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Author Archives: 河村 拓

大橋悦夫さん主催の「B-Connect!」に参加してきました

今日は『鹿田尚樹の「読むが価値」【ビジネスブック・ミシュラン】』で有名な鹿田さんにお誘いいただき、『成功ハックス』の著者であり、ブログ『シゴタノ!』の管理人でもある大橋悦夫さん主催の交流会に参加してきました。
まず参加者の方々が豪華で、名刺交換させていただいた方だけでも
ブログ『鹿田尚樹の「読むが価値」【ビジネスブック・ミシュラン】』の鹿田尚樹さん
ブログ『行動読書』の石井聡さん
『とにかくすぐやる人の考え方・仕事のやり方』の豊田圭一さん
『お金持ちになるマネー本厳選50冊』の水野俊哉さん
『この「社則」、効果あり。』の柳澤大輔さん
面白法人カヤックの松原佳代さん
『「自分から教わる!」技術』の人見隆之さん
『これで納得!すぐわかる労働法』の千葉博さん
『会社とことん活用術』の今井孝さん
『普通のサラリーマンが年収1000万円になる方法』の別所諒さん
『仕事と組織は、マニュアルで動かそう』の内海正人さん
「ディスカヴァー・トゥエンティワン」編集長の千葉正幸さん
「青春出版社」編集者の川崎隆昭  :
「アップルシード・エージェンシー」編集者の宮原陽介さん
「クロスメディア・パブリッシング」代表取締役の小早川幸一郎さん
「デジカル」チーフディレクターの井上綾乃さん
「学習研究社」編集長の倉上実さん
「日本実業出版社」編集者の佐藤聖一さん
(以上、順不同)
と、ほとんどが有名なブロガー、著者や編集者の方々でした。
ここだけの話ですが、このような豪華な顔ぶれに囲まれ、名刺交換さえもまだ経験したことがなかった私はそれはもう緊張していました。
しかし、詳しくは書きませんがいろいろお話をさせていただいたり、何冊か書籍をいただいてしまったりと、充実した時間を過ごすことができ、参加できて本当に幸運だったと思います。

サインもいただきました!
その幸運も誘ってくださった鹿田さんのおかげなのですが、今日始めてお会いした鹿田さん、私と3つしか年が違わないとはとても思えません。
この貫禄は…。
ブログの話を中心にいろいろお話させていただいたのですが、「書評ブロガーの中でも編集力が群を抜いている!」「金の卵だ!」と光栄にも褒めちぎっていただけました。
また、それだけでなくブログをもっと効果的に活用できるよう、いろいろとアドバイスもしていただけました。
さて、今回私は幸運にも、同年代ではなかなかできないような経験をさせていただくことができました。
ここで是非、このブログを読んでくださっている方にも考えていただきたいことがあります。
それは、何の実績もない私が何故、このようなネットワークを築ける機会を得られたのか、ということです。
もちろんいろいろな要因があると思いますが、夢や目標に真剣に向き合い、その様子をブログを通じて情報発信してきたことから全ては始まったのだと私は思っています。
これって別に、何か特別な能力や資質がないとできないことではありませんよね。
幸いにも現代にはブログという、誰でも情報発信者になれるメディアがあります。
そして、世の中には夢や目標を後押ししてくれる人たちが大勢います。
希望を発信し続ければ、それに共感した誰かが後押ししてくれる、素晴らしい時代に私たちは生きているんです。
不況だとか、就職氷河期だとか、そんなことは本当に小さなことで、何かに依存するのではなく、自分の力で未来を切り拓く勇気さえ持てば、私たちの前にはいくつもの選択肢が広がっているはずなんです。
そういう世の中の良い部分にもっと多くの人が気づき、行動するようになれば、世界は必ずよりよくなります。
私は今回の交流会を通じて、「自分の内なる声を信じ、自分の力で未来を切り拓く勇気を人々に与える」という自分の夢に、ますます自信を持って取り組んで行こうと決意を新たにしました。
最後に、主催者の大橋さんとご参加された方々、今日はありがとうございました。

『自己信頼[新訳]』

自己信頼[新訳]
自己信頼[新訳] 伊東奈美子

海と月社 2009-01-26
売り上げランキング : 7414

おすすめ平均 star
star自己信頼を読んで
star人、その潜在的・本質的・根源的可能性
star探し求めていた言葉がそこにあった

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ラルフ・ウォルド・エマソンの『自己信頼[新訳]』を読みました。
本書の基になった”Self-Reliance”はなんと1841年に刊行されたものなのですが、「自分の考えを徹底的に信じて生きているか?」という問は、人々がいろいろなものに依存しがちな現代に対する強烈なアンチテーゼだと思います。

自分の考えを信じること、自分にとっての真実は、すべての人にとっての真実だと信じること―それが天才である。

これは頑固であるとか、物事を決め付けて考える、ということとは違うと思います。
世の中には様々な価値観があり、人それぞれ感じる正しさは異なるということを理解しつつも、自分の思想が正しいのだと信じることができる信念の強さのことを言っているのではないでしょうか。

