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Author Archives: 河村 拓

『営業の赤本 売り続けるための12.5原則』

営業の赤本 売り続けるための12.5原則
営業の赤本 売り続けるための12.5原則 月沢 李歌子

日経BP社 2006-10-26
売り上げランキング : 63478

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star営業の本質を学べます!
star特効薬にはならないが
star営業に必要な心得が凝縮されている。

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ジェフリー・ギトマーの『営業の赤本 売り続けるための12.5原則』を読みました。
本書を読んで、
パーソナル・ブランドを築いて、自分のポジションを確立する
「あって欲しい」「売って欲しい」と向こうから言われる仕組みを作る
ということを今から考えて、戦略的に準備しておく必要があると私は感じました。
今後はこの2点を更に念頭に加えて、本を読んでいこうと思いました。
近々マインドマップにまとめてみたいと思います。
「パーソナルブランディング」×「営業」について学びたい方には、必読の一冊だと思います。
今回はメモ書きのみとします。
●「なぜ買うのか」を「いかに売るか」より1000倍重要
●巧妙なセールストークやうさんくさい駆け引きは不要
●お客様と長期的な信頼関係を築くことを主眼に置く
● お客様に会う準備
 ・インターネット―企業名を検索、会う予定の人の名前を検索、CEOの名前を検索
 ・お客様の刊行物
 ・お客様の顧客
● 自分をブランドにする
 ・名前をドメイン名とし、独自ドメインを取得する
 ・取引をしたいお客様の目にいつも触れるようにする―顔を覚えてもらう
 ・営業で大事なのは、誰を知っているかではなく、誰に知られているか
 ・名前を覚えてもらうにはポジショニングが大切
 ・CEOに会えるかどうかもポジショニング次第
● ユーモアを学ぶ
 ・お笑いを聞きに行く―話し方、タイミング、顧客の反応を観察し、 ・何故笑いが起きるかを分析する
 ・ジョーク本や面白い本を読む
 ・プロのコメディアンやコメディ作家とランチに行く
 ・面白い人と付き合う
● お客様の買うときのリスク
 ・金銭的な判断の誤り
 ・本当は必要ない
 ・他で安く変えるかもしれない
 ・品質の判断を誤る
 ・もっといいものがある
 ・営業マンが嘘を言っている
● お客様の言葉は信頼の証
 ・お客様からの推薦の言葉を活用する
 ・お客様の声をビデオに録画して使う
 ・品質の良いものをつくる
 ・伝えたいメッセージを明確にする
 ・5分か8分で短くする

営業の赤本 売り続けるための12.5原則
営業の赤本 売り続けるための12.5原則 月沢 李歌子

日経BP社 2006-10-26
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『成功へのフライトプラン』

成功へのフライトプラン
成功へのフライトプラン 門田 美鈴

ダイヤモンド社 2008-11-29
売り上げランキング : 293887

おすすめ平均 star
star結果には 原因がある
star成功に安易な道なし-明確な目的へ向かう努力が人生を輝かせる

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ブライアン・トレーシーの『成功へのフライトプラン』を読みました。
本書は設定したゴールへたどり着くまでの道のりを、飛行機のフライトプランになぞらえて説いたものです。
1.目的地を決めろ
2.フライトの選択肢を検討する
3.フライトプランを書く
4.旅の準備をする
5.全速力で飛び立て
6.乱気流に備えよ
7.たえず軌道修正せよ
8.習得と向上のアクセルを踏め
9.超意識を働かせよ
10.近道、その他さまざまな蜃気楼に惑わされるな
11.恐怖に打ち克て
12.成功するまでやり抜け
著者は、まずやるべきことは自分が本当に望んでいることが何かをはっきりさせることだと述べています。

自分が何者で、何を望んでおり、どこへ行きたいのかがはっきりすれば、普通の人の一〇倍ものことが、ずっと早くなしとげられるだろう。

これらの答えが明確であればあるほど、目的地を定め、フライトプランを立てるのがたやすくなるだろう。

しかし、いくら目的と計画を設定しても、それが必ず成功すると言う保障はありません。
多くの人はそこで失敗を恐れて、一歩を踏み出せないのかもしれません。
でも、必ず成功すると保障されたプランなどないのです。

成功の保証のないまま、あえて踏み出し、「飛び立つ」勇気がいる。

7個目のフライトプランの「たえず軌道修正せよ」に書いてあるのですが、

1.ある決断をしたあと、新しい情報や状況によって間違った決断だとわかったら、ためらわずに言おう。「私は間違っていた」

2.二番目の発言は、「私は間違ったことをした」

3.三番目の発言は、「私は考えを変えた」

きちんと軌道修正さえできれば、間違いは犯してもいいのです。
間違いを恐れるあまり一歩を踏み出さずにいる時間そのものが本当の失敗なのかもしれません。
安田佳生さんの『千円札を拾うな。』にもありましたが、

