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Author Archives: 河村 拓

『ひとりで儲ける時代―夢を追い越した男「金と仕事」のド根性哲学』

ひとりで儲ける時代―夢を追い越した男「金と仕事」のド根性哲学
ひとりで儲ける時代―夢を追い越した男「金と仕事」のド根性哲学 天野 雅博

日新報道 2007-04
売り上げランキング : 17482

おすすめ平均 star
star情報が溢れたこの時代に読みたい1冊
starあり得ない人間発見
star人は所詮ひとりなんだ

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天野雅博さんの「ひとりで儲ける時代―夢を追い越した男「金と仕事」のド根性哲学」を読みました。
本書はmixiで知り合ったまりかさんよりご紹介いただきました。
特に今後起業することを考えている人にとって、起業家に必要なマインドやものの考え方を学ぶのにうってつけの一冊だと思います。
本書に書かれている内容は、「社会に貢献する」「人に役立つ」といった理念が前面に押し出されたものではありません。
「車がほしい」「家がほしい」といった、神田昌典さんの「非常識な成功法則」的に言えば、悪の感情に起源を発した起業論になっています。
私としては働く上で自分が幸せになることはもちろんとして、それを周囲に、日本に、そして世界に広げていけるような考え方のほうが好きです。
ただ、本書のように「いかに儲かるアイデアを出すか」「いかに儲かる仕組みを作るか」といった実践の部分に特化した、ある種泥臭い起業家の一面を学ぶことも、非常に有用だと思います。

事業を成功に導くには、経営者が自分の考え方とやり方が絶対に正しいという確信を持ち、あらゆる失敗に耐え忍ぶことができるかどうかにかかっていると言っても過言ではない。

起業するに当たって考えなければならないこと。それは「自分がやりたいと思っていること」と「自分にある能力」をしっかり見極めることだ。

自分から進んで変人になることをおすすめする。

理想を描くことはとても大切だと思いますが、それを具体的にどう実現していくのか、それを実現していくだけの心構えが自分にあるのか、といったことを事前に確かめておくことも同様に必要だと思います。
理想ばかりを見て、足元がおろそかにならないように、是非読んでみてください。

ひとりで儲ける時代―夢を追い越した男「金と仕事」のド根性哲学
ひとりで儲ける時代―夢を追い越した男「金と仕事」のド根性哲学 天野 雅博

日新報道 2007-04
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『hide BIBLE―OFFICIAL BOOK hideを愛する全ての人へ贈ります』

hide BIBLE―OFFICIAL BOOK hideを愛する全ての人へ贈ります
hide BIBLE―OFFICIAL BOOK hideを愛する全ての人へ贈ります 大島 暁美

音楽専科社 2008-07
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おすすめ平均 star
star泣きそうになった
star胸が苦しくなる・・・
starファンは必見

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今日はいつもとは少し目線を変えて、こんな本を読んでみました。
「hide BIBLE―OFFICIAL BOOK hideを愛する全ての人へ贈ります」
新規インタビュー13本を含む、hideと関係の深いアーティストや仕事仲間のインタビューが中心になっていて、特に私生活面でのhideの様子を垣間見れたのは貴重でした。
彼は音楽的才能の面でも当然多くの人に影響を与えていたと思うのですが、インタビューを読んでいると、どうやら「優しさ」「面倒見のよさ」といった人間的な部分でも非常に多くの人に慕われていたようです。
私の一番のお気に入りの曲は「ROCKET DIVE」なのですが、
「何年待ってみても何も降って来やしないんだろう?」
「何にもないって事、そりゃあなんでもアリって事、君の行きたい場所へ何処でも行ける」
「そびえるロケット、錆びつく前に発射さ、何度でも打ち上げよう」
「飛びだせば君は完璧なロケット」
この曲にいつも励まされますし、パワーをもらいます。
hideはもうこの世にはいないかもしれませんが、それでも今尚、多くの人に影響を与え続けています。
本書で知ったのですが、hideはレコーディングするときに、自宅に機材を持ち込んで行っていたんですね。
私もいつか自分の部屋に読書会・勉強会用の場所を設けて、そこでみんなが集まってわいわいやるような空間を作ったら、面白そうだなと思いました。
ちょっとおしゃれなテーブルなどをそろえて、実現したいと思います。

hide BIBLE―OFFICIAL BOOK hideを愛する全ての人へ贈ります
hide BIBLE―OFFICIAL BOOK hideを愛する全ての人へ贈ります 大島 暁美