世界は広く、善きものであふれているが、自分に与えられた土地を耕さないかぎり、身を養ってくれる一粒のトウモロコシでさえ、自分のものにはならない

自分に与えられた土地、これは自分自身のことでしょう。
歴史を振り返っても、自由や生きる権利というものは、人に与えられ、保障されるものではなく、あくまで自分で掴み取るものでした。

自分を信じよ。あなたが奏でる力強い調べは、万人の心をふるわせるはずだ。

結局のところ、自分の精神の高潔さ以外に、神聖なものはない。

自分以外のものは名ばかりで、束の間の命しか持たないものと見なし、たとえ周囲のすべてが反対しようとも、自分の意見を貫くことだ。

どんなに立派な船も、無数の方向転換をくりかえしながら進んでいく。蛇行しているように見えても、ある程度の距離から眺めれば、実は一つの方向に向かって、まっすぐに進んでいることがわかる。

自分の意思を貫いていると、全てがうまく行くわけではなく、当然失敗や間違いもおかします。
しかしそれでも長い目で見れば、自分の意思を貫き続ける限り人は自分の本当になりたいものにまっすぐに近づいていくことができる、ということでしょうか。
正直な話、自分を貫いて生きるよりも、周囲に流されて生きるほうがラクだと思います。
自分を貫くということは人とぶつかっても丸くならずに、角を尖らせ続けるということです。
角が尖っている限り様々な場面でぶつかり続けることになるのは当然です。
しかし最近は、角を尖らせることによって逆に応援されることもたくさんあるのだということを知りました。
ブログをはじめてもうすぐ10ヶ月ですが、最近は「ブログを読みました」「毎日読んでいる」といった励ましのメッセージやメールをいただいたり、mixi経由でランチに誘われたり、中には「既に数十冊インスパイアされて本を購入した!」「読書に前向きになれる!」と言っていただけた方もいます。
つい先日も「プロフィールを見て、思わずエールを送りたくなった。自分の思った道を突き進んで下さい。」という応援メッセージをいただき、本当に励まされました。
世の中には後押ししてくれる人たちが大勢いるんですね。
そういう人たちとインターネットを通じてつながることができる現代は、まさに希望に追い風が吹く時代なのだと実感しています。
これからも私は自分の心の声を信じ続けようと思います。

自己信頼[新訳]
自己信頼[新訳] 伊東奈美子

海と月社 2009-01-26
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『超!部下マネジメント術-1/3の時間と労力で人が育つ!インストラクショナルデザイン』

超!部下マネジメント術-1/3の時間と労力で人が育つ!インストラクショナルデザイン-
超!部下マネジメント術-1/3の時間と労力で人が育つ!インストラクショナルデザイン- 石田 淳

インデックス・コミュニケーションズ 2009-01-22
売り上げランキング : 39576

おすすめ平均 star
starおすすめできる内容
star部下マネジメント術
starチェックシート

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石田淳さんの『超!部下マネジメント術-1/3の時間と労力で人が育つ!インストラクショナルデザイン』を読みました。
本書は人の育成に焦点を当てたマネジメント術の一冊なのですが、私は2つの点で非常に良いと思いました。
それは、
部下の育成を仕組み化できる
汎用性のある指導手法が学べる
ことです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 部下の育成を仕組み化できる
――――――――――――――――――――――――――――――――――
私は、
1.測定可能な目標を決める
2.目標に対する現時点での自分の実力を知る
3.目標地点と現時点の間にあるギャップを分析する
4.ギャップを埋めるためには何をすればいいのかを分析する
5.分析結果を、一日単位の行動スケジュールに落とし込む
という手順を踏むと勉強が効率的・効果的になると考えていて、実践しています。
本書で紹介されている「部下育成マネジメント計画」は、以下のようにこれとかなり近いものがあります。
1.企業理念に結びつくインストラクション(指導)のゴールを設定
 曖昧で抽象的な表現ではなく、具体的な「行動」を示す言葉を使う
2.できている人の行動・知識を分析し、チェックリスト化する
 知識と技術に分けてピックアップする
3.チェックリストを基に「事前テスト」を行い、部下が「現在持っている知識」と「まだ習得していない知識」を明確に把握する
4.事前テストを基に部下のスタート地点を決め、スタート地点とゴール地点との間を指導で埋める
5.事後テストで本当に習得し、理解したのかを確認する
作るときは少々手間がかかりますが、
部下を育成するための設計図が作れる
設計図に沿って指導を行えば、育成の効果・効率が格段に高まる
一度作っておけば、どの部下に対しても使える
という、まさに部下育成の「仕組み化」だと思います。

