rss hatena Clip to Evernote facebook Twitter

Author Archives: 河村 拓

『コストゼロで人脈と売上を増やす仕事の仕組みー相手の本音を引き出すビジネスメール力ー』

コストゼロで人脈と売上を増やす仕事の仕組みー相手の本音を引き出すビジネスメール力ー
コストゼロで人脈と売上を増やす仕事の仕組みー相手の本音を引き出すビジネスメール力ー 平野友朗

ビジネス社 2008-09-30
売り上げランキング : 42423

おすすめ平均 star
star2008年度版/ビジネスメールマナー標準値
starメールを使う方、全員に読んでほしい。
starメール力の強化はビジネスパーソンに必須

Amazonで詳しく見る by G-Tools

平野友朗さんの『コストゼロで人脈と売上を増やす仕事の仕組みー相手の本音を引き出すビジネスメール力ー』を読みました。
「コストゼロで人脈と売り上げを増やす」とありますが、本書はビジネスメール術の一冊です。
就職すると、ビジネスメールの書き方もマナー研修の一環として学ぶようになるのでしょうか?
私は大学でメールを書く機会がかなり多かったのですが、あくまで学生のメールの域を出るものではありません。
最近は交流会やセミナーに呼んでいただくようになったり、献本のお誘いをいただくようになったりしたため、よりパブリックなメールを書く機会も増えてきました。
社会人としてのメールマナーが理解できておらず、「この表現は失礼にあたらないだろうか…」とか、「これでちゃんと意図が伝わっているだろうか…」とか、いろいろと不安だったので、本書はかなり勉強になりました。

メール力とは、
営業力、
交渉力、
人脈力、
コミュニケーション力。

というわけで、ビジネスを加速するメール力の中から、取り入れたいと思ったものを紹介します。

read more »

『<女子大生会計士の事件簿>世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門] 』

もうすぐ簿記3級の試験日です。

< 女子大生会計士の事件簿>世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門] (女子大生会計士の事件簿)
<女子大生会計士の事件簿/>世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門] (女子大生会計士の事件簿)” /></a></td>
<td valign=山田 真哉

日本実業出版社 2004-09-25
売り上げランキング : 7506

おすすめ平均 star
star小説プラス経理
star簿記入門書の決定版です!!
star良かったです♪

Amazonで詳しく見る by G-Tools

というわけで今日は『さおだけ屋シリーズ』で著名な山田真哉さんの『< 女子大生会計士の事件簿>世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門] 』を読みました。

(川上徹也さんの出版記念セミナーにて、サインしていただきました。)

read more »

『ジョブズ VS. 松下幸之助 ”言葉力”で人を動かす』

ジョブズ VS. 松下幸之助 ”言葉力”で人を動かす (アスキー新書)
ジョブズ VS. 松下幸之助 ”言葉力”で人を動かす (アスキー新書) 竹内 一正

アスキー・メディアワークス 2008-12-10
売り上げランキング : 80704

おすすめ平均 star
star着眼点は最高だが内容不足な感じ
star心に残らず
star引き算と足し算

Amazonで詳しく見る by G-Tools

竹内一正さんの『ジョブズ VS. 松下幸之助 ”言葉力”で人を動かす』を読みました。
私は竹内正和さんの本は、既に
●『スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! 』
●『スティーブ・ジョブズ 人を動かす神ーなぜ、人は彼に心を奪われるのか?』
を読んでいます。
本書はジョブズと松下幸之助という二人の偉大な経営者をいくつかの切り口から対比させた一冊なのですが、ジョブズの記述に関しては上記2冊の焼きまわしで、扱われているエピソードも割りと良く知られているものなので、ジョブズを知る人が改めて読むものではないと思いました。
ジョブズvs松下幸之助という構造にしても、あくまで「松下幸之助はこうであったのに対し、ジョブズはこうだった」という域を出ないと私は感じましたし、あまり相乗効果は出ていないのではと思います。
松下幸之助さんについては今までほとんど知らなかったので、別の本でもう少し分析してみたいと思いました。
ジョブズと松下幸之助さんについて端的に知りたいと言う方にはいいと思いますが、そうでなければあえて読む必要はないと、私は思いました。

read more »