音楽専科社 2008-07
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『人脈の赤本 成長と成功につながる6.5の金言』

人脈の赤本 成長と成功につながる6.5の金言
人脈の赤本 成長と成功につながる6.5の金言 月沢 李歌子

日経BP社 2008-11-13
売り上げランキング : 14082

おすすめ平均 star
star営業力とは、人脈力だ。

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ジェフリー・ギトマーの「人脈の赤本 成長と成功につながる6.5の金言」を読みました。
まさに赤本といった感じで、「何故人脈が必要なのか」といった議論はほぼすっ飛ばして、人脈を築くためには何が必要なのか、何をしなければならないのか、といったことがひたすら書かれています。
洋書(翻訳書)に多いことなのですが、内容がMECEになっていなく、同じことが何度も出てきます。
また、話が前後する場面もあり、人によっては読後に漠然としたイメージが残るかもしれません。
ただ、内容は真っ当ですし、他の人脈本にはないようなノウハウやアイデアも多いです。
著者がセールスマンと言うこともあり、どちらかというと営業の方向けというのも特徴です。
今年はこれまでに4冊の人脈本を読みましたが、「そもそも何故人脈なのか」という人には本田直之さんの「レバレッジ人脈術」など、他の本をお勧めします。
そこはもうクリアしていて、「どうやって相手に価値を与えることができるのかを知りたい」「具体的、実践的なアイデアやノウハウがもっと知りたい」と言う方には、断然本書がお勧めです。
人脈本はこれで5冊目ということで、私もそろそろ自分なりの「人脈作りのフレームワーク」を構築してみようと思いました。
1.入り口(人と出会うor知り合うきっかけの場)

2.導入(出会った人、知り合った人に自分をより知ってもらうための仕組み)

3.熟成(相手に価値を提供する仕組み)

4.成果(マインドの合う仲間を築く、顧客を紹介してもらう、仕事をもらう、友人を増やすなど等)
といった具合に、人脈作りの入り口から自分が望む成果まで、一段ずつ階段を上っていくようなイメージで仕組み化してしまえば、
●どこの部分がボトルネックになっているのか
●どこを改善したいのか
●新しいアイデアをどこに当てはめるのか
を整理するのが非常に簡単になりそうですね。
まずは自分がどんな成果を望んでいるのかを明確にして、そのために各ステップで何をすればいいのか、近々マインドマップでまとめてみようと思います(たぶん公開はしませんが)。
そういえば著者のジェフリー・ギトマーさん、以前読んだ「セールス・バイブル」の著者だったのですね。
「セールス・バイブル」は今まで読んだ営業本の中ではダントツで一番面白かったです。
本書も同様に面白かったので、
営業の赤本 売り続けるための12.5原則
作者: ジェフリー・ギトマー, 川井かおる, 月沢李歌子
出版社/メーカー: 日経BP社
発売日: 2006/10/26
メディア: 単行本(ソフトカバー)
営業の赤本・一問一答 儲けにつながる99.5の教え
作者: ジェフリー・ギトマー, 月沢李歌子
出版社/メーカー: 日経BP社
発売日: 2007/12/13
メディア: 単行本(ソフトカバー)
の2冊も読んでみようと思いました。
以下、私用メモ
つながりを作るのはどこでもできる。そうした場所へ、意識的に、十分な準備をしてから行く
●リスクを負わなければ人とのつながりは作れない
成功の90%は準備万端であること
●目的のみを追求しない、まずは友人になる
●自分に関心を示して欲しいと思う前に、まずは相手に関心を示す
価値を提供する
● なにを求めるか
 ・人脈を作って何を得たいか?
 ・誰とつながりを作るのか?
 ・どのくらいの時間を費やすのか?
 ・1週間で何人と出会うのか?
● 固く・豊かな友情を作る
 ・価値を与える
 ・目標を達成し、自信をつける
 ・知識を得る、お客様について知る
 ・答えを用意する、情報源になる
● 価値ある人として知ってもらうための技術
 1.出版物に掲載してもらう
 2.本を出版する
 3.公の場で話す
 4.インターネットを利用して価値を提供する(メールマガジンの顧客リストは、最も価値のある資産)
 5.所属する団体では積極的に活動する(知識があれば講習会を開く)
 6.外見で他の人より目立つ
 7.ウェブサイトでさらに多くの情報を提供する
 8.毎日使うツールも工夫する(留守電メッセージ、名刺)
 9.他の人に売ってもらう(推薦の言葉)
記憶に残ることをすれば、人とのつながりは作りやすい
契約を済ませたばかりでまだ成果をだしていないのに、他のお客様に紹介してほしいと頼むのは最悪のやり方だ。紹介を頼むのは、お客様に価値を提供してからにすべきである。
お客様をもっと紹介してもらうには、もっとたくさんお客様を紹介すればいい
● 「関係」を築くことを基本姿勢とする
 ・自分が誰よりもすぐれた仕事をすると確信する
 ・お客様の記憶に残るやり方で契約をもらう
 ・約束したとおりに納品する
 ・すぐれたアフターサービスを提供する
 ・お客様のビジネスが成功するよう喜んで力を貸す
 ・お客様に好かれ、敬意を払ってもらっている
 ・地域社会に進んで貢献している

