇ったりと、企業は様々な解決方法に手を伸ばすわけですが、どうもこれらを単発で導入したところで、一時的には成果を出しても、すぐにまた元の状態に戻ってしまい、長期的には成果をだしづらいのだそうです。
これらを解消するには、
組織自体が学習し自ら成長するような、経営メソッド
組織の足取りを客観的に矯正する、外部監査役
全ての従業員必要なときにいつでも意思決定に従事させられる、執行システム
学習を促進するためのコミュニティー
の4つを組み合わせた、総合的な経営プログラムが必要だ、というのが本書の提言です。
さて、英語の勉強もかねて洋書を読んでみようと始めたのですが、いきなり経営書を読むというのは無茶だったかもしれませんね。
そもそもなじみのない内容を英語で読むので、かなり苦しかったです。
次はもう少し違う内容のものを探してみようと思います。

Six Disciplines Execution Revolution: Solving the One Business Problem That Makes Solving All Other Problems Easier
Six Disciplines Execution Revolution: Solving the One Business Problem That Makes Solving All Other Problems Easier Gary Harpst

Six Disciplines Publishing 2008-07
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『デキる人は皆やっている 一流の人脈術』

デキる人は皆やっている 一流の人脈術 (アスカビジネス)
デキる人は皆やっている 一流の人脈術 (アスカビジネス) 島田 昭彦

明日香出版社 2008-11-07
売り上げランキング : 70230

おすすめ平均 star
star1000枚の名刺交換
star人脈が一番
star半径五メートルから築いていく人脈

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島田昭彦さんの「デキる人は皆やっている 一流の人脈術」を読みました。
本書は読書会仲間のto-rainbowsさんのブログでも紹介されている一冊です。

島田流人脈三つのキーワードは、好奇心、フットワーク、現場一〇〇回。

私はどうかと言うと、
● 好奇心
・海外サッカーは毎日ニュースをチェックし、雑誌も定期的に購入して読んでいる
・本は毎日読む
・英語も毎日勉強する
・筋トレも毎日する
・お酒・ワインはほとんど飲まないし、知識もなし
・流行やトレンドにもほぼ興味なし
・新聞読みません、時事ニュースチェックしてません
・雑誌もサッカー以外読みません
・テレビもスポーツ以外はほとんど見ません
・好きな漫画はいくつかあり
● フットワーク
・誘われたら大体は応じる
・大勢の飲み会とかパーティは苦手で遠慮することも
● 現場一〇〇回
・自主的に開催している読書会以外の勉強会やセミナーにはほぼ行っていない
・異業種交流会にもいっていない
・そういえば名刺もまだ作っていない
全て要改善といったところですが、交流会やセミナー、名刺などは来年就職してからなんとかするとして、今のうちに「好奇心」の部分に取り組んでおいたほうがよさそうだと感じました。

また、ひとりの人間として、自分自身に世界観や文化を持っていないと、魅力的な人だとは言えません。なんとなく魅力的と思える部分を持っていること。それが人脈を広げる最も基礎になります。

センスのある人とない人。あなたはどちらと逢いたいと思いますか?高いアンテナを張っていろんな情報を持っている人、引き出しをたくさん持っている人ほど、どんな時にも柔軟な対応が可能です。

感性や文化を磨く投資も必要と言うことで、とりあえず今日映画をいくつか借りてこようと思います。
あとは小説を読むのもよさそうですね。
「坂の上の雲」を読んでみようと思います。
あと少し気になったのがこちらの箇所、

重要な点は、その人が何に興味を持っているか、どんな生き方を目指しているのか、理想はあるのか、夢はあるのか。そんな部分を知ることです。共通点を見つけ出し、共感を覚えることは、人脈を構築する上で大切だと思います。