成長できる人は、間違った階段を上らなかった人ではない。間違えたと気づいた瞬間に、躊躇せずに今いる階段から飛び降りることができた人なのだ。

失敗を恐れるあまり何もしないのではなく、着実に成長して、目的に近づくことが大事ですね。

成功へのフライトプラン
成功へのフライトプラン 門田 美鈴

ダイヤモンド社 2008-11-29
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『それでもなお、人を愛しなさい―人生の意味を見つけるための逆説の10カ条』

それでもなお、人を愛しなさい―人生の意味を見つけるための逆説の10カ条
それでもなお、人を愛しなさい―人生の意味を見つけるための逆説の10カ条 Kent M. Keith 大内 博

早川書房 2002-08
売り上げランキング : 2466

おすすめ平均 star
star自分が自分として生きるための一冊
star10ヵ条は素晴らしい
starそれでもなお,,,,

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ケント・M・キースの「それでもなお、人を愛しなさい―人生の意味を見つけるための逆説の10カ条」を読みました。
本書はマックさんのブログにて「これは読むべき一冊」「自分のなすべきことをまっすぐ見つめられるようになる」と紹介されていた一冊なのですが、私も全く同感です。
私はもう、逆説の10カ条を紙に書いてどこかに張っておこうと思います。
この世の中にはおかしいと感じること、間違っていると感じることがたくさんあるかもしれませんし、もしかしたらこの世界には意味なんてないのかもしれません。
しかし、だからといってそれに私たちがつきあう必要などないのです。

世界は意味をなしていません。しかし、あなた自身は意味をなすことが可能なのです。

他の人が感謝の気持ちをもとうがもつまいが、自分にとって意味があることを実行する自由が、あなたにはあるからです。本当の自分でいる自由があなたにはあります。本来あるべき自分になる自由が、あなたにはあります。他の人たちが見逃している意味を発見する自由があなたにはあります。

例え周りから評価されなくても、馬鹿にされても、攻撃されても、非難されても、私たちは自分のなすべきことをまっすぐ見つめていればいいのです。
例え築き上げてきたものが崩れ去ったとしても、私たちはそこにある「意味」を見失わなければいいのです。
本当は重要でないことから自由になり、自分の生きる意味を見出してそれに素直に生きることこそが本当に幸福につながると、著者は説いているのです。
2.何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。それでもなお、良いことをしなさい。
5.正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。
7.人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。それでもなお、弱者のために戦いなさい。
8.何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。それでもなお、築き上げなさい。

あなたの大きな考えが誰かによって撃ち落されたら、それを拾って、埃を払って、再び活動を始めるだけの話です。

まだ読んでいない方は是非本書を通して、心の焦点を「成功」ではなく「生きることの意味」にあわせてみてください。
非常にお勧めです。

それでもなお、人を愛しなさい―人生の意味を見つけるための逆説の10カ条
それでもなお、人を愛しなさい―人生の意味を見つけるための逆説の10カ条 Kent M. Keith 大内 博

早川書房 2002-08
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余談ですが、今日は久々に仲間を集めてフットサルをしてきました。
読書会仲間のTO-RAINBOWSさんとLeapさんも一緒でした。
やはりフットサルはいいですね、かなりはしゃいでいたと思います。
で、私は足を負傷してしまいました。
靴擦れしていたようで、両足の裏に特大の豆が…。
痛いのを我慢してプレーを最後まで続けたのですが、当然豆が破けて、歩くだけで激痛が…。
第2回はしばらく先になりそうです。

『Outliers: The Story of Success』

Outliers: The Story of Success
Outliers: The Story of Success Malcolm Gladwell

Little Brown & Co (T) 2008-11-18
売り上げランキング : 563

おすすめ平均 star
starやや単純な帰結という印象。でもとにかく面白い!!
star成功要因=成功者自身の周辺環境や時代背景が幾つか重なった結果….
star新鮮な切り口

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Malcolm Gladwellの『Outliers: The Story of Success』を読みました。
本書は
●『急に売れ始めるにはワケがある』
●『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』
で有名な著者の、注目の新刊です。
内容の衝撃度、影響力ともに間違いなく今月の必読度No.1です。
アメリカには「self made man」(自分の力で成功をおさめた人)を称賛する文化があります。
不利な立場にありながらも、自らの才能や努力によってそれを克服して成功をおさめた人に拍手を送り、生まれや育ちに関係なく、誰にでも等しくチャンスは与えられているのだと言う世界観を育んでいます。
本書はそのような考え方を粉々にしてくれる一冊です。

What is the question we always ask about the successful? We want to know what they’re like―what kind of personalities they have, or how intelligent they are, or what kind of lifestyles they have, or what special talents they might have been born with. And we assume that it is those personal qualities that explain how that individual reached the top.