人脈の赤本 成長と成功につながる6.5の金言
人脈の赤本 成長と成功につながる6.5の金言 月沢 李歌子

日経BP社 2008-11-13
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おすすめ平均 star
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『君を幸せにする会社』

君を幸せにする会社
君を幸せにする会社 天野 敦之

日本実業出版社 2008-09-11
売り上げランキング : 7049

おすすめ平均 star
starこれから増えてくる経営スタイル
star会社の存在意義を教えてくれる
star人とのご縁が、変化しつつ・・・

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天野敦之さんの「君を幸せにする会社」を読みました。
本書は人が幸せになるために必要な二つのものについて、物語形式で語ったものです。
昨今の上場企業においては四半期ごとに利益を出すことが求められます。
しかし、

企業が利益を増やせば株主はうれしいかもしれないけど、お客様も社員も経営者も幸せじゃない。
それどころか、トラ助やヒョウ吉をみていると、利益を増やそうとすればするほど社員が不幸になっている。

「僕はプー太を、単に使えるかどうか、利益に貢献しているかどうかだけで見ていた。こんなすばらしい心の持ち主であることに、まったく目を向けていなかったんだ」

「利益は創造した本源的価値の対価である」
私たちは常にこのことを覚えておく必要があると思います。

本源的価値とは、お客様を幸せにし世の中をよりよくすることです。
つまり、企業の利益はお客様の幸せの対価だということです。

お客様の幸せのために働く、とても素晴らしいことだと思います。
しかし、それは自分の幸せを犠牲にしてなせることではないと思います。
先日のChabo!セミナーで神田昌典さんが「自分の幸せを日本の幸せ、そして世界の幸せにまで広げて考える」とおっしゃっていましたが、やはりまずは自分が幸せでなければ、人に幸せを伝えることなど出来ないと思います。
では、自分の幸せとはどこにあるのでしょうか。

しかし幸福は外に求めるものではなく、幸福は自分の中にあった。
幸福の源は身の回りにあふれていて、そこに意識を向け感謝できるかどうかの違いだけだったのだ。

自分たちは生きているだけで幸せであること、すべてが感謝の対象になること、競ったり比較したりすることから自由になることでつねに感謝の心を持てること、ものごとにはつねに二面があり、感謝することでいい面が見えること、そして自分自身を幸福で満たし、相手の幸福を願う愛がもっとも大切であること。

周囲の期待、見栄やプライド、失敗することの恥ずかしさと恐怖、こういった「本当は重要でないもの」をすべて捨てて、自分にとって本当に大事なものは何かを考えたとき、実はそれらのほとんどは既に持っていることに気がつきます。
そういったものへの感謝を忘れずに、人との比較ではなく、自分自身が日々成長することを大切にすれば、私たちの心は豊かになれる、ということではないかと思います。

大切なのは、愛と感謝です。
心理はきわめてシンプルなのです。

私は著者の天野さんが1975年生まれというのを知って、びっくりしました。
33歳にしてこのようなメッセージを世の中に発信できるというのは、素晴らしいことだと思います。
「出版は個人にとって究極のIPO」という本田直之さんの言葉を聴くと、それだけで自分も出版したいなと思ってしまいます。
が、やはり出版することそれ自体には何の意味もないと思います。
何か世の中に伝えたいメッセージがあって、また、それを語るだけの資格が自分にあってはじめて、出版することの意義が出てくるのだと思います。
利益を上げるにしても、出版するにしても、その本質的意義はどこにあるのかを見失わないよう、「愛と感謝」の気持ちを忘れずにいたいですね。
余談ですが、ダンベルでの筋トレを日課にしてからもうすぐ3ヶ月がたちますが、筋力の増加で体重が3kg以上増えています。
成果が出ているようです。
ただ、あんまり極端に体を大きくするとせっかく購入したスーツが入らなくなりそうですが…。