『年収と仕事の効率を劇的に上げる 逆算力養成講座』

今日は休日で、自宅でくつろぎながら本を読んでいたのですが、突然小包が届きました。
あけてみると…

年収と仕事の効率を劇的に上げる 逆算力養成講座
年収と仕事の効率を劇的に上げる 逆算力養成講座 山崎二三代・山崎隆弘

クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 2009-02-16
売り上げランキング : 128222

おすすめ平均 star
star新しい概念のようだがよく知られている事項
star現実乖離ですね。
star成功する人の考え方を学べる良書!

Amazonで詳しく見る by G-Tools

クロスメディア・パブリッシング代表の小早川幸一郎さんより、献本いただきました(小早川さん、ありがとうございます!)。
既に読みかけの本があったので、これは明日読もうとはじめは考えていたのですが、半分ほど読み終えていた本を一度置いてタイトルとまえがきだけ読んでみると…ピーンときてしまいました。
というわけで今日は急遽、山崎二三代さんと山崎隆弘さんの『年収と仕事の効率を劇的に上げる 逆算力養成講座』を読みました。
早速ですが、
天才経営者
カリスマ起業家
といわれるような人達を見ていると、どうしてこの人たちは常識破りな発想ができるのか、誰も思いつかないようなアイデアを生み出すことができるのかと、うらやましく思うことがありませんか?
私は本書を読んで、常識や固定観念に縛られない斬新な発想や切り口、アイデアといったものは、結局のところ“逆算力”によるところが大きいのだなと気づきました。

“逆算”とは、目的や目標を相手の立場から考えてプランを練る。10年先や全体像やそのあるべき姿から考えて動くことをいう。しっかりとゴールを描き、そのゴールからスタート地点に向かって走る。その間に最短距離・最小努力でゴールにたどり着ける道を見つけ、それから悠々とスタート地点に立つのである。

本書ではこの力を“逆算力”としているのですが、これがあると何が違うかと言うと…
●一からコツコツと積み上げるよりも早くゴールに到着できる
時間のムダを省き、労力がカットできる
●余裕ができ、雑用に追われることがなくなり、仕事の成果が上がる
考える時間が生まれる
●仕事の効率が上がり、年収もアップする
なるほど、これは便利です。
さて、4ヶ月ほど前の9月28日に、私は始めてのTOEICを受けました。
勉強を始める前に問題を解いてみたところ、6月27日の段階で私のスコア予想はおよそ800点でした。
そこから3ヶ月間の勉強でおよそ150点アップの945点という結果を出したのですが、手前味噌ながらここで言っておきたいのは、例えば500点から600点、700点から800点にスコアを上げることと、800点から900点までスコアを上げることは、同じ100点でも全く質が違います。
900点から950点、それ以上となると、さらに世界が変わります。
それでも何故3ヶ月で945点までいけたかというと、3ヶ月前の勉強を始める段階でちゃんと逆算していたことが大きかったのだと思います。
あらかじめ期日を9月28日、目標を900点(9月に950点に変更)に設定し、そのためには何が必要なのかを洗い出し、無駄なことは一切せずに効果的なものだけを3ヶ月間続けてきたからこそ、最短距離・最小努力で走れたのだと思います。
ちなみに1日の英語の学習時間も、何も3時間や5時間もやっていたわけではなく、1時間程度のものでした。

段取りのいい人、目標をさっと達成できる人の考え方の出発点は「出口」なのである。

この“逆算力”を資格勉強だけなく、仕事や人生に当てはめようというのが、本書なのです。
中身は濃いのですが、非常に簡単・簡潔でわかりやく書かれているので、
●将来のビジョンを考えずに目の前のことをコツコツとやってしまいがちだ…
●何かをやろうとは思うけど、何をしたらいいのかわからない…
●最短距離・最小努力で成果の出る方法を見つけたい!
●目的実現に向けてがんばっているが、もっといいやり方を見つける方法が知りたい!