今までの1/3の時間と労力で人を育てられる

とありますが、従来のような上司の勘や経験に頼る指導と比較すると、「インストラクショナルデザイン」「ADDIEモデル」といった科学的に研究された方法論を基に設計された本書の手法のほうが、確かに効果的だと思います。
部下の立場からしても、「見て覚えろ!」などと言われながら学ぶよりも、ゴールとそこにいたるまでに必要な知識や技術が具体的かつ明確であったほうが学ぼうという意欲も発揮しやすいでしょう。
それぞれのステップの詳しい設計方法は、本書を読んで是非学んでみてください。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 汎用性のある指導法が学べる
――――――――――――――――――――――――――――――――――
本書では上記の指導計画の設計方法に加えて、
“この順番どおりに教えると、内容が相手の頭にバッチリ入る”という「理想的な指導手順」
“これを知っておけば、さらに指導がうまくなる”という「指導のポイント」
がかなり詳しく解説されています。
これもまた「ガニェの9教授事象」という科学的に研究された方法論をベースに設計されているのですが、部下の育成はもちろん、講義やセミナーなどにも活用できる、非常に汎用性の高いものになっています。
正直、これはかなり使えると思います。
コンサルタントやセミナー講師など、将来教える立場になろうという方には必見の内容でしょう。
こちらも詳しい方法については、是非本書を読んで学んでみてください。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
本書はマネジメントの中でも特に部下の育成にフォーカスを当てていますが、

これからの時代、経営者が残しておきたい人材は、たった2種類に集約されると言っても過言ではないでしょう。
それはすなわち「特別な能力を持つスペシャリスト」と「部下を育成し、組織を率いていけるリーダー」です。

と本書の冒頭にあるように、今後はますますリーダーシップ・マネジメント能力が高く評価されるのではないかと思います。
しかし現状はというと、今まで日本の組織の多くは年功序列制をとってきたため、必ずしもリーダーシップ、マネジメント能力に優れた人が人を率いる立場にいるわけではなく、指導方法についてあまり学んでこなかった人が部下を育成している場面も多いのではないでしょうか。
これは大きな問題点だと思いますが、逆に言えばここを改善できればまだまだ日本の企業は活力を取り戻せる可能性があるわけです。
その意味で「部下指導のための教科書」と言える本書はかなり有用な一冊だと思います。
特にマネジャー職の方にオススメなので、是非読んで、実践してみてください。
最後に、本書は株式会社ウィルPMインターナショナルの山本さんより、献本いただきました。
山本さん、楽しく読ませていただきました、ありがとうございました。
以下、私用メモ
● 効果を最大限に高める指導の「手順」
 1.指導に注目させる
 2.指導の目標を伝える
 3.必要な知識を思い出させる
 4.新しいことを教える
 5.いろんな表現で何度も教える
 6.部下自身に練習させる
 7.練習の結果をフィードバックする
 8.指導の成果をチェックする
 9.反復練習を繰り返す
● よりよい指導のための4つのポイント
 ・「意味のある行動」をさせる
 ・望ましい行動はすぐに強化する
 ・考える時間を与える
 ・理解を確認する声かけ
――――――――――――――――――――――――――――――――――

超!部下マネジメント術-1/3の時間と労力で人が育つ!インストラクショナルデザイン-
超!部下マネジメント術-1/3の時間と労力で人が育つ!インストラクショナルデザイン- 石田 淳

インデックス・コミュニケーションズ 2009-01-22
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『強いIT戦略 攻めの経営に向けたIT活用の新機軸』