君を幸せにする会社
君を幸せにする会社 天野 敦之

日本実業出版社 2008-09-11
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『経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門』

経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門
経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門 伊丹 敬之

東洋経済新報社 2007-06-29
売り上げランキング : 5282

おすすめ平均 star
star3つの視点に納得
starわかりやすい本です!
star伊丹センセイから若手マネージャーへの指南書

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伊丹敬之さんの「経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門」を読みました。

自分自身のためにも、組織と仲間たちの発展に自分なりの貢献をするためにも、経営全体を考えた上で自分の立ち位置を確認するための「経営を見る眼」が、必要だと思うのである。

アウトプットを強化する上で、読書に代表される「インプットの時間」はとても大切だと思います。
しかしいくらインプットを増やしてアウトプットを強化しても、そのベクトルの方向を誤ってしまうと十分な成果にはつながらないと思います。
自分自身のスキルアップやアウトプットが最大限に組織としての成果につながるためには、経営全体を考えた上で自分の立ち位置を確認し、自分が何をするのかを考えるための「経営を見る眼」が欠かせないと思います。
経営を見る眼とは要するに、自分なりの経営の理論・論理を身につけることだと思います。
本書では、
●人は何故働くか
●会社とは何か
●経営とは何か
といったことが解説されていたのですが、私はまだまだ「自分なりの経営理論・論理」が構築できていないと感じました。
正社員として組織の中で働いた経験がまだないのも理由の一つだと思うのですが、「カネ、情報、感情の流れを活発にするのがマネジメントの本質」とか、「富と情報を権力と名誉の適切な分配にマネジメントの本質がある」と言われても、理論では理解できても、自分の経験に照らし合わせることが出来ないので、実感としていまいち腑に落ちませんでした。
実際に働いてみて、いろいろ見たり経験したりして始めて分かる部分も多いと思うので、就職してからもう少し経営書の割合を増やしてみようと思います。
参考リンク:
経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門 – to-rainbowsのビジネス書日記
余談ですが、以前「次世代マーケティングプラットフォーム」の記事で

来年からはIT業界で働く一人となるわけですから、私もこれからのITがどのような世の中を創って行くのかという自分なりのビジョンを持ち、その中で自分は何をするのかを描けるようでなければならないと強く感じました。
テクノロジーに関する本を、もっと読み込んでみようと思います。

と書いたのですが、とりあえずIT系の雑誌を読むことから始めることにしました。
雑誌で業界の動向を押さえつつ、書籍紹介欄などを参考にして、本も読み込むつもりです。
「目指せ究極のITコンサルタント」で、頑張ろうと思います。
Yes, I can.

経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門
経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門 伊丹 敬之

東洋経済新報社 2007-06-29
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『ワークライフ“アンバランス”の仕事力』

ワークライフ“アンバランス”の仕事力
ワークライフ“アンバランス”の仕事力 田島 弓子

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2008-11-19
売り上げランキング : 18489

おすすめ平均 star
star人生にはアンバランスになるタイミングもありますよね
star分かり易い
starちょっと疲れた時に

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田島弓子さんの「ワークライフ“アンバランス”の仕事力」を読みました。
最近は仕事と私生活のバランスを取る、ワークライフバランスという言葉が大きく取り上げられていますが、本書はあえてそれとは逆の

アドレナリンが噴き出るくらい、本気で仕事にハマることで、仕事を、面白くやりがいのあるものにすること。

である、ワークライフ”アンバランス”な仕事術を薦めた一冊です。
なぜワークライフアンバランスなのか。
本書では、
●人生には偏ってでも、ひとつのことに、とことんのめりこむ時期があっていい
●20代から30代前半くらいまでは、人生=仕事な時期があってもいい
●得られるものもアンバランスに大きい
●経験と実績に裏付けられた「本物の仕事力」が身につく
●苦労や失敗をくぐり続けることで「しぶとさ、粘り強さ」が得られる
●経験や実績を積み上げながら、ぶれない「キャリアの軸」がつくられる
と書かれています。
昨日読んだ勝間和代さんの「起きていることはすべて正しい」にもありましたが、将来的には自分の強みや特性を最大限に発揮するために仕事を選ぶ、もしくは仕事を調整するといった「わがままを通す仕事術」を実践したいと思っている私ですが、そのわがままが許されるくらいの“決定力”が身につくまでは、“サボる”ことは許されません。
そこでまず”決定力”を身につけようと思ったならば、ワークライフバランスといいつつ仕事は定時に終えて、あとはプライベートを充実させるという働き方をしている場合ではないと思うのです。