●特有のパーソナリティ
●知性
●ライフスタイル
●持って生まれた特別な才能
私たちはいわゆる「成功者」を見るとき、彼らが成功をおさめた理由を上記のような「その人本人に内在する要素」に求めたがります。
しかし、この認識は完全な間違いなのです。

In Outliers, I want to convince you that these kinds of personal explanations of success don’t work. People don’t rise from nothing. We do owe something to parentage and patronage.
(中略)
It makes a difference where and when we grew up.
(中略)
It is only by asking where they are from that we can unravel the logic behind who succeeds and who doesn’t.

人は自分自身に内在する要素によってのみ成功するのではなく、生まれや育ちが実は密接につながっていたのです。
本書ではその証拠となる事例がいくつか紹介されているのですが、そのうちの2つを紹介したいと思います。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
● カナダでホッケー選手になるには、1月~3月に生まれなければならない
――――――――――――――――――――――――――――――――――
カナダではホッケーが盛んで、幼稚園に入る前からプレーし始める子もいるくらいです。
そこでは欧州サッカークラブのユース組織のように子どもたちは幼い頃からふるいにかけられ、上手な子どもは同年代の中でも上の階級のリーグへとスカウトされ、10代半ばくらいでその中のベスト中のベストプレイヤーがMajor Junior Aというエリートリーグへと進むことが許されます。
そしてなんと、このエリート集団のどの年代のグループをとってみても、
40%の選手が1月~3月生まれ
●30%の選手が4月~6月生まれ
●20%の選手が7月~9月生まれ
●10%の選手が10月~12月生まれ
だったのだそうです。
繰り返しますが、「どの年代のグループ」でも1月~3月生まれの選手は全体の40%をも構成していて、逆に10~12月生まれの選手は全体の10%しかいないのです。
このからくりは、カナダホッケーの各年代別適性検査が「1月1日」を区切りに行われることにあります。
つまり、例えば同じ6歳でも、1月1日生まれの子どもと12月31日生まれの子どもでは、ほぼ丸1年の差があるのです。
まだ10台にも満たない子どもたちにとって、この差は特に体格や運動能力にでることになります。
当然体格や運動能力に優れた「1月~3月」に生まれた子どもたちのほうが、「10月~12月」に生まれた子どもたちよりも各年代において優れたパフォーマンスを見せることになります。
それはスカウトの目にも留まり、1月~3月生まれの子どもたちは
よりレベルの高いリーグへと移ることが許され
●そこでより優れたコーチングを受けることができ
よりレベルの高いゲームでプレーする機会を与えられ
結果的に差は大きくなる一方なのです。
もちろんプロホッケー選手となるような人たちは優れた才能の持ち主だったのですが、彼らがプロになれた要因はそれだけではなかったのです。
自らつかんだわけでも生み出したわけでもない、「1月~3月に生まれた」という特別な機会に恵まれていたということが、非常に大きな要因となったのです。
「10月~12月に生まれた時点で、カナダでホッケー選手にはなれない(もしくはハンディキャップを背負っている)」のです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 10000時間の機会
――――――――――――――――――――――――――――――――――
どの分野においても、そこでワールドクラスと呼ばれるレベルに到達するには10000時間の学習・練習が必要である、という定説があり、実際にそれ以下の時間でそのレベルにまで到達したケースはないようです。
そして、The Beatlesも、Sun Microsystemsの創業者Bill Joyも、MicrosoftのBill Gatesも、AppleのSteve Jobsも、「特別な10000時間」を与えられた人たちだったのです。
The Beatlesはアメリカでのデビュー前に、1年間ハンブルグのクラブを渡り歩いて毎日のように何時間もの演奏をする機会を与えられました。
Bill JoyもBill GatesもSteve Jobsも、パソコン釈明期以前の、コンピュータがまだ非常に珍しいものだった時代に、毎日のようにコンピュータに触れることができる環境を
「偶然×偶然×偶然×偶然×偶然×偶然」
とでも表現できそうな奇跡のような偶然の連鎖を経て与えられました。
ほんの一握りの人しかコンピュータに触ることができなかった時代に、毎日のようにプログラムを書いたりコンピュータをいじったりするという「幸運な10000時間」を与えられるということが、どれだけのアドバンテージになるのか。
それはその後の歴史が証明しています。
また、様々な要因を組み合わせるとパソコン釈明期において完璧なアドバンテージとなるには1955年生まれであることが必要なのだそうです。
上記の3人を見てみると、
●Bill Joy 1954年11月8日
●Bill Gates 1955年10月28日
●Steve Jobs 1955年2月24日
と、二人は完璧な誕生日に生まれています。
そのほかにもこのような人たちがいます。
●Steve Ballmer(Microsoft) 1956年3月24日
●Eric Schmidt(Google) 1955年4月27日

Their success was not just of their own making. It was a product of the world in which they grew up.