強いIT戦略 攻めの経営に向けたIT活用の新機軸
強いIT戦略 攻めの経営に向けたIT活用の新機軸 アクセンチュア テクノロジーコンサルティング

東洋経済新報社 2008-11-28
売り上げランキング : 38270

おすすめ平均 star
starITの投資効果について日米比較が面白い
starなるほど・・・
star図表が多用されて見やすいですが。。。

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アクセンチュア テクノロジーコンサルティングの『強いIT戦略 攻めの経営に向けたIT活用の新機軸』を読みました。
アクセンチュアが実施したIT生産性に関するグローバル調査によると、「IT投資と経営目標は整合性が取れているか?」という質問に対し、整合性が取れていると回答したのは米国が83%だったのに対し、日本はなんと38%だったのだそうです。
ITは進化を遂げていますが、ITの活用レベルはまだまだ過大が山積み状態であり、IT投資が実はあまりリターンを回収できていない、というのが現実のようです。
アクセンチュアはその大きな原因の一つとして「経営トップとCIOあるいはIT部門との対話力のなさ」を上げているのですが、本書は両者の対話のベースとなるよう編集された一冊です。
CIOあるいはIT部門が経営トップと話すときのベースとなるように書かれているわけですが、私のようにあまりITに詳しくない人でも理解できる範囲で、かなり分かりやすく「ITと経営目標の統合」の問題点や解決すべき課題、対応策などが解説されており、かなり勉強になりました。
ここからは読後の感想なのですが、もう少しIT関連書籍を読む割合を増やしたほうがよさそうだと感じました。
本書からはかなりの知識を得ることができましたが、この得られた知識の質が果たしてどれほどのものなのか、IT関連書籍の読み込み量が浅い私では判断できそうにありません。
同様に、どの本が質の良いものなのか、今の私に必要なものなのか、という判断も今のままでは難しそうです。
まずは量を読み込んで、量が質に転化するのを待つしかないかなと思います。
近々、関連書籍を買い込むことにしました。
以下、私用メモです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
● イノベーション
――――――――――――――――――――――――――――――――――
●経営トップとITの整合性が取れていないこと、そして既存ITのしがらみにより新しいITの導入に対して保守的にならざるをえない姿勢や環境の問題
●IT部門はシステム操作の教育を提供するとともに、ITがどのような業務を実現可能にしているか、従来と何が変わり、どのような価値を提供できるかについて具体的な活用事例などを含め、経営トップやユーザーに対し継続的に啓蒙、教育していくべき
――――――――――――――――――――――――――――――――――
● インフォメーション
――――――――――――――――――――――――――――――――――
●企業におけるIT化の目的は「情報の活用」にある
●電子化によって現場の生データがリアルタイムに参照できるようになったのはよいが情報が細分化されすぎ、経営トップにとっては「要はどうなっているのか?」が見えてこない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
● インテグレーション
――――――――――――――――――――――――――――――――――
●「ERPはベストプラクティスである」、裏返すと、それは標準ソリューションであり、特定企業に固有の機能やプロセスに100%適合するものではない、ということである。
●多くの場合には導入企業側での追加開発か、従来からのシステムを残してERPとインテグレーションする形式で実現することとなった。
●ERPへの追加開発「アドオン」は、ソフトウェアベンダーによってサポートされない。新しいバージョンに乗り換えるとき、アドオン機能は改修と移行に多大なコストと時間がかかる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
● インフラストラクチャ
――――――――――――――――――――――――――――――――――
●既存システムの保守・運用費用である固定的IT支出部分は、グローバル53%に対して日本は76%と非常に大きい。そのため、本来お金をかけたい「戦略的IT投資」に十分な予算を使えていない。
●数十年にわたって機能拡張され、つぎはぎだらけとなってしまった既存ITインフラは、いまでは管理しきれないほど深く複雑に絡み合っている。それがITインフラコストの高止まりの大きな要因ともなっている。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
● インダストリアライゼーション
――――――――――――――――――――――――――――――――――
●日本のSI企業においてコスト吸収力はほぼ限界に近づいている。
●日本国内におけるIT人材不足、IT技術者の単価の上昇
●必要なIT人材を国内だけで確保することは今や難しく、オフショアの活用は避けては通れない。
●オフショアは単なる低コスト労働力の供給源ではなく、システム構築に欠かせない人材拠点。
――――――――――――――――――――――――――――――――――

強いIT戦略 攻めの経営に向けたIT活用の新機軸
強いIT戦略 攻めの経営に向けたIT活用の新機軸 アクセンチュア テクノロジーコンサルティング

東洋経済新報社 2008-11-28
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『スティーブ・ジョブズ 人を動かす神ーなぜ、人は彼に心を奪われるのか?』

スティーブ・ジョブズ 人を動かす神ーなぜ、人は彼に心を奪われるのか? (リュウ・ブックス アステ新書)
スティーブ・ジョブズ 人を動かす神ーなぜ、人は彼に心を奪われるのか? (リュウ・ブックス アステ新書) 竹内一正

経済界 2008-12-09
売り上げランキング : 31020

おすすめ平均 star
starプロジェクトX ジョブズ編
starジョブズくらいに人生の沸点を上げたい人は買い
starスティーブ・ジョブズ・ファンクラブ会報コラム「ジョブズって神」みたいな感じの本

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竹内一正さんの『スティーブ・ジョブズ 人を動かす神ーなぜ、人は彼に心を奪われるのか?』を読みました。

人は常識の中で常識に縛られて生きているし、最近はその常識空間がさらに狭まってきている。今を抜け出せないで悩んでいる人、自分のやりたいことを見つけられずに悶々と過ごす人、去年と変わらない今年の自分でよいのかと不安に感じる人……。
そんな人が増えている一方で、だれもが、すばらしい人生を送りたいと願っている。

これは序文にある一説ですが、本書はこのような悩みを抱えているかたに是非読んでいただきたい一冊です。
私はこれまでにも度々スティーブ・ジョブズ関連の書籍を強くオススメしてきましたが、その一番の理由は、彼が「好きを貫き、夢を実現した人物」の最高のロールモデルだと思うからです。
「好きを貫くためには何が必要なのか」「偉大なことを成し遂げるにはどうあらねばならないのか」という視点で彼の歩みを分析してみると、へたな自己啓発書や成功本とは比べ物にならないほど貴重なヒントを、いたるところに見つけることができます。
“The only way to do great work is to love what you do”という彼の言葉があります。
私は普段「何故この人(著者、もしくは登場人物)は成功をおさめたのか」という視点を持って本を読むのですが、何かの分野で「偉大」といわれるまでになるには、その分野で他の誰よりも多くのハードワークをこなさなければならない、というのが今の結論です。
ここで努力という言葉を使わずにハードワークという言葉を使っているのには理由があります。
誰よりも多くのハードワークをこなすパワー、それは「努力」「意志の力」「根性」などといった精神論で生み出せるようなエネルギー量の比ではないのです。
ハードワークも楽しく感じてしまうくらい、夢中になれるくらい、その対象に「情熱」が持てなければ、到底不可能なのです。
また、好きを貫き続けていると、次々と立ちはだかる壁にぶつかり続けることになります。
他人の意見、失敗、見栄、世の中の常識、こういったものが不安や恐怖となり、足を引っ張り続けます。
それでも志を曲げることなく、好きを貫き続けるには、情熱に加えてその対象への「あくなき執念」が不可欠なのです。