私はよく、面白い本はないかと他の人の書評ブログを読ませていただきます。
ブログを書いている人の中には、ブログを通して人脈を増やしたい、という人も結構いるのではないかと思います。
ブログを書いているとどうしても、
●「自分だけが伝えられるものってなんだろう」
●「自分のブログのテーマは何だろう」
●「他の人と差別化するポイントはどこだろう」
といったことを考えてしまうかもしれませんが、そんなことを無理して考えるくらいならまずは自分自身のテーマは何なのか、ミッションや志は何なのかを明確にしたほうがずっといいのではないかと思います。

デキる人は皆やっている 一流の人脈術 (アスカビジネス)
デキる人は皆やっている 一流の人脈術 (アスカビジネス) 島田 昭彦

明日香出版社 2008-11-07
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おすすめ平均 star
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『「世逃げ」のすすめ』

「世逃げ」のすすめ (集英社新書 435C)
「世逃げ」のすすめ (集英社新書 435C) ひろ さちや

集英社 2008-03-14
売り上げランキング : 64220

おすすめ平均 star
star「夜逃げ」というより「出家」のすすめ
starネガティブシンキング
star「出世」が

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ひろさちやさんの「「世逃げ」のすすめ」を読みました。
本書は、「勝ち組」「負け組み」思考にどっぷりつかってしまっている人、もしくはそれに違和感を感じてもがいている人に是非一度読んでみてほしい一冊です。
●勉強しろ
●塾に行け
●いい大学に入れ
●いい企業に入れ
●一生懸命努力しろ
こういったものを著者は「世間のものさし」であるとし、それにしたがっている限り私たちは「奴隷」であるとしています。
このような「世間のものさし」で人を商品価値で測るような生き方はやめて、「夜逃げの生き方」「仏のものさしで測る生き方」こそ、私たちには必要だというのが、著者の主張です。
●会社は首にならない程度に働いておいて、あまりそこに関与しない
●宗教に援軍を求める
●仏のものさし=ものを測らないものさしで生きる
●努力して成功した人間には品性下劣な人が多い
出世なんてあきらめて、年収500万くらいでのんびり生きる
未来のことを夢見てする努力は、無駄で意味のないこと
●人生を急いで生きる必要はない
なるほど、確かに世間のものさしからはかけ離れた生き方です。
私は、「世間のものさし」に縛られて奴隷のように生きる必要はない、というのには賛成です。
ただ、この「夜逃げの生き方」「仏のものさしで測る生き方」にも私たちが幸せになれるという保障は全くないと思いますし、私個人としては魅力を感じませんでした。
本書の考えについては、私は結構言いたいことがあります。

そこでは金持ちがのさばり、われわれから捲き上げた税金を自分たちの都合のいいように使って、ちゃっかり甘い汁を吸っています。そして貧乏人が苦しんでいる。企業は労働者を雇用せず、派遣社員で経費削減。働く人間はその日の雇用に頼るほかなし。不安に怯えた生活をせねばなりません。その結果、自殺も増えています。うつに悩む人が多くなりました。

さあ、さっさと、こんな汚い日本から逃げ出しましょうよ。

人々は「金・かね・カネ」と拝金主義に狂っており、競争に明け暮れ、その競争の結果、多くの負け組みが出来ても、政治家はその負け組みに手を差し伸べることなく、「自己責任」だなんてほざいています。