つまり、ワークライフ・バランスとは、社会で定義されるものでもなく、人から与えられるものでもなく、自分自身で見つけるもの。
(中略)
周りの目から見れば「アンバランス」に見えたとしても、自分にとってそれが調和のとれた状態であれば、それが自分の「ベストバランス」。

自分の目的や目標を考えれば、最初は仕事に夢中になるくらいで私にはちょうどいいバランスではないかと思いました。
かといって、無闇に長時間労働していても”決定力”はなかなか身につかないと思います。
極端な話、残業は一切しなくても、その分あいた時間を自己投資につぎ込み、それが全て仕事に活かされるのであれば、十分ワークライフアンバランスだと思います。
仕事に夢中になりつつも、頭はクールに働かせて、読書・セミナーといったインプットの時間を設けたり、人と会う時間を意識的に増やしたりと、戦略的に自分を成長させるために仕事や私生活をマネジメントしようと思います。
ちなみに今私は
●朝5時におきて本を一冊読む
●8時から出社
●20時に帰宅
●2時間ほど英語やブログでのアウトプットなどの勉強、筋トレ
●11時には寝る
という生活をイメージしていますが、ほとんど仕事と自己投資で一日が終わりそうです。
ただ、自分の目的や目標を考えたら、これくらいは無理なくできそうな気がします。
やはりまずは、自分がこの先どうなりたいか、何を成し遂げたいのか、どう生きていきたいのか、という方向性が前提にあって、それに基づいてワークライフバランスというのは決まるものだと思います。
近視眼的で消極的なワークライフバランスに陥らないために、本書はお勧めの一冊です。
以下、私用メモ
● アンバランスな三つのルール
1.学ぶべきことはすべて現場から学ぶ
2.まずは目の前の仕事を完璧にこなす
 ・与えられた仕事に対して、目的や目標、意義を自分なりに考えて取り組む
 ・自分の特性をどうやって生かせるか考える
3.仕事はハマってやる
 1.自分が納得していること
 2.アドレナリンが噴出しているような興奮状態であること
 3.体は熱くのめりこんでいるが頭はクールであること
● キツイ仕事は断らない
 ・伸びるチャンスだと、ありがたく受け止める
 ・自分に足りないものを補うプランをあらかじめ立てておく
 ・やっている間は、目的と目標を見失わない
 ・命まではとられない

ワークライフ“アンバランス”の仕事力
ワークライフ“アンバランス”の仕事力 田島 弓子

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2008-11-19
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『起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術』

起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術 勝間 和代

ダイヤモンド社 2008-11-29
売り上げランキング : 597

おすすめ平均 star
starたとえ駄本でも決してムダにはしない。
starタイトルが良すぎて答えが見つからない!
starよくわからない内容

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勝間和代さんの「起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術」を読みました。
本書はメンタル筋力を鍛えることで、どんな状態にあっても思わぬところから幸運を見つける力、「セレンディピティの力」を養うための一冊です。
1.脳内フレーム120%活用法―顕在意識だけでなく、潜在意識を最大限に活かす技術
2.即断即決法―多種の情報から必要なものを選び出し、決断に至る技術
3.パーソナル資産増強法―身近な経験、技術などのパーソナル資産を組み合わせ、使いこなす技術
4.勝間式人間関係の兵法―周りの人と協調、尊敬、調和し、自分の力を倍増させる技術
上記の4つの技術に加え、「起きていることはすべて正しい」という考え方、つまり、今起きていることから何を学び、どのように行動すれば、この時間を最大に活用できるかを考える技術を養うことが、メンタル筋力を鍛えることにつながり、セレンディピティの力を強化できるとしています。
ものすごく密度の濃い一冊なのですが、ここでは今現在の私に照らし合わせて、特に大きな気づきとなったものだけを紹介しようと思います。
● 批判しない
勝間さんは「良書は10冊に1冊」といっているにもかかわらず、良書を紹介する際に残りの9冊についての批判はしないのだそうです。
それには2つの理由があり、
1.自分の読書力が絶対ではない
2.批判しても、運命過程の成長パスがよくならない
ということなのだそうです。
私は最近の自分を振り返って、自分の読書力が絶対ではないにもかかわらず、ピンと来るものがないからといって安易に批判的な姿勢で本を読んだり、ブログを書いたりしていることがあるのではないかと反省しました。
本代と本を読む時間というコストに対して今以上に「無駄にしてはもったいない」という感性を持ち、学び取ることに貪欲にならねばならないと改めて思いなおしました。
● わがままなFWになる