当事のジョブズは、ピクサーの成功によって、再び大金持ちに復帰したばかりである。それに加え、ハリウッドで最も注目される企業のトップとして尊敬される存在でもあった。
(中略)
そんなジョブズにとって、創業者だったとはいえ、今は「たたんでしまえ」とさえ蔑まれている落ち目の企業アップルを率いることは、自分のキャリアに傷をつける恐れも秘めていた。
(中略)
「復帰することに『イエス』と返事するより先に、考えなきゃいけないことは山ほどあった。家族への影響や、自分に対する世の中の評価なんかさ。でもね、結局そんなことは気にしないことにしたんだ。なぜって、これこそ自分がやりたいことだからだよ。

ジョブズは絶対に、妥協したり、あきらめたり、相手の状況を考慮したりしない。常に「最善」を要求し続ける。

偉大なる何かを成し遂げるには、その何かへの情熱とあくなき執念が不可欠である。
これは言い換えれば、情熱とあくなき執念を傾けられる「何か」を見つければ、私たちは偉大なる何かを成し遂げられるかもしれないということなのです。
私は普段、意識して物事を断定しないようにしています。
ですが、ここでは自分の信念を持って、言いきりたいと思います。
たとえなかなか見つけることができず、悩み、もがき苦しむことになったとしても、情熱とあくなき執念を傾けられる「何か」を探し続けるべきです。
その「何か」こそが、私たちの人生に本当の意味と幸せをもたらしてくれるのです。
スティーブ・ジョブズの哲学やこれまで歩んできたストーリーには、人の心を動かし、自分を変える勇気を奮い起こさせる“感動”があります。
彼の人生そのものが最高のモチベーターなのです。
2005年にスタンフォード大学の卒業式にて行われた彼のスピーチが、いったいどれだけの人々に影響を与え、今も与え続けているのか、もはや見当もつきません。
是非本書を通して、最高のお手本から、好きを貫き夢を実現するためのヒントと自信と勇気を見つけてみてください。
非常にオススメです。
また、以下の著書も同様にオススメなので、興味があればこちらも読んでみてください。
『スティーブ・ジョブズ-偶像復活』
『スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない!』
『iPodは何を変えたのか?』
『iPhoneショック ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくり』
以下、私用メモ
●ジョブズにとって、コンピュータはただのマシンではない。人類が持ちえる最高のツールである。コンピュータにはもっといろんな可能性があるはずだというのが、アップル創業以来の変わらない信念だ。だから、コンピュータの確信が「昏睡状態」に陥っているのを見るのは、我慢がならなかったのである。
●次回作が代表作
「自分の内部にあるもの」に細部まで徹底的にこだわり、アーティストにならねばならない
●思いをまわりから見えるように具体化するところから、独創的なもの、ヒット商品は生まれてくる
●安易な妥協が生み出すものは、中途半端なものになる。部下が中途半端で手を止めようとしたのなら、意を決して「ノー」を突きつけるのがリーダーの重要な役割だ。
●「この世界にはアイデアが満ち溢れている。模倣するほうが少しは楽かもしれない。でも、そんなことをしても世界はよくならないんだ。」

スティーブ・ジョブズ 人を動かす神ーなぜ、人は彼に心を奪われるのか? (リュウ・ブックス アステ新書)
スティーブ・ジョブズ 人を動かす神ーなぜ、人は彼に心を奪われるのか? (リュウ・ブックス アステ新書) 竹内一正

経済界 2008-12-09
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『人の心を動かす文章術』

人の心を動かす文章術
人の心を動かす文章術 樋口 裕一

草思社 2004-03-23
売り上げランキング : 2137

おすすめ平均 star
star実用的な文章指導
star今すぐ使えるスキルの数々

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樋口裕一さんの『人の心を動かす文章術』を読みました。
今はブログを初め、メルマガ、ホームページなど、誰でも手軽に自分のメディアを持てる時代です。
4月6日から始めたこのブログですが、自分のメディアを持つメリットは予想以上に大きいということを、今のところ毎日更新し続けている私は実感しています。
最も大きいのは、立場の変化にあると思います。
ブログで自分の考えや意見を書くとなると、自分の頭で考えたり、仲間内で話している状態とは打って変わって、自分のメッセージが一気にパブリックなものとなります。
誰が読むか分からない状況ではイヤでも人の反応が気になり、書く内容にも慎重さが出てくる人も多いのではないでしょうか。
しかし、私はここに大きな成長のチャンスがあると思っています。