彼らがここまで成功をおさめることができたのは、彼ら自身の力だけではなく、彼らが生まれ育った世界の恩威を多大に受けていたことが良く分かります。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
上記以外にも
●なぜ日本や中国の子どもたちはアメリカの子どもたちよりも数学が得意なのか
●率直なコミュニケーション文化圏からきたパイロット×曖昧なコミュニケーション文化圏からきたパイロット=飛行機事故
●IQの高さが影響を与えるのは120くらいまでで、それ以上のIQは現実世界での優位にはつながらない
などなど、興味深い事例が満載です。
これらからわかることは、「成功」とは特別な機会を与えられた人が、それをつかむだけの能力・才能やマインドを持っていて初めて生まれるのだということです。
ある人が自身で下した決断や努力のみによって生まれるものではないのです。

Outliers are those who have been given opportunities―and who have had the strength and presence of mind to seize them.

私たちは自分のキャリアを考えるとき、自分の好きなことや得意なことのみではなく、「自分に与えられた機会」とは何か、そのポテンシャルを最大限に活かすにはどうしたらいいのか、ということを同じくらい考えなければならなかったのです。
「生まれや育ちに関係なく、意思と努力さえあればなんでも好きなものになることができる」という神話は、幻想だったのです。
読むだけで、自分自身、そして自身のキャリアの認識が変わってしまう一冊です。
本書の知識をどう活かすかで、今後のキャリアの選択が大きく変わる可能性もあります。
非常にお勧めなので、「洋書はちょっと…」という方も是非読んでみてください。

Outliers: The Story of Success
Outliers: The Story of Success Malcolm Gladwell

Little Brown & Co (T) 2008-11-18
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『原田隆史の成功塾(DVD付き)』

原田隆史の成功塾(DVD付き) (日経べンチャーDVD BOOKS)
原田隆史の成功塾(DVD付き) (日経べンチャーDVD BOOKS) 原田隆史

日経BP社 2008-11-04
売り上げランキング : 7558

おすすめ平均 star
star夢実現への第一歩
star3年後の飛躍!

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今日は原田隆史さんの『原田隆史の成功塾(DVD付き)』を紹介します。
本書は
●約90ページの冊子
●講演DVD60分
がセットになっているのですが、前著『カリスマ教師の心づくり塾』を読んでいた私にとって冊子はおまけのようなもので、お目当ては講演DVDでした。

早速マインドマップにまとめたのですが、特に「自立型人間とは」の箇所は非常に面白かったです。
自立型人間とは
●5%しかいない
●夢を持っている
●夢を目標に変えることができる
●夢を具現化する方法を考えることができる
●行動することができる
 ・「ルーティン」毎日何を繰り返すか
 ・「期日目標」いつまでにどうするか
ここらは渡邉美樹さんの「夢に日付を」の内容とかなり合致していますね。
また、「夢を具現化する方法を考える」にあたってOW64という手法が紹介されているのですが、一つのトピックに関して64の方法を書き出してみることで、それらが潜在意識にまで落とし込めるのだそうです。
「かけないと言うことは、考えていないと言うこと」ということで、やはり「書き出してみる」ことは大切なようです。
最近はよくマインドマップで自分の頭を整理するようにしていますが、やはり書き出してみることで「どこがまだ考え不足なのか」が非常に明確になり、そこを具現化するための計画を立てることができます。
ブログにしても同じで、「書く」ことで本を読んで自分が何を学んだのか、何を考えたのかが明確になります。
OW64の詳しいやり方については是非本書で学んでみてください。
以下、私用メモ
●経営とは、夢・思い・志・理念を掲げ、そのものを具現化するための一切の手立てのこと
●文字に書いて残す

原田隆史の成功塾(DVD付き) (日経べンチャーDVD BOOKS)
原田隆史の成功塾(DVD付き) (日経べンチャーDVD BOOKS) 原田隆史

日経BP社 2008-11-04
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『それでいいのか、サラリーマン!』