という20代の若手ビジネスパーソンや、これから就職しようという学生に是非読んでもらいたいと思います。
非常にオススメです。
以下、印象に残った箇所を紹介します。

read more »

『いつも目標達成している人の読書術』

いつも目標達成している人の読書術 (アスカビジネス)
いつも目標達成している人の読書術 (アスカビジネス) 丸山 純孝

明日香出版社 2008-09-03
売り上げランキング : 18629

おすすめ平均 star
starありがち。
starビジネス書をはじめて読む人に特におすすめ
starうーむ、この内容じゃ

Amazonで詳しく見る by G-Tools

丸山純孝さんの『いつも目標達成している人の読書術』を読みました。
本は読んでいるけど、あまり成果につながっていないという人は、結局のところ
1.読む量が足りない
2.間違った読書法(自分の中に情報の受け皿がないうちから速読ばかりしたり)を採用している
3.効率的にアウトプットできる仕組みを作っていない
4.自分の頭で考えずに本にすべての答えを求めている
5.対話をしていない(自分自身や著者と)
6.自分に合っていない本を読んでいる(難しすぎる、簡単すぎる)
7.目的・目標・価値観・信念といった軸がないため、必要な情報とそうでない情報との判断ができない
8.目的・目標・価値観・信念といった軸がないため、様々な情報の中から何を取り入れ、何を実践すればいいかの判断ができない
9.そもそも実践していない
10.実践するときに自分に合う形にアレンジしていない
といったところに原因があるのではないでしょうか。
何処に成果を制限してしまっている「ボトルネック」があるのかは人それぞれだと思いますが、例えば軸がないのが原因なのにもっと読む量を増やすことで解決しようとしてしまうという具合に、解決策を間違えてしまうと「いくらがんばっても効果が出ない」というドツボにはまりそうな予感がします。
なので、「最近読書が成果につながっていないのではないか」と感じたときは、読書術の本を読んで何処に原因があるのかを探ってみるのは一つの有効な手段だと思います。
また、「同じ量をこなしているのに、あの人と自分とでは成長のスピードが違うのは何故だろう?」という視点で読めば、その人と自分との本質的な違いに気づけるかもしれません。
さて本書の内容ですが、全体的に共感できるものでした。
逆に言えば、特に発見はなかったとも言えます。
ある程度読書のスタイルが出来上がっている人にとっては、当たり前の内容かもしれません。
なので本書は「これから自分に合う読書習慣を付けたい」もしくは「今まさに自分に合う読書習慣を模索中」という人にオススメしたいと思います。
ただ1点気をつけたいのは、本書では多読のススメとして必要な部分だけを拾い読みする速読が推奨されているのですが、これを最初からやるのははっきりいってオススメできません。
「読書は投資だから、無駄な部分は読まずに、必要な部分だけを読んで、何か一つ得られればそれでよし」と言うかもしれませんが、今はインターネットに情報が簡単に出回ってしまうため、新しい情報もすぐに陳腐化してしまう時代です。
本に書いてある情報をそのまま仕入れたところで、同じことは多くの人が知っているので、そんなものはすぐに価値がなくなります。
そこで仕入れた情報を加工して価値を高める能力が必要になるわけですが、そのためにはまず
情報の受け皿
考える力
を養う必要があると思うのです。
それは速読では養えないのです。
これらは、本を読みながら著者と、そして自分自身と対話をし、深く深く内容を頭の中で掘り下げていきながら考え続けることで、地道に鍛えていくしかないのではないかと思います。
あとは、他の人と読んだ本の内容について意見交換をしてみるのも、発想を広げるいい気づきにつながりやすいので、オススメです。
以下、本書の内容を部分的に抜粋して紹介します。

read more »