書くということは、ある立場を鮮明に打ち出すということ

これは本書の一文ですが、イヤでも人の反応が気になってしまう中、それでも自分の軸をまっすぐ持って思ったことを素直に書くことは、人にハッキリと自分の意見を伝えるいい練習になります。
また、その自分のありのままの意見がどれほど読者に共感を得ているのか、または反対されているのかを知ることで、自分の意見を客観的に見直すこともできます。
つまりブログは使い方次第で、自分の芯を太く、そしてまっすぐに伸ばす、素晴らしい成長の場となりえるのです。
しかし、これは相手に自分の考えを伝えられるだけの文章力があれば…の話です。
正直、「この人は結局何が言いたいのか良く分からない」というような文章では、「文章がよく分からない」という反応はあっても、自分の意見に対する鋭いフィードバックは得られないでしょう。
それ以前に、まず読んでもらえないかもしれません。
文章力がないということが、成長機会の大きな損失につながってしまうのです。
前置きが長くなりましたが、こういう時代だからこそ、『人の心を動かす文章術』は必読の一冊だと思います。
本書は一工夫で上手な文章が書けてしまうテクニックが満載です。
下手な文章を上手にする原則的なテクニックから、上手な文章を更に魅力的な文章にブラッシュアップするためのテクニックまで広く扱っているので、
●「文章力の基本を抑えたい」
●「基本はあるから、もっと読者を引き込むような文章のテクニックを知りたい」
どちらのニーズも十分満たしてくれます。

「私には文才がない」という言葉をよく聞く。多くの人が、生まれ持った能力があればすらすらと文章を書くことができ、それがないと、にっちもさっちもいかないというふうに思っているようだが、そんなことはない。ちょっとしたテクニックを身につければ、それほど苦労せずに文章が書けるようになる。

相手を引き込むような文章力が身につけば、ブログのみならず、セールスレターや社内メールなど、ビジネスの場面でも非常に心強い武器になるはずです。
是非本書を通して「ちょっとしたテクニック」を身につけて、文章力をブラッシュアップしてみてください。
非常にオススメです。
と、今日は本書の内容を参考に、「文章力」を強く意識して書いてみました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
以下、私用メモ
意味もなくむずかしい言葉を使ったり、読み手に関心のないことを長々と書いておいて、理解できないほうが悪いというような態度では、文章を書く資格はない。
全員に同意されることを目指さない
 ●百人みんなが同意するようなことを書いても、読んだ人は面白いと思わない
 ●はじめから敵を決めて、そうした人々を怒らせるような文章を書くのも、一つの方法
 ●書くということは、ある立場を鮮明に打ち出すということ
型が文章のまとまりを作りだす
 ●予告・エピソード・展開・まとめ
面白い文章にするコツ、それは、まず書き出しを工夫すること
 ●擬音ではじめる
 ●会話ではじめる
 ●動きのある行為からはじめる
 ●読み手の意表をつく
 ●逆説ではじめる
リアリティを作りだす
 ●具体的に詳しく描写する
 ●意識して現在形を使う
 ●会話体を取り入れる
描写
 ●比喩表現を用いる
文章の推敲する
 ●主題ははっきりしているか
 ●欲張っていくつものことを書いてないか
 ●構成が的確にできているか
 ●具体性があるか
 ●書き出しにインパクトがあるか
 ●リアリティはあるか
 ●表現はうまくいっているか
 ●ワンパターンになっていないか
 ●さまざまな人が読んでも説得力があるか

人の心を動かす文章術
人の心を動かす文章術 樋口 裕一

草思社 2004-03-23
売り上げランキング : 2137

おすすめ平均 star
star実用的な文章指導
star今すぐ使えるスキルの数々

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『レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』』

レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』
レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』 本田 直之

東洋経済新報社 2009-01-16
売り上げランキング : 584

おすすめ平均 star
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star経営のチェックリスト
star分かりやすい