それでいいのか、サラリーマン!
それでいいのか、サラリーマン! 天野雅博

三冬社 2008-12-15
売り上げランキング : 66627

おすすめ平均 star
star「アマゾン太郎さん」と同じ感想
starそれサラ読んだ?
star1冊目は良かったが・・・

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天野雅博さんの「それでいいのか、サラリーマン!」を読みました。
久しぶりにスカッとする一冊を読みました。
「苫米地英人氏絶賛!」というのも納得で、特に「成功」という概念についての考え方はかなり近いものがあると思います。
本書はサラリーマン、特に
「いつか成功したい」と漠然と考えている
「成功者」になることを夢見て、『金持ち父さん貧乏父さん』や成功哲学本を読んだり、自己啓発セミナーを受けたりして満足している
という人に強くお勧めしたい一冊です。
著者は、こういう人たちが「成功」することは絶対にないと断言しています。

世の中の自己啓発セミナーと呼ばれるものや、何とかブログラムなどという「成功するための講座」が、あたかも誰にでも平等に成功がやってくるかのようにうたい、そのビジネスの規模を広げているが、はっきりと僕は言い切っておきたい。そんなことは絶対起こりえないと。

『金持ち父さん貧乏父さん』がヒットして、キャッシュフローゲームなるものが世の中に大ブームを巻き起こしたが、その影響を受けて成功した人をあなたは知っているんですか、と僕は聞きたい。

こういったものは、金持ちが自らの生活レベルを維持するために、「がんばって努力すれば、君らも僕らのようになれるんだよ」というまやかしの夢を与えるために築いた仕組みなのだと著者は言います。
私は正直、全てがこのように悪意のあるものだとは思っていませんし、著者にしても警報をならすためにあえてこういう表現を利用した部分も多少あるのではないかと思います。
しかし私は、まるで成功することが目的であるかのように「成功しよう」「成功者になろう」と考えている人は非常に危険だと思います。
かっこつけているわけでもなんでもなく、私には昔から「成功したい」「成功者になりたい」という概念が実はありません。
ブログでも何度か書いたと思うのですが、むしろ安易にこういう表現を使うことがあまり好きではなく、意図的に敬遠しているくらいです。
(そういえば『非常識な成功法則』を書いた神田昌典さんもChabo!セミナーで、「俗的な意味での成功と言う言葉は好きではない」と公言していましたね。)

自分の「死」について実感が持てないように、一般の人が願う「成功」も、漠然と心に思い浮かべている概念のひとつに過ぎない。
そんな漠然とした思いを心に抱いていても、実際の生活には何の変化も生じるはずがない。

私はこの一説に非常に共感したのですが、やはり「成功することが目的」では、結局何処にもたどり着けないのです。
同様に、成功するために本を読んでも、セミナーに通っても、「自己投資した気分を味わえるだけ」であって、結局は何も換わりはしないのです。

「成功のカタチ」は、他人が外形的なもので判断して決めるものではない。あくまでも自分が決めるものなのだ。自分がどこで満足するかではないだろうか。

自分自身が求める「目的」を理解することを避けて本を読んでもセミナーを受講しても、結局何処にもたどり着けないのだとしたら、私たちがまずやるべきことは自分の「目的」を理解することでしょう。
そして、自分の「目的」は人から与えられるものではなく、あくまで自分の中にあるものであって、この段階では読書というのはそれを理解し、引き出すための触媒なのです。
なので、自分の目的も理解しないうちに「一日何冊」「年間何冊」といった数字ばかりにとらわれて
●いかに早く本を読むか
●いかに多く本を読むか
ということばかりを考えていても、全くの無駄だと思います。
いきなりノウハウを集めるのではなく、まずは「自分の目的を理解するために本を読む」という段階が必要で、そのためには一冊の本と真摯に向き合って、著者と、そして自分と対話するくらいのつもりで読む、ということをしていかなければならないのではないでしょうか。
(「自分の目的を理解するための読書」については、梅田望夫さんの『ウェブ時代をゆく』に出てくる「ロールモデル思考法」がとても参考になると思います。)
1.まずは自分の目的を理解する(本はそのための触媒)
2.次は、目的を実現するためのビジョンを描く(本は目的を実現する手段・方法を探るために読む)
3.そのビジョンを基に、今自分がやるべきことは何かを考える(本は、今やるべきことをもっと効率的・効果的にやる方法はないか、といった視点を持って読む)
4.今日やるべきことを毎日やり抜く
目的を実現するということは、このサイクルの繰り返しなのだと思います。
と、かなり部分的な紹介に終わってしまいましたが、本書には他にも
●サラリーマンの生き方
●天野流ビジネス哲学
●人生論
など、面白いテーマがまだまだあります。