川上徹也さん「仕事はストーリーで動かそう!」出版記念セミナー&懇親会に参加してきました

川上さんにお招きいただき、今日は『川上徹也さん「仕事はストーリーで動かそう!」出版記念セミナー&懇親会』に参加してきました。
前半のセミナーでは
●『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の山田真哉さん
●ブログ「読むが価値」の鹿田尚樹さん
●「山の手の会UNDERGROUND」の美崎栄一郎さん
●「クロスメディア・パブリッシング」の小早川幸一郎さん
●そして『仕事はストーリーで動かそう』の川上徹也さん
が講演されました。
ただ、有料セミナーですので、内容についてはここでお話しするのは控えようと思います。
感想だけ紹介させていただくと、個人的には小早川さんの「悪の帝国をつくる」というお話が、小早川さんの、そしてクロスメディア・パブリッシングの熱さが伝わってくるようで、面白かったです。
そういえばクロスメディア・パブリッシングさんの本は、
●『視覚マーケティングのススメ』 ウジ トモコさん
●『どこの会社でも通用する、ポータブル・スキルを身につけろ!』 吉井 亮介さん
●『仕事はストーリーで動かそう』 川上徹也さん
●『年商100億の社長が教える、丸投げチームのつくり方』 山地 章夫さん
と、今までに4冊読ませていただいているのですが、お世辞抜きに、どれも印象に残る、良い本なんです。
パート・アルバイトを含めて8人で活動されているというのも、なんだか熱いですよね。
20~30代の層を中心に出版を手がけているそうなので、今後も注目したいと思いました。
懇親会は、もう、すごかったです。
著者・編集者の方はもちろん、ゲーム会社の方、書評ブログを書かれている方など、各分野で活躍されている方々のお話を直に聞かせていただいてきました。

こちらは『君を幸せにする会社』の天野敦之さんとのツーショットです。
ちなみに私は左です。


こちらは『捨てる英語、拾う英語』の井上大輔さんとのツーショットです。
井上さんとは帰りの電車でお話させていただき、随分と私のこれまでの話を聞いていただきました。
大変親身に聞いていただいただけでなく、なんと、その話を今から本にしたら面白いのではないかと強くプッシュしていただき、真剣にアドバイスまでしていただきました。
これは本当にラッキーだったと思います。
うまく行くかどうかなんてわかりませんが、私には失うものがありません。
やってみる方向で、まずはこれから真剣に構想を練ってみるつもりです。
最近、ブログを書き始めたときには想像もしなかったようなスピードで、いろいろなものが変化しています。
いろいろな方に励ましてもらったり、新たなステージに引き上げてもらったりしていただいているおかげなのですが、今は本当に希望に追い風が吹く時代なんですよね。
感謝を忘れずに、今後も自分の思ったとおりにがんばっていこうと思いました。
ご参加された方々、今日はありがとうございました。

『<売上10倍!>小さな会社の最強メルマガ営業術』

< 売上10倍!>小さな会社の最強メルマガ営業術
<売上10倍!/>小さな会社の最強メルマガ営業術” /></a></td>
<td valign=平野 友朗

日本実業出版社 2004-09-25
売り上げランキング : 7350

おすすめ平均 star
star素晴らしい内容です!
starさすがは!「メルマガコンサルタント」と名乗ってるだけはあります!
starメルマガ以外の営業でもOK、大きなヒントが得られる

Amazonで詳しく見る by G-Tools

平野友朗さんの『< 売上10倍!>小さな会社の最強メルマガ営業術』を読みました。
先週から大学生向けのメールマガジンを発行開始したのですが、よくよく考えてみたらメルマガについて全く勉強していませんでした。
これではまずいだろうと言うことで、「メルマガ専門コンサルタント」として有名な平野さんの本を手にとってみました。
内容は自社製品を売りたい個人~小さい企業向けになっています。
将来的には本業でもメルマガ営業は取り入れたいと思っているのですが、今回は今やっているメールマガジンをもっと充実させるにはどうすればいいのか、という視点で読んでみました。

read more »

