ロシア・ショック | |
大前 研一
講談社 2008-11-11 おすすめ平均 |
大前研一さんの『ロシア・ショック』を読みました。
かつて世界経済の主役だった日本のエンジンが停止し、細菌ではアメリカの単発エンジンもコケて、BRICsという新しいエンジンが全開になっているというのが、今の世界経済でよく語られるイメージである。ところが実態はそれとも違っていて、先述したように四〇くらいのエンジンがここ四、五年は全開になっている、というのが私の見解だ。
こうした世界の現実を直視し、日本は米国追従、中国一辺倒という姿勢を根本から改めなければならない。
それではいま、日本が最も注目すべき国はどこかと聞かれれば、私は悩むことなく答えることができる。
ロシアである。
私は今までロシアといえば、サッカーのユーロ2008で旋風を巻き起こしたアルシャービンがいる国くらいにしか捉えていませんでした。
北方領土問題は今も尚解決していないことくらいは知っていましたが、それにもあまり関心がなく、「まだプーチンがいるんだ」と思っていました。
しかし大前さんによれば、次は「ロシアが来る」そうです。
これは今後、要注目ですね。