・上司(会社)はわかってくれない。  →わからせるのが、あんたの仕事だ。

・政府がしっかりしないから、経済が悪いんだ。→そりゃそうだ。なんせ、そいつらを選んだのはお前らだもんな。

と、かなりどきっとするような刺激的な箇所もありで、読んでいてあきません。
自分の軸を取り戻すためにも、是非読んでおきたい一冊です。
お勧めします。
以下、私用メモ

「何も持っていない」ということは、一見マイナスの状態だが、「失いものがない」、「誰からも奪われない」ととらえれば、大きなプラスになる。
(中略)
その突破口から脱出するためには多少の無理がつきものであることを忘れないでほしい。そして、無理には努力が必然的に含まれることも。

では、本当のやる気とは、どこから出てくるのだろう。それは、「自分は他人とは違う」という気づきの中から生まれるものだ。
自分でなければできない仕事、自分でなければ作れない作品、自分でなければ愛せないと思える人、これらの存在に気づいたとき、人間は生きる意味を発見する。じっとしてはいられなくなる。家の中に引きこもっている場合ではない、ということになる。

それでいいのか、サラリーマン!
それでいいのか、サラリーマン! 天野雅博

三冬社 2008-12-15
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starそれサラ読んだ?
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『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書) 山田 真哉

光文社 2005-02-16
売り上げランキング : 1660

おすすめ平均 star
star読んでないのに読んだつもりになっていた・・・
star読んでいないと恥ずかしい
star会計というより経済知識

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山田真哉さんの「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」を読みました。
税理士試験に向けて勉強中のぼってぃーさんのブログにて「会計学の入門書として最適」と紹介されていたので、簿記を勉強中の私としては読んでおかなくてはならないだろうと、手にとってみました。
なるほど、これは確かに、会計学の入門書としては最適だと思います。
まず、貸借対照表や損益計算書は一切出てこないですし、会計的な用語も最低限のものしか出てきません。
しかも、「なぜさおだけ屋はつぶれないのか?」「なぜワリカンの支払い役になりたがる人がいるのか」といった身近でかつ興味深いテーマを活用して話が展開されているので、読んでいてあきません。
また、本書を読むと会計には難しい数学の知識は必要なく、「99%は足し算・引き算・掛け算・割り算である」ことがよく分かるので、会計学の勉強を始めたいと思ってはいても、「自分は数字が苦手だから…」と敬遠してしまっている人にも有用です。
その上、読んでいるうちに
●売り上げと費用の関係
●本業と副業の関係(連結)
●商品が余ることと品切れすることの関係
●単価と回転率の関係
といったことを学ぶことができ、
会計の本質を大まかにつかめる
会計的な考え方が理解できる
のですから、まさにこれから会計学を学ぼうと言う人にはうってつけの一冊だと思います。
簿記にしても会計士・税理士にしても、いきなり細かいところから覚えようとするのではなく、まずは会計学の世界観・背景像という大枠を把握してしまったほうが、理解が深まり、効率的に勉強ができると思います。
お勧めです。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書) 山田 真哉

光文社 2005-02-16
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『ブレない生き方』

斎藤孝さんの「ブレない生き方」を読みました。
本書は「ブレない生き方」を体現した十二人の生き方をモデルとし、ブレずに生きるためのヒントを得ることを目的とした一冊です。
私が一番面白いと思ったのは、高橋是清の一説でした。

上から見込まれて、仕事を振られたとしよう。「えっ、俺ですか?」ととまどった時点でアウトだ。是清は、「機会」はいつ来るかわからないから「準備をしておかねばならぬ」(同前)と考えた。
(中略)
イチロー選手を見よ。一流と呼ばれる選手は、準備にもっとも時間をかける。だからこそ結果を残せる。「準備不足で」などという言い訳はしない。
では社会人である私たちは、どんな「準備」をしたらいいか。(中略)
1.知識を深くする事
2.見聞を広くする事
3.品性を養う事