『続・働く理由 99の至言に学ぶジンセイ論。』

続・働く理由 99の至言に学ぶジンセイ論。
続・働く理由 99の至言に学ぶジンセイ論。 戸田 智弘

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2008-12-20
売り上げランキング : 5807

おすすめ平均 star
star少し難しかった。けどすごい。
star働くこと、を哲学した幸福論。
star「生きるとは自分の物語をつくることである。」

Amazonで詳しく見る by G-Tools

ぼってぃーさんの「ひとり『ディスカヴァーさんありがとうキャンペーン』」に便乗して、今日は戸田智弘さんの『続・働く理由 99の至言に学ぶジンセイ論。』を読みました。
99の至言と聞いて、もう少し軽い内容なのかと思っていたのですが、とんでもありませんでした。
「働く」ということに対しての本質的な問いかけがおよそ220ページにわたって展開されている本書は、「生きるために働く」「飯のために働く」と消極的になりがちな若い世代の方や、働き続けるうちに仕事に対する本質的な意味を忘れてしまっているビジネスパーソンの心を、大きく揺さぶるのではないでしょうか。
以下、印象に残ったものを紹介していきます。

read more »

『幸せ!ひとり暮らし完全サポートBOOK』

4月から独り暮らしがはじまるのですが、初めての独り暮らし、いろいろと不安がありますよね。
何が必要なんだろう…
料理大丈夫かな…
食材を選ぶときってどうするんだろう…
まず部屋を探すときに見るべきところって何処なんだろう…
というわけで、今日は『幸せ!ひとり暮らし完全サポートBOOK』を読んでみました。

read more »

『選ばれ続ける社員の法則77 出世が早い!にはコツがある』

選ばれ続ける社員の法則77 出世が早い!にはコツがある
選ばれ続ける社員の法則77 出世が早い!にはコツがある 浜口直太

出版文化社 2009-01-30
売り上げランキング : 62691

おすすめ平均 star
starもっと経験談・実話が欲しい
starタイトルと安っぽい表紙の絵で損をしている
star就職活動中の学生の方、入社3年目までの方にお薦め

Amazonで詳しく見る by G-Tools

浜口直太さんと澤田且成さんの『選ばれ続ける社員の法則77 出世が早い!にはコツがある』を読みました。
「企業の寿命が30年といわれるこれからは、しっかりと自分を磨くことが大切ですよ」とアドバイスをするときに、しばしば返ってくるのが「やっぱり資格ですかねぇ」という言葉です。
確かに資格はないよりはあったほうがいいと思いますが、いい資格さえ持っていれば仕事が勝手にやってくる、ということはほぼないでしょう。
資格をまるで持っておけば安心な保険のように考えているならば、考えを改めたほうがいいと思います。
出世にしても転職でのキャリアアップにしても、いい資格を持っていればそれだけで選ばれる、などということは起こりません。
もしそんな企業があるならば、そこは遠からず競争力を失うのではないかと思います。
なぜならば、仕事は資格でするものではなく、成果を出すことでするものだからです。
世界はフラットになり、中小企業でさえもグローバルな視点で競争していかなくてはならない時代になりました。
そんな中、資格を持っているだけで成果を出せないような人を抜擢し、非効率な経営を行っている企業が今後伸びるとは思えません。
私たちが考えなければいけないのは、「どの資格をとれば食っていけるのか」ではなく、「自分がどのような形で世の中に、あるいは企業の業績に貢献していくのか」、そして「そのためにいま自分が身につけなければいけない能力は何なのか」ということではないでしょうか。
本書はその中でも、企業の業績に貢献するために身につけなければならない能力のうちの、最も基礎となるものを紹介しています。
内容としては例えば「英語力」だとか「簿記の知識」といった類のスキルよりも、「あいさつ」や「笑顔」にはじまる、人と上手く協調し、チームとして働く上で大切な習慣、心構えと言えるものが多いです。
パーソナル・ブランディングの時代ということで、個人のスキルを磨くことばかりにとらわれていると、独りでできることには限りがあり、大きな成果を出すためにはチームプレーの力が必要であることを忘れがちです。
転職の際に最も重視される項目の一つに「現職での具体的な実績として、プロジェクトの中でどのように活躍したのか」というものがあるようなのですが、チームプレーをおろそかにしてきた人はここが致命的な欠点になりえます。
特にこれから就職する人や、若手ビジネスパーソンには、気づきが多い一冊ではないかと思います。
以下、気になったものを個別にピックアップして紹介します。

read more »