いつから企業は労働者を雇用「しなければならなく」なったのでしょうか。
いつから人の命や、自由や、豊かな暮らしは、何もしなくても当然のように、あたりまえのものとして誰かから保障されるものになったのでしょうか。
それらは自らの手で掴み取るものではないのでしょうか。
政治家が悪いと言うのならば、そういう人が変わりに良い政治と言うものを実践して見せればいいのではないでしょうか。
そうすれば彼らの言う「負け組み」「弱者」「貧乏人」も救われるはずですよね。
にもかかわらず自分は「年収500万で、のんびり、重荷を背負わず人生を生きていきます」と無責任な態度を取るんですか?
政治化にはまるで聖人君子のように「負け組み」「弱者」「貧乏人」のために働けというくせに。
日本は汚い国、本当にそうでしょうか。
私は幸運なことに、五体満足で、衣食住に困ることもなく、家族も皆健康で、友人にも恵まれて、教育もうけさせてもらえて、来年には仕事もさせてもらえてと、まさに至れりつくせりです。
これらは日本という豊かな国だからこそ享受できた幸せなのだと思うと、私は日本と言う国に感謝せずにはいられません。
私は今でこそ「夢」「志」「ミッション」というものを大切にしたいと考えていますが、もし日本に生まれていなければ、今頃生きることに必死でそんな余裕はなかったかもしれません。
これほど恵まれた身分にもかかわらず、「日本は汚い国」などと言ってしまうのは、それこそ日常にある本当の幸せを見失った「心の汚い人間」になってしまうのではないでしょうか。
金持ちがのさばっている、私たちの税金を都合のいいように使っている、それが何だと言うのでしょうか。
問題だと言うならばそう思った人が立ち上がって何かをすればいいのです。
自分は傷つかない場所で「年収500万でのんびり生きていきます」と批判しているだけの夜逃げ人がのさばる社会が魅力的だとは到底思えません。
私は、「自分のものさし」で生きていこうと思います。
人間というものは「理性」をもってしまったがために、自分の存在する意味や、人生の価値といったものをどうしても考えてしまう生き物です。
しかし、それには正解がないのです。
だったらとことん悩めばいい。
正解がないからこそ、自分が納得できる答だけを大切にすればいい。
そしていつしか「世間のものさしの奴隷にならなければいけない社会を、俺がぶっこわしてやる」という情熱をもってしまったら、それが夢になってしまったら、もうのんびりしている暇はないのです。

「世逃げ」のすすめ (集英社新書 435C)
「世逃げ」のすすめ (集英社新書 435C) ひろ さちや

集英社 2008-03-14
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おすすめ平均 star
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starネガティブシンキング
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『あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ』

あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ
あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ 神田 昌典

フォレスト出版 1999-12
売り上げランキング : 809

おすすめ平均 star
star世間は皆アマチュア!?
star階段を作っていなかったかも
star神田さんの基本書

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神田昌典さんの「あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ」を読みました。
本書は以前読んだ「非常識な成功法則」にて出てきた、エモーショナル・マーケティングについて書かれた一冊です。
エモーショナル・マーケティングとは何かと言うと、

一言でいえば、「あなたの商品を売ってくれ」と、お客さんが集まってくるマーケティング方法です。

人間は論理的に判断するから、理屈が通れば、購入する。そう営業マンは信じている。だから論理を築き、理屈で説得しようとする。
しかし残念ながら、人間は、理屈では買わない。感情で買う。そして、その後に、理屈で正当化する。

人間はロジックでは動かない、感情で動く、というのは先日読んだ「仕事はストーリーで動かそう」にもありました。
合わせて読むと、理解が深まると思います。
どうしても売る側は、商品の質がよければ自動的に売れるはず、購入するメリットを論理的に伝えれば買ってくれるはず、と考えてしまいます。
しかし、商品の質というのは、購入して、使ってみて始めて分かるのです。
購入前の段階では、消費者には伝わらないのです。
また、いくら論理的に話をしても、最終的に「これを買いたい」という感情がおきないかぎり、商品を購入してもらうことは出来ないのです。
それを知らずに営業マンは一生懸命歩きまわって商品の良さを伝えようとべらべらと話し続けてしまう。
するとお客様は売り込みに対して拒絶反応を示し、どんどん購買意欲が失せてくる。
まったく無駄なことをやってしまうわけです。
であるならば、まずは顧客の感情を動かして、「買いたい」「説明が聴きたい」という状態にしてから、効率よく成約してしまえばいいのです。
「買ってください」とお願いする営業ではなく、「売ってください」とお客様に言われる殿様営業になればいいのです。
人の感情を動かす広告・DMについて、もっと研究してみる必要がありそうです。
以下、私用メモ
ビジネスの本質は、
1.見込み客を費用効果的に集める
2.その見込み客を、成約して、既存客にする
3.その既存客に繰り返し買ってもらい、固定客にする
なにがなんでも客を集める能力を身につけなければならない
長い文章を読むのが、興味のある客、そして興味のある客に次の行動をとってもらうためには、必要な情報をすべて盛り込み必要がある

あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ
あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ 神田 昌典

フォレスト出版 1999-12
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おすすめ平均 star
star世間は皆アマチュア!?
star階段を作っていなかったかも
star神田さんの基本書

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『リーダーになる人の たった1つの習慣』

リーダーになる人の たった1つの習慣
リーダーになる人の たった1つの習慣 福島 正伸

中経出版 2008-10-29
売り上げランキング : 4180

おすすめ平均 star
star当たり前のことではありますが
star使い方1つで宝になる本
star『これから!という人にはオススメです☆』

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福島正伸さんの「リーダーになる人の たった1つの習慣」を読みました。
本書を読んで私が最も気になったのは、

「人は罰によって、行動するふりをし、信頼によって、自ら行動します」

「信頼とは、相手をそのまま受け入れ、自分を成長させることです。(中略)信頼とは、自分を変えることによって、相手を変えることに他なりません」

の部分です。
「相手をそのまま受け入れる」、この部分で結構多くの人がつまづくのではないかと思います。
特に上司となると当然部下よりも能力が高いため、どうしても部下の至らなさが目に付いてしまいます。
私もアルバイトをしているので、そういう場面にでくわしたことはあります。
去年新しく入ってきたアルバイトの子がいたんですが、何をやらせても人の半分もできず、指示をしても理解力に乏しく、上司からも「あの子は、もう、しょうがないから…」と言われ、周囲もあきらめムードでした。
でも、一人でもその子を絶対的に信頼し、繰り返し励ましてあげる人がいるだけで、本当に人は変わります。
あれから1年半たった今、彼はある役割に関してはナンバーワンになり、仕事を任せるときも以前ならば「はい、わかりました…」だったのが、「わかりました、任せてください!」となり、活き活きと仕事をしています。
そういう人は成長するのもやはり早く、また、「この仕事に関しては自分が一番だ」という自尊心が他の部分にも良い影響を与えているようで、今やどの仕事も安心して任せられるようになりました。
●相手をそのまま受け入れる
●手本を示して、出来た部分を褒めて、認めてあげる
●「君なら絶対に大丈夫だと励ましてあげる
それだけで人は変わるのだと言うことを今のうちに学べたのは、私にとって大きな財産だと思います。
相手を受け入れる度量の大きさを、もっともっと広げていきたいものです。

リーダーになる人の たった1つの習慣
リーダーになる人の たった1つの習慣 福島 正伸

中経出版 2008-10-29
売り上げランキング : 4180

おすすめ平均 star
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『成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 』

成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 (講談社プラスアルファ文庫)
成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 (講談社プラスアルファ文庫) 神田 昌典

講談社 2006-09
売り上げランキング : 2873

おすすめ平均 star
starサクセスストーリー
star神田さんの最高傑作
starありがちな話という意見もありましたが、私は大いに驚かされました。

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神田昌典さんの「成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 」を読みました。
本書は「成功のダークサイド」にスポットをあてた一冊です。

成功に向かう道には、いくつもの地雷が埋まっている。成功が現実のものとなるに応じて、それと等価の困難や障害が用意されていたのだ。

まったく想定しないところで、どちらかといえばプライベートな部分で、地雷は爆発する。

成功に向かう上で遭遇するいくつもの困難を、本書は物語形式で小説として学べるようになっています。
正直、今のうちにこの話を知っておいて良かったと思います。
仕事が順調なほど、家族が不幸になる。
仕事がいきづまると、家族が幸福になる。
仕事と家族は非常に密接につながっているのだということを、痛感させられました。