「チャンスの女神は前髪しかない」というのは有名ですが、チャンスというのは準備の出来ている人にのみつかめるものなのだと私は思います。
「常にアンテナを張っている人だけがチャンスに気づくことができる」というのは最もだと思うのですが、例えチャンスに気づけても、それに備えて自分を磨くという準備をしておかないと、いざというときに「力不足でつかめなかった、十分に活かせなかった」ということになりかねません。
サッカー選手が良い例えだと思うのですが、チームにはスタメンで試合に出ることが多いレギュラーメンバーと、彼らのいないときに代わりを務めたり、交代要員としてベンチに座ることが多いバックアップメンバーがいます。
バックアップメンバーにとっては、スタメン選手が試合に出れなかったり、試合中に交代が必要になったりしたときこそが、自分の力を試合で示すチャンスになります。
しかし「自分はスタメンじゃないから」「レギュラーじゃないから」と普段から十分なトレーニングを積んでいない人はこのチャンスを活かすことは当然できないわけです。
腐らずに練習して、お呼びがかかればいつでも活躍できるように万全の準備をして初めて、チャンスを活かす権利が生まれるのだと思います。
これは他の仕事でも同じ事で、「自分のやりたい仕事ができない」「上司が評価してくれない」と腐るのではなく、いつ自分にお呼びがかかっても大丈夫なように、先を見据えて日頃から自分を磨いてチャンスに備えておくことが大事なのではないかと思いました。
「自分のやるべきことは、チャンスに備えてしっかりと準備しておくことだ」と分かっていれば、ブレずにすむのかもしれませんね。

ブレない生き方
ブレない生き方 齋藤孝

光文社 2008-11-21
売り上げランキング : 227356

おすすめ平均 star
star紹介する偉人が多すぎる

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『アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝』

アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝
アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝 井口 耕二

ダイヤモンド社 2008-11-29
売り上げランキング : 7860

おすすめ平均 star
star楽しさいっぱい「ウォズの魔法使い」
star話は面白いが、中身は薄い。
starAppleに愛着を感じる一冊だ

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スティーブ・ウォズニアックの「アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝」を読みました。
アップルやスティーブ・ジョブズに関する本は既に何冊か出ているのですが、直接本人が語ったものは今までなかったので、中には間違った歴史や事実も含まれていました。
本書はアップルを作ったもう一人の創業者、スティーブ・ウォズニアックの自伝で、今まで本の本に書かれている誤解が指摘されていたり、ジョブズに比べればあまり情報が伝わっていなかったウォズニアックの歴史をさかのぼる事が出来たりと、非常に興味深い一冊でした。
私はスティーブ・ウォズニアックという天才を生んだ時代背景や環境要因はなんだったのか、という視点で本書を読みました。
結論からいうと、彼はもちろん天才エンジニアとしての特別な才能をもっていたと思うのですが、それと同じくらい特別な「機会」を与えられて育っています。

おやじからは、まじめなこともたくさん教えてもらった。おかげで僕は、早くからエンジニアリングの素養を身につけることができた。

おやじは、子どもの僕に、しっかりとしたエレクトロニクスの基礎トレーニングをしてくれたんだ。

翌日学校で、一緒にセーフティパトロールをする仲間に言ったよ。「僕はアマチュア無線の免許を取るぞ!」ってね。(中略)
そのころ、アマチュア無線なんて知ってる人はほとんどいなかった。ところが、免許を取るって僕が宣言した友だちはこう言った。「へぇ、それだったら、あっちのほうに住んでるギルさんって人が教室を開いてるよ。君も行くかい?」。

サイエンス・フェアに出品した作品は、今でも誇りに思ってる。僕が出品したのは小学校の三年生、四年生、五年生、六年生、中学二年生のときだ(中略)あの世界で僕はほとんどヒーローだった。(中略)
サイエンス・フェアにすごい作品を出した結果、僕は、自分がどんな人間なのか、どういう人間になれるのかを自覚した。

ミスター・マコラムは、僕に自由にやらせてくれた。退屈しないようにって、金曜日なんて、授業時間にとある会社で作業させてくれたよ。(中略)ホントのコンピュータに触れる日が来るなんて思ってもいなかった。感動したね。すげー!コンピュータだよぉ! って。

1.幼少期から父親にエレクトロニクスの知識を叩き込まれていた
2.アマチュア無線の免許を取ると宣言したら、当事はアマチュア無線を知っている人なんてほとんどいなかったにもかかわらず、運良く近くに教室を開いている人がいた
3.小学校~中学校にかけての間に、既に自分がエンジニアとして生きていく運命にあることを自覚していた
4.高校生の段階で、当事は非常に珍しかったコンピュータに触れることができた
彼自身の才能とは別のところに、少なくともこれだけの外部要因があったのです。
彼自身も語っていますが、彼は非常に幸運な機会に恵まれていたといえます。
そして、これも幸運なことに、彼はエレクトロニクスが大好きで、この幸運な機会を最大限に活かすことができました。
怪物というのは、こうして生まれるものなのかと思いました。
また、本書の最後にとてもよいメッセージが書かれていたので、紹介したいと思います。