私たちは一人で生きているのではないからこそ、自分の得意なことを見極め、自分が得意でないことについてはなるべく時間を使わないようにすることが、自分に対しても相手に対しても誠実な生き方となります。

本書で勝間さんは、わがままを通さないと成功しないと述べています。

ここで言う「わがまま」はあくまで、自分の能力を最大限に発揮できるよう、自分のパーソナル資産配分に優先順位をつけて周りと調和しながら、その優先配分が気持ちよく行えるよう、常に工夫を繰り返すことです。

つまり、最大限の成果をあげるためには自分が強い意志を持ってリーダーシップをとり、なるべく自分の能力が発揮しやすいように舞台をセッティングしなくてはならないのです。
私はこれを聞いてサッカーの守備をしないFWと同じだなと思いました。
一昔前の元ブラジル代表のロナウドが特にそうだったのですが、FWにも守備での貢献が求められる最近のサッカー事情の中においても、中には守備を“さぼる”FWたちがいます。
しかし見方によっては、彼らは自らの特性が守備にではなく得点を奪うことにあることを理解し、その特性を最大限に活かすためにあえて守備をせずに得点を奪うことにだけ集中するという、真のプロフェッショナルでもあるのです。
得意ではない守備に奔走して体力を減らし、肝心の得点シーンで自分の能力を存分に発揮できないよりも、自分の得意な仕事である”ゴールを奪うこと”に専念したほうが結果的にチームにプラスになると、彼らは判断しているのです。
しかし注意しなければならないのは、これは彼らが世界屈指の決定力という武器をもっているからこそ、許されるわがままだということです。
守備をサボって力を温存しても、肝心の得点シーンでも活躍しないようであれば、お払い箱です。

したがってどのくらい他者に対してリーダーシップを発揮し、自分のわがままを通すかについては、自分の能力との見合いで決まってくるということをくれぐれも忘れないようにしてください。

まずはわがままが許されるくらいの“決定力”を身につけて、それから“サボる技術”を発揮しようと思いました。
● 「信念のあるわがまま」には応援団が集まる

最後の仕上げとして大事なのは、このわがままさにしてもアサーティブにしても、周りが共感するような大きなミッションや目標があって初めて応援団ができるということです。

毎日の意思決定のうち、半分以上は自分以外の相手が絡むとすると、自分のやりたいことを通すためにはある程度周囲の理解が必要になると思います。
例えば来年から私は就職ですが、将来の目的・目標に向けて読書、英語の勉強、簿記の勉強、IT業界の研究、読書会、セミナー受講などなど、やりたいことは様々ある中で、これらを実践するためにいかに飲みのお誘いをマネジメントするかはかなり気になる問題です。
このときに、「あいつはやることがあるから」「あいつは目標をもってるから」と周囲の理解がある場合、無闇に誘われなくなったり、仕方なくお断りしたときも理解を示してくれたりする可能性が高まるのではないかと思います。

その相手が絡むときに、相手に対して潜在意識・顕在意識の両方を使いながら、どのような受け答えをして、どのような会話をして、どのように相手に対して自分のミッションやビジョンを説明していくのか。そして相手が自分のミッションやビジョンに対してぜひとも協力したいと思ってくれるかどうかは、普段の私たちの立ち居振る舞い、言葉と行動、主張を通じたメタ・メッセージ(言語によるメッセージによって間接的に暗示される対人関係に関するメッセージ)が相手に影響しているのです。

“決定力”、”サボる技術”、”信念のあるわがまま”の3つを念頭においてやってみようと思います。

起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術 勝間 和代

ダイヤモンド社 2008-11-29
売り上げランキング : 597

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starたとえ駄本でも決してムダにはしない。
starタイトルが良すぎて答えが見つからない!
starよくわからない内容