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本田直之さんの『レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』』を読みました。
『レバレッジ・シンキング』は個人を対象とした、ビジネス・パーソンのキャリアにレバレッジを働かせる思考法を説いた一冊でした。
本書はそれの「経営者版」で、経営者を対象に、いかに経営にレバレッジを働かせるのかを
1.経営者のレバレッジ
2.戦略のレバレッジ
3.営業のレバレッジ
4.ブランドのレバレッジ
5.仕組み化のレバレッジ
6.組織のレバレッジ
の6つの視点から説いています。
レバレッジ・マネジメントは他のレバレッジ・シリーズと同様、短期的に成果や効果を発揮する手法(マーケティング、ファイナンス、○○ストラテジーなどといったテクニックやツールなど)については扱っていません。
中心となっているのは、長期的視点に立って成果や効果を生み出すのに必要な、経営者としての「思考法」「考え方」です。
結局、短期的な戦略だけをいくつ実行しても、瞬間的には効果があっても次第に効果が薄れ、いずれなくなります。
これでは常に目の前の仕事に終われるような自転車操業状態となってしまい、非常に非効率です。
だからこそ、経営者には長期的視点に立ってビジョンを考え、問題を先読みし、必要なものとそうでないものを見分ける意思決定力が必要になるわけですが、本書はそのような「経営者の思考法」を学ぶのにうってつけだと思います。
本書は「経営者」の対象を経営者および経営幹部(役員、マネジャークラス)としています。
が、最近では個人のビジネス・パーソンとしても「経営者視点」を持つことの大切さが説かれていますし、実際にそのような人財は組織からも重宝されるでしょう。
経営者の本質を学ぶ一冊として、多くの人に価値のある一冊だと思います。
以下、まとめです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 経営者のレバレッジ
――――――――――――――――――――――――――――――――――
●経営者は経営者のやるべきことをし、社員のやるべきことをしてはならない
経営者にしかできない、経営者がやるべき仕事とは、本質的に考え、意思決定すること
●「とにかく忙しい」と経営者が言うのは、「私は経営者として無能です」と公言しているのと同じ
「忙しい」といっている経営者は時間を消費している。経営者は投資を考えなければならない。
●「会社を成長させるための人脈」を作るのも経営者の仕事
●短期的な視点で目の前の案件をこなそうとすると、ひっきりなしに起こってくる事象を解決することだけに追われる
簡潔にまとめると、他の社員にやらせても対して差のない仕事や、作業系の仕事ばかりしながら「忙しい」といっているようでは、経営者失格というところでしょうか。
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● 戦略のレバレッジ
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●会社の事業やビジネスモデルを決める際は、「積み上げ継続型」で売り上げていけるものを柱とする
●粗利率は最低50%
●「粗利が高いビジネスは顧客を軽んじた自社優先のビジネスだ」という考え方は全くの誤解
●粗利が少ないと、使える販売管理費も少なくなるので、より良いサービスが難しくなる。余裕もないので、時間的にも資金的にも終われる経営につながり、新しいサービスや製品を考える余裕がなくなる
日本人はどうも「儲けること=悪いこと」のように考えてしまうクセがあります。
しかしそういう思考は経営者として、もっと言えばビジネス・パーソンとして良い物とは言えなそうですね。
ちなみにこのブログでもアマゾン・アフィリエイトをやっていますが、今月は現時点で50点以上の商品が売れていて、結構購入してもらえているようです。
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● 営業のレバレッジ
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売り込まなくても売れる仕組みを作る、これが営業における経営者の仕事
●営業の道を拓くような優良顧客を獲得する。自社の取引先にどんな起業が名を連ねているかは、わかりやすい自己紹介となる
●サービスを極力分かりやすく、誰が説明しても売れるようなものに単純化しておく
心理学の達人になる
今の時代、しゃべる営業担当者というのは絶対にマイナス。自分から話してしまうと、顧客のニーズが分からないままずれた話をまくし立てて時間の無駄になる。
レバレッジ営業はインプットが8割、アウトプットが2割
●仕事をしながら勉強できてしまう
●値引きは、営業の手抜き
インプット8割、アウトプット2割というのは分かりやすくていいですね。
8割は相手の話を聞いて、2割で価値のある情報を提供したり、聞き出した問題やニーズに対応するような提案をまとめるというイメージでしょうか。
これだと相手の話を聞きながら業界や職種についての知識をインプットできるので、まさに営業しながら勉強できてしまいます。
自分が話してばかりでインプットのない営業スタイルと比較すると、数をこなせばこなすほどインプット量とそこから生まれるアウトプットの質の高さに差が出てしまう、まさにレバレッジを大きく働かせた営業スタイルですね。
しかも相手のニーズを引き出して、問題解決をするという、営業の本質とも合致しています。
個人的には、ここを読むだけでも本書を買う価値がありました。
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レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』
レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』 本田 直之

東洋経済新報社 2009-01-16
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star経営のチェックリスト
star分かりやすい

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『問題は「数字センス」で8割解決する』

問題は「数字センス」で8割解決する
問題は「数字センス」で8割解決する 望月 実

技術評論社 2008-07-09
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star「数字」の見方と感覚が変わる本
star数字を生かせる人に
star数字は世界共通のコミュニケーションツール

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望月実さんの『問題は「数字センス」で8割解決する』を読みました。
本書では冒頭でまず数字を「知識としての数字」と「道具としての数字」の2つに分けています。
「知識としての数字」とはマーケティングの数字、会計の数字、ファイナンスの数字といったものがあるのですが、こういった「知識としての数字」を使いこなすためには、まずは以下のような「道具としての数字」、つまり基礎となる数字の使い方を学ぶ必要があるのだそうです。
道具としての数字
●1つの数字から多くの情報を引き出す方法
●大きな数字に惑わされないコツ
●多くの数字から目的の数字を見つけ出す方法
●目標を達成するための数字の使い方
●イメージを現実にするスケジューリング
●プレゼンで数字を使うコツ
●営業での効果的な数字の使い方
●「ウリになる数字」の作り方
●メッセージの伝わるグラフの作り方
どれもかなり面白かったのですが、個人的には「目標を達成するための数字の使い方」が特に良いと思いました。
例えば「5年後までに年収○○○○万」といった目標があるとします。
しかしこのままでは具体的に何をやればいいのか、イメージしづらいですよね。
そこで本書ではこの目標をいくつかの要素に分解して、それぞれに数値目標を定めています。
例えば営業であれば「訪問回数」「成約率」「紹介率」「一件あたりの売上高」などといった要素に分解し、それぞれに「1日○回」「○○%」「○○%」「○○○○万」という具合に目標を数値化するのです。
こうしておけばこれらを実際と比較してみることで、何処が要改善なのか一目瞭然で分かりますし、そこから具体的にどのように改善するのかを考えていくことができます。
このように数値で目標を測定可能にしておけば、漠然と目標を追っているよりも着実に一歩一歩、実現に向けて突き進むことができそうですね。
目的や目標を設定して、ビジョンを描くときには、この「ゴールまでのプロセスを数値化し、現実と対比させながら戦略を修正していく」というのを取り入れようと思いました。
以下、私用メモ
●数字にはフローとストックの2種類があり、フローとストックの数字を比較して、総合的な影響を判断しなければならない
●売れる数字の作り方
 No.1になれる数字を見つける
 ブランド力のある数字と置き換える
 大きな数字を分割する
 大きな数字を作る