頭の中にアイデアがあって、それを形にしたいと思ったとき、どうしたらいいかをアドバイスしたいんだ。(中略)
まず、自分を信じること。迷っちゃダメだ。
(中略)
世界は白黒なんかじゃない。白と黒の間に様々な濃さのグレーがあるんだ。「発明家なら、グレースケールで物事を見なきゃいけない」。すべてに対して、オープンに。他人のあとをついて歩いてはいけない。

もし君が若い発明家で、世界を変えたいと望んでいるなら、企業なんてところにいちゃダメだ。
「画期的な製品や機能を生み出せる可能性が一番高いのは、一人で仕事をするときだ。委員会じゃダメ。チームじゃだめなんだ」
そうなると、方法は僕と同じになると思う。余暇を使って副業としてやるんだ。

僕が見つけた幸せになるためのもう一つの鍵は、誰かに反論し、争う必要はないって気づくことだった。
自分が持つ客観的な検討力を信じるなら、自然体でいればいい。周りの人を説得する必要なんてないんだ。だから、そんなことに労力をさかないこと。自分の発明はどうあるべきなのか、自分の設計、自分の直感、自分の理解を信じることだ。

●白黒ではなく、グレースケールで物事を見る
●発明家なら他人のあとをついて歩かない
●人を説得する必要はない
●自分が正しいと思う限り、迷わず自分を信じる
私もそうあろうと思います。
本書はまるでウォズニアック本人が語りかけているようなタッチで描かれていて、いたずら好きなそのキャラクターが伝わってくるようで、読み物としても非常に面白いです。
また、ある人の成功要因を知りたいのであれば、その人の内部要因だけでなく、外部要因をしっかりと押さえておくことが必須だと思うのですが、この面でも本書はとても良い材料となっています。
是非読んでみてください、非常にお勧めです。

アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝
アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝 井口 耕二

ダイヤモンド社 2008-11-29
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おすすめ平均 star
star楽しさいっぱい「ウォズの魔法使い」
star話は面白いが、中身は薄い。
starAppleに愛着を感じる一冊だ

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最近多い余談ですが、今読んでいる
Outliers: The Story of Success
作者: Malcolm Gladwell
出版社/メーカー: Little Brown & Co (T)
発売日: 2008/11/18
メディア: ハードカバー
「Outliers」という一冊、今回の記事の内容とも少し関連するのですが、非常に面白いです。
洋書なので読むのに少し時間がかかっていますが、近々紹介できると思います。

『できる人は上司に“モテ”る 仕事は上司との関係が9割!』

できる人は上司に“モテ”る 仕事は上司との関係が9割!
できる人は上司に“モテ”る 仕事は上司との関係が9割! 高城 幸司

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star超実用的!今日からでも実践できる良著
star組織の中で生き抜くサラリーマンに、もってこいの1冊
starビジネスパーソンが会社で成功する秘訣が満載の本!!

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高城幸司さんの「できる人は上司に“モテ”る 仕事は上司との関係が9割!」を読みました。
本書は若手サラリーマン向けの一冊で、上司との上手なつきあい方について書かれています。
最近は「上司に恵まれない」という理由で転職を考える人も多いようですが、

あなたが上司と「相性がいい」状態で仕事が出来る確立なんて、ほとんど0に等しい

これからは「上司を選べない」から「上司を選ばない」自分へ。

と本書で書かれているように、環境ではなくまずは自分を変えることで今の状況を打開することを検討するのも、よい経験になるのではないでしょうか。
本書に書かれているのは、基本的には「上司に自分を合わせる」方法です。
上司の物事の判断基準、優先順位などを理解してそれにあわせて行動する。
政治家タイプ、芸術家・起業家タイプ、職人・教師タイプ、評論家タイプの4パターンの上司の攻略法を踏まえた言動をする
など「あわせる技術」が詳しく書かれていますが、ここは実際に読んでみてほしいと思います。
「あわせる技術」も大切だと思うのですが、私はそれと同じくらい「上司に自分を理解してもらう技術」も必要だと感じました。
本書のあとがきに書かれていたのですが、

「上司も部下との人間関係に悩んでいることを知ってほしい」
ということ。上司にとっても部下はモンスター化しつつあるのです。

上司の価値観を理解しようと努めるのと同時に、自分の価値観を上司に伝える努力、理解してもらう努力も、お互いの信頼関係を築く上で必要だと思いました。
結局はコミュニケーションなんですね。
「上司が理解してくれない」とぼやくのではなく、まずは上司を理解する努力と上司に自分を理解してもらう努力をし、信頼関係を築いて、その上で自分の意見なり主張なりを伝える、という姿勢でやってみようと思います。

できる人は上司に“モテ”る 仕事は上司との関係が9割!
できる人は上司に“モテ”る 仕事は上司との関係が9割! 高城 幸司

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