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『自分の小さな「箱」から脱出する方法』

自分の小さな「箱」から脱出する方法
自分の小さな「箱」から脱出する方法 アービンジャー インスティチュート

大和書房 2006-10-19
売り上げランキング : 256

おすすめ平均 star
starなぜ難しく解説するのか?
star人間関係が好転する本
star自分を偽らずに見据える事で、真実が見えてくる。

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アービンジャー・シンスティチュートの「自分の小さな「箱」から脱出する方法」を読みました。
どうしても認めることが出来ない人って、いると思います。
私にもなかなか受け入れることが出来ず、否定してしまった人が今までに何人もいました。
私の場合、一旦その人を否定してしまうと、後からどんどんそれを正当化する理由ばかりが目に付くようになります。
「あいつはああだから」「あいつはこうだから」と相手を否定する最もらしい材料を集めることで、自分を正当化し、そこに居心地の良さを感じるようになります。
そうなると、相手の欠点が良く見えるようになるばかりか、相手の長所までも欠点に歪めてしまおうとし、現実を自分の都合の良い形で解釈したいがために、現実を見る目が歪められてしまいます。
このとき、私はまさに「箱」の中に入っているのだと思います。
現実が歪んで見える箱の中にいるせいで、本当は自分の周りの人々が善良であることを望んでいるはずなのに、実際には相手に悪であることを望んでしまうという事態が起こります。

箱の中にいると、現実を見る目がゆがんでしまう。自分自身のことも他の人々のことも、はっきりと見ることができなくなる。自己欺瞞に陥るわけだ。そしてそこから、人間関係のあらゆるごたごたが起こってくる。

本書は、なぜ私たちがしばしばこの「箱」の中に入ってしまうのか、そしてどうすればそこから出ることが出来るのかを、物語形式で解き明かします。
「ひょっとしたら今、自分は箱の中に入ってしまっているのではないだろうか?」と問いかける視点を持つだけでもかなり人間関係が変わると思います。
興味があれば、読んでみてください。

自分の小さな「箱」から脱出する方法
自分の小さな「箱」から脱出する方法 アービンジャー インスティチュート

大和書房 2006-10-19
売り上げランキング : 256

おすすめ平均 star
starなぜ難しく解説するのか?
star人間関係が好転する本
star自分を偽らずに見据える事で、真実が見えてくる。

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『第一回 Chabo!著者と読者の集い 『Chabo!著者が教える夢を叶える私の方法』』

今日は読書会のメンバー4人で「第一回 Chabo!著者と読者の集い 『Chabo!著者が教える夢を叶える私の方法』」に行ってきました。
かなり期待して行ったのですが、特に神田昌典さんの講演は期待以上で、最後のほうは思わず涙が出そうになるほど素晴らしかったです。
私は4列目の席だったので(プレス席の真後ろ)、ほぼ目の前で話しているのを食い入るように見つめつつ、右手はメモを書くので大忙しでした。
マインドマップで書いていたのですが、最後のほうはマインドマップを放棄しているのがよくわかりますね。