成功に向かって走る人は、多くの人の犠牲と献身によって支えられている

私は「成功しよう」という成功それ自体を目的にした俗的な考え方はあまり好きではありませんが、成功しようという人、高い目標を実現しようという人、志を持っている人は、それを実現しようとするあまり足元にある地雷に気づかず、気づいたら事業は成功しても自分は不幸になっていたとならないよう、本書を一読しておくことをお勧めします。
それにしても本書は、純粋に小説としても面白く、引き込まれるように読んでしまいました。
神田さんは多才な方ですね。

成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 (講談社プラスアルファ文庫)
成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 (講談社プラスアルファ文庫) 神田 昌典

講談社 2006-09
売り上げランキング : 2873

おすすめ平均 star
starサクセスストーリー
star神田さんの最高傑作
starありがちな話という意見もありましたが、私は大いに驚かされました。

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『運命は変えられる―納税日本一億万長者が語る』

運命は変えられる―納税日本一億万長者が語る
運命は変えられる―納税日本一億万長者が語る 斎藤 一人

ロングセラーズ 2008-10
売り上げランキング : 7496

おすすめ平均 star
starついにここまで来ました。
starいい本です、でも昔のほうが心に染みました。
star内容はシンプル。でも、非常に奥深いし、実践し易くわかりやすい。

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斎藤一人さんの「運命は変えられる―納税日本一億万長者が語る」を読みました。
斎藤一人さんと言えば、
●銀座まるかんの創設者
●納税金額12年連続ベスト10(日本新記録)
●納税金額発表を終えた平成16年までで合計173億円を納める(日本新記録)
●土地売却や株式公開などによる収入ではなく、納税額は全て事業所得によるもの
という日本一のお金持ちですが、その一人さんが「運命は変えられる」というのでついつい読んでしまいました。
どうやら運命を変えるカギは、「魂の成長」とやらにあるようです。
そもそも私たちは自らの魂のレベルを上げるために現世に送り込まれていて、そして自分の魂のレベルにあう試練が、困難や問題として私たちに降りかかってくるのだとか。
それは例えば自分をいじめる上司だったり、自分を苦しめる病気だったりするのですが、そんなときに「感謝」をすると、その問題が嘘のように消え去って、自分の魂のレベルが一つ上がるようです。
不思議なお話で、私も完全に理解したとはとてもいえないのですが、もう少し説明してみます。
例えば上司が自分をいじめてくるとします。
その時「あぁ困った、あの上司がいなければなぁ」とか考えがちですよね。
このとき私たちの頭の中には「いじめられなくて当然なんだ、あたりまえなんだ」という錯覚があるのだそうです。
これは別に当たり前でも当然のことでもないのです。
確かに上司はあなたのことをいじめてくるかもしれませんが、そんなことをするのはその上司一人で、あなたの周りにはあなたに良くしてくれる人たちが何人もいるのです。
これはありがたいことなのです。
なので、まずはその人たちに「感謝しています」と言ってみる。
すると、今まで自分には周りの人への感謝が足りなかったのだと気づかせてくれた上司にも、感謝したくなる。
「感謝しています、ありがとうございます」と言ってみる。
すると上司は嘘のようにいじめなくなるのだとか。

この世で人生の成功者になるには、ただ一点、感謝です。
逆をいうと、「当たり前」といった瞬間から、不幸が始まる。

一人さんはこれを「感謝の法則」と言うのですが、この法則、私たちが考えているよりもずっと深いのだとか。
まだまだ億万長者の思考には迫れないなと感じますが、確かに物事を「当たり前」ととらえずに、「感謝」することは大事だと思います。
「感謝してます!」と自然に出てくるようになるといいですね。

運命は変えられる―納税日本一億万長者が語る
運命は変えられる―納税日本一億万長者が語る 斎藤 一人

ロングセラーズ 2008-10
売り上げランキング : 7496

おすすめ平均 star
starついにここまで来ました。
starいい本です、でも昔のほうが心に染みました。
star内容はシンプル。でも、非常に奥深いし、実践し易くわかりやすい。