問題は「数字センス」で8割解決する
問題は「数字センス」で8割解決する 望月 実

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『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則』

面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則
面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則 本田 直之

大和書房 2009-01-15
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おすすめ平均 star
star「レバレッジ」のチェックリスト的書籍
starあゆしんおすすめ(・へ・)
star感覚のポールシフトですね。

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本田直之さんの『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則』を読みました。
「あー、面倒くさい。」
でいきなり本書は始まります。
面倒なことをやるのはやはり面倒くさいですよね。
しかし、メールの返信が面倒だからとためておくと、後でいろいろとややこしくなって、余計面倒になってしまいます。
待ち合わせに早めに着くように家を出るというのは面倒ですが、かといって遅刻してしまうと相手に謝らなくてはいけなくなり、もっと面倒なことになります。
勉強することが面倒だからと社会・会社に依存していると、後々とてつもなく面倒なことになりかねませんよね…。

時間が経てた経つほど「面倒くさいこと」は大きくなっていきます。

本書は前もって必要な面倒をこなすことで後々を楽にするための「先読み力」「プロアクティブな行動力」を鍛える一冊です。
ちょうど昨日の夜、読書会仲間のサイクルマンさんと会ったのですが、「面倒くさがりってある種才能だね」なんて話してました。
面倒くさがりで問題を先送りにしている人に本書を読ませたら、大きなパラダイムシフトが起こるかもしれませんね。
いろいろと活用できそうな、面白い一冊だと思います。
今回はメモ書きのみとします。
●自分で型を選ばないと、気づかないうちに他人が作った型にはまることになるのです。
●短期で考えない
 人脈も長期投資
 すぐに見返りがなくてもいいから、相手にコントリビューション(貢献)することを第一に考える
 上から目線で「与える」のではなく、同じ目線で「貢献する」

面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則
面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則 本田 直之

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『第8の習慣 「効果」から「偉大」へ』

第8の習慣 「効果」から「偉大」へ
第8の習慣  「効果」から「偉大」へ フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社

キングベアー出版 2005-04-23
売り上げランキング : 4622

おすすめ平均 star
star7つの習慣と比較してはいけない
star間違いなく名著!
star10回以上読んでみましたがまったく理解できない私って・・・

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スティーブン・R・コヴィーの『第8の習慣 「効果」から「偉大」へ』を読みました。
「ハリスの世論調査」で有名なハリス・インタラクティブ社が行った主要産業の主要職業に従事する米国内の常勤従業員2万3千人を対象にした調査によると、その結果をサッカーチームで表した場合、
●どっちが相手のゴールかがわかっているのは11人中4人
●勝負に関心があるのは2人
●自分のポジションと役割がわかっているのは2人
●11人中9人は敵よりも自分のチームメイトに対抗意識を持っている
というデータになるそうです。
小学生でももっとましなチームワークを見せられそうなものですが、残念ながら現実に世の中の組織でこのようなことが起きているのだそうです。
果たしてこのようなチームにおいて働く人々は、自分の力を100%発揮できているのでしょうか。
充足感を感じながら働いているのでしょうか。
現実にはフラストレーションを感じているのではないでしょうか。
前著『7つの習慣』のテーマは”Effectiveness”でしたが、本書のテーマは”Greatness”、つまり「偉大さ」です。

「第8の習慣」は、うっかり忘れていた習慣をこれまでの七つにつけ足す、というようなものではない。「7つの習慣」に第三次元の局面、つまり質的な奥行きをもたらす力を理解し、活用するためのものだ。

「第8の習慣」とは、自分のボイス(内面の声)を発見し、それぞれ自分のボイスを発見できるよう人を奮起させるためにある。

本書は内容的にはとても面白いのですが、ただ非常に難しいです。
私の読解力では、まだ断片的にしか内容を理解することができませんでした。
5年後くらいに、リーダーシップについて本気で考えるようになったときに、もう一度読み直したいと思います。
今回はメモ書きのみとします。
●人間の4つの本質のうち1つでも無視すれば、人間をモノに変えてしまう。
刺激と反応の間にはスペースがある。そのスペースの中に、反応を選択する私たちの自由と力がある。そしてその選択の中に、私たちの成長と幸福がある。
人生の中で情熱を生み出す鍵になるのは、世界の中であなただけの特別な役割と目的を見つけることだ。どのような仕事をするか決める前に、まず自分自身を良く知る必要がある。

第8の習慣 「効果」から「偉大」へ
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