こちらは第一部の、竹川美奈子さん、山田昌弘さん、久恒啓一さんの講演メモです。

こちらは第二部の、神田昌典さん、勝間和代さん、和田裕美さんの講演メモです。

今日はサイン本を購入してしまいました。
こちらは「10年後あなたの本棚に残るビジネス書100」で、勝間さんと神田さんのサイン入り。

こちらは「起きていることはすべて正しい」で、勝間さんのサインと”Serendipity”の文字入りです。
気になりつつも今日までアマゾンで注文せず、今日も行きがけの書店で手に取りながらも「もしかしたら今日何かあるかもしれない」と購入せずにいたので、現地購入できたのはある意味Serendipityですかね。
さて内容ですが、最後のほうは本当に涙が出そうになりました。
神田さんの講演のなかで、「今は夢と夢がくっつく、奇跡の時代だ」という話があったのですが、そこで神田さんは「今日ここにいる時点で、私たちには皆、夢を叶えるのに必要なリソースがそろっている!!」と言い切りました。
●インターネットの普及や、ブログ、mixiなどの個人をエンパワーするツールのおかげで、以前なら何年もかけて養ったような人脈が、ほんの数ヶ月で築けてしまう時代
●「お金じゃなくてもやりたいこと」をやれる幸せな時代
●希望を持てる社会に生まれた奇跡
●自分の幸せが周囲の幸せに広がる時代
私たちは本当に、恵まれた環境を与えられています。
「不況なんてものはまやかしです。確かに格差は広がると思います。しかし、今は希望に対して追い風が吹く時代なのです。その中で一人が成し遂げられることは大きい。」
私はもっともっと自分のセルフイメージを高めて、自分の幸せを日本の幸せに、そして世界の幸せにまで広げて考えられるようになりたいと思いました。
道中つまずく場面は何度も訪れると思いますが、常に目指すべき到達点を見すえて、あきらめずに挑戦し続けることに決めました。
「夢の叶え方」とありますが、夢を叶えるためのノウハウ的な話はそこまでありませんでした。
しかし、いくら成功ノウハウや知識があっても、目指すべき場所がわからなければ、どこにもたどり着けません。
成功ノウハウや知識は巷の成功本に多くありますが、自分の目指すべき場所を決める際にどうしても脳をよぎってしまう、「自分にここまでできるのか?もっと控えめにしておいたほうがいいのではないか?」というメンタルブロックを吹き飛ばしてくれる人は、そうそういません。
今日はラッキーだったと思います。
そんな話をしながら4人で帰ってきたのですが、この前作った読書会の名前が、少し変わることになりました。
「TRICK」に、4人目のメンバーのイニシャルY.Y.を加えて、「TRICKYY」としました。
Yが二つ続くのがおしゃれのポイントですね。

「バカウケ」キャッチフレーズで、仕事が10倍うまくいく―たった1フレーズで、あなたはブランドになる!

「バカウケ」キャッチフレーズで、仕事が10倍うまくいく―たった1フレーズで、あなたはブランドになる! (Dream skill club)
「バカウケ」キャッチフレーズで、仕事が10倍うまくいく―たった1フレーズで、あなたはブランドになる! (Dream skill club) 中山 マコト

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中山マコトさんの「「バカウケ」キャッチフレーズで、仕事が10倍うまくいく―たった1フレーズで、あなたはブランドになる!」を読みました。

尖ったもの、分かりやすいもの、他とは違ったもの。
そんなものには勝手に人が集まってくるんです。
それを求心力と呼びます。
そしてその求心力の源は、「キャッチフレーズ」なんです。

自分だけの「キャッチフレーズ」、これは個人をブランディングする上でとても強力なツールになります。

キャッチフレーズをつける。
   ▼
あなたの事がハッキリ! クッキリ! 見える!
   ▼
あなたを探していた人がそれを発見する!
   ▼
寄ってくる!!

しかし、実際に作ろうと思っても、どうつくればいいものか、迷ってしまう人も多いと思います。
本書はそんな人にお勧めしたい一冊です。
私は本書を読んで、優れたキャッチフレーズを作るには
自分自信の強味や特性を分かりやすく伝える
自分のこだわりを入れる
の2つが特に重要だと感じました。
例えば、あまりにも安着な言葉や曖昧な表現を使ってしまうと、「自分にぴったりだ」という実感が持てず、どこかでブレてしまいます。
単にかっこいい語彙を並べるのではなく、自分の特性だったり、強みだったりを分かりやすく入れることが、自分を相手に見える化する第一歩になります。
また、キャッチフレーズには自身の生き方を示す羅針盤の働きもあります。
自分を定義付けることで、その定義に合致した言動をとるよう、キャッチフレーズが後押ししてくれるのです。
つまり、自分のこだわりや志をキャッチフレーズに入れることで、キャッチフレーズが自己実現を支援するツールにまでなってしまうのです。
キャッチフレーズをつけるとは、ある意味自分自身の生き方を定義付けることに近いのかもしれません。
私も早速一つ作ってみましたが、まだ秘密にしておきます。
以下、私用メモ
キャッチフレーズの6つのチカラ
 ●ターゲティングのチカラ
 ●出会うチカラ
 ●ガイドラインを作るチカラ
 ●遠ざけるチカラ
 ●物語のチカラ
 ●クレドのチカラ
アイデア・ダンプで自分の強み・特徴・こだわりをあぶりだす
意味がハッキリしない言葉を使わない
物語を使う

「バカウケ」キャッチフレーズで、仕事が10倍うまくいく―たった1フレーズで、あなたはブランドになる! (Dream skill club)
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