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『影響力の武器[第二版]』

影響力の武器[第二版]
影響力の武器[第二版] 社会行動研究会

誠信書房 2007-09-14
売り上げランキング : 415

おすすめ平均 star
star一読しておいて損はない
star自分の気持ちの動きもわかる
starある意味恐怖

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ロバート・B・チャルディーニの著書、「影響力の武器[第二版]」を読みました。
本書は随分前(1ヶ月以上)にmixiで知り合ったぼってぃーさんから「指向性にあうのではないか」とお勧めしていただいた一冊です。
内容としては、人が正しい判断ができなくなり、だまされやすくなるような心理状態への対処法が書かれています。
●こちらからお願いしたわけではなくても、相手から好意を受けると自分もお返ししなくてはいけないような気がしてしまう(返報性のルール)。
●一貫性のある人と思われたい一心で、自分の主張を曲げることを嫌い、無理に通そうとする(コミットメントと一貫性)。
程度こそあれ、こういったことはあると思います。
普通に読んでしまえば、悪徳セールスや、宗教団体からの勧誘にだまされないための防衛法を学んで終わりになってしまうかもしれません。
実際読んでみると、宗教にはまってしまう人の心理も結構理解できるので、かなり役に立つと思います。
しかし、私は読み進めるうちに次々と以前の私の心の葛藤状態を言い当てられているような感覚に襲われ、かなりグサリときました。
以前私は、周囲の疑問や反対は押し切って、私自身にとって非常に重要な決断を、自身の一存で決めました。
そのときは自分は間違っていない、絶対に正しいと信じていました。
しかしだんだんとその自信が揺らいでいきました。
本当にこれでいいのだろうかという疑問が湧いてくるのを感じつつも、私は自分の間違いを認めることが出来ず、自分の行動や決定と一貫した思考や信念を持ち続けようとして、自分をだましていました。
また、その選んだ場所で感じていた恩義も重荷になっていました。
相手の言っていることがおかしいと感じつつも、相手から受けている恩義を考えると、首を立てに振らないといけないのだろうかと錯覚させられていました。
後から思うと、そもそもその恩義というのも、かなり押し付けられていた部分がありました。
結局は「やはりおかしい」と確信できた段階で過ちを認めることができたのですが、「自分は間違っていた」とそのときに強く感じた自己否定の思いが、何かを変えないといけないとばかりに本を引き寄せ、今の私につながっています。
あのとき、自分の正しいと思った決断を押し通して、本当に良かったと思っています。
あのとき、「全自分」をかけた決断をしたからこそ、それが間違いだったと気づいたときに自己改革のきっかけを得られたのでしょう。
あの決断がなければ今の私は間違いなくありませんでした。

成長とは「自分を捨てる勇気」と言ってもいい。

成長できる人は、間違った階段を上らなかった人ではない。間違えたと気づいた瞬間に、躊躇せずに今いる階段から飛び下りることができた人なのだ。

これは半年くらい前に読んだ「千円札は拾うな。」の安田佳生さんの言葉ですが、半年前は分からなかったその意味が、最近ようやくわかりました。
間違った階段を上ってもいいんです。
大事なのは間違えたと気づいたときに、すぐに引き返して自分を作り変える勇気を持つこと。
自己否定の思いが強いほど、そこから抜け出したときの成長は大きくなるのだと思います。
自分の内なる声を信じる勇気を持ちつつ、間違いだと気づいたときには自分を否定する勇気も持つ、私はそれで行こうと思います。
最後にぼってぃーさん、いい本をお勧めしていただいて、ありがとうございました。
感謝!

影響力の武器[第二版]
影響力の武器[第二版] 社会行動研究会

誠信書房 2007-09-14
売り上げランキング : 415

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star一読しておいて損はない
star自分の気持ちの動きもわかる
starある意味恐怖

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