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Author Archives: 河村 拓

『ロシア・ショック』

ロシア・ショック
ロシア・ショック 大前 研一

講談社 2008-11-11
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star本書発売の時点でロシアの株価指数はピークから約70%も下落していた
starそろそろ、ロシアに対する認識を変えましょ
star安価で視点・フレームをインストール!

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大前研一さんの『ロシア・ショック』を読みました。

かつて世界経済の主役だった日本のエンジンが停止し、細菌ではアメリカの単発エンジンもコケて、BRICsという新しいエンジンが全開になっているというのが、今の世界経済でよく語られるイメージである。ところが実態はそれとも違っていて、先述したように四〇くらいのエンジンがここ四、五年は全開になっている、というのが私の見解だ。
こうした世界の現実を直視し、日本は米国追従、中国一辺倒という姿勢を根本から改めなければならない。

それではいま、日本が最も注目すべき国はどこかと聞かれれば、私は悩むことなく答えることができる。
ロシアである。

私は今までロシアといえば、サッカーのユーロ2008で旋風を巻き起こしたアルシャービンがいる国くらいにしか捉えていませんでした。
北方領土問題は今も尚解決していないことくらいは知っていましたが、それにもあまり関心がなく、「まだプーチンがいるんだ」と思っていました。
しかし大前さんによれば、次は「ロシアが来る」そうです。
これは今後、要注目ですね。

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『世界連鎖恐慌の犯人』

世界連鎖恐慌の犯人 (Voice select)
世界連鎖恐慌の犯人 (Voice select) 堀 紘一

PHP研究所 2008-12-18
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star小一時間で読めるのがお薦め
star文化系的認識水準=経済学はエンガチョ
star金融危機の本質を分かりやすく解説

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堀紘一さんの『世界連鎖恐慌の犯人』を読みました。
本書には今起こっている一連の大恐慌が何故起こったのか、いったい何がそれを引き起こしたのかが非常に分かりやすく書かれているのですが…
私は本書を読んで、インベストメントバンクやヘッジファンドでは働きたくないなと思いました。
「リーマン・ブラザーズが破綻したし、外資は今後危ないから…」という理由ではありません。
もちろん全員が悪ではないと思いますが、インベストメントバンクやヘッジファンドで働いている人たちの価値観は、到底共感できるものではないからです。

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これぞブログ道

読書仲間のぼってぃーさんの今日の記事を読み、私は「これぞブログ道!」だと思いました。
私自身はこれまで宗教に関わったことがないので、その内情がどういうものなのかは知りませんが、宗教に対する世間の目がどういうものかは知っています。
それでもブログという公の場で、自分と向き合うことに決めたぼってぃーさんに、私は素直に拍手を送りたいと思いました。

『人と違うことをやれ!』

人と違うことをやれ! (PHP文庫)
人と違うことをやれ! (PHP文庫) 堀 紘一

PHP研究所 2009-01-06
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star独自のポジションを得るために-とにかく200%能力を発揮してみろ
star《自己訓練》と《貢献主義》。
star人と違うことやれ!

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堀紘一さんの『人と違うことをやれ!』を読みました。
本書は、若者たちへのエールのような一冊です。
●少数派でいることを恐れない
●自分の意見をしっかり持つ
●常に自分の頭で考える

これは本書に繰り返し登場する言葉です。
日本人の大多数はこれとは真逆の生き方をしていますね。
人によっては途方もなく耳の痛い話が満載なのですが、かなり面白いので、厳選して紹介しようと思います。

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『予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 熊谷 淳子

早川書房 2008-11-21
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star誰でも知っていることを大げさにいう真理
star日常的実感と実験精神
star行動経済学の好入門書

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ダン・アリエリーの『予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』を読みました。
経済学は、私たちが常に合理的に選択することを前提に成り立っています。
しかし本書は、実は人はある特定のパターンの中に陥ったときに不合理な選択をしてしまうこと、そしてそれを一度ならず何度も繰り返してしまうことを科学的に証明しています。

この本で紹介した研究からひとつ重要な教訓を引きだすとしたら、わたしたちはみんな、自分がなんの力で動かされているかほとんどわかっていないゲームの駒である、ということだろう。わたしたちはたいてい、自分が舵を握っていて、自分がくだす決断も自分が進む人生の進路も、最終的に自分でコントロールしていると考える。しかし、悲しいかな、こう感じるのは現実というより願望―自分をどんな人間だと思いたいか―によるところが大きい。

自分の思考や決断のクセを見直すことができる、非常に興味深い一冊でした。
以下、気になった箇所を紹介します。

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ROOKIES (8)

ROOKIES (8) (ジャンプ・コミックス)
ROOKIES (8) (ジャンプ・コミックス) 森田 まさのり

集英社 2000-01
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star平穏な学校生活
star試合後

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今日は本はお休みして、久しぶりにROOKIESの第8巻から、私の一番のお気に入りの場面を紹介します。

「私が定年を迎えて教師を辞める時 絶対今と同じ事を言ってみせます」

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『ザ・リーダーシップ―チームの力を最大限に引き出す秘密』

ザ・リーダーシップ―チームの力を最大限に引き出す秘密
ザ・リーダーシップ―チームの力を最大限に引き出す秘密 田辺 希久子

ダイヤモンド社 2008-02-16
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star読みやすくて内容深い
star読みやすく入門書として最適!

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ケン・ブランチャードの『ザ・リーダーシップ―チームの力を最大限に引き出す秘密』を読みました。
ケン・ブランチャードの本はかなり読んでいますが、本当に名著が多いです。
・『1分間マネジャー』
・『1分間リーダーシップ』
・『ザ・ビジョン』
・『1分間アントレプレナー』
と読んできましたが、どれもストーリー形式の分かりやすい表現で本質を鋭く突いてくる良い本ばかりで、特に気に入っている著者の一人です。
特に『ザ・ビジョン』は、受けた影響力の大きさは今までに読んだ本の中でも三指に入るものでした。
さて本書『ザ・リーダーシップ―チームの力を最大限に引き出す秘密』も、複雑になりがちなリーダーシップ論について、たった5つの本質にまで落とし込んだ、明快な一冊でした。

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『「自分から教わる!」技術』

「自分から教わる!」技術
「自分から教わる!」技術 人見 隆之

日本実業出版社 2008-11-26
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star実践的で役立つ内容です。
star若い社会人の実学

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人見隆之さんの『「自分から教わる!」技術』を読みました。
昨日内定先の会社で入社前の説明を受けたのですが、その際に人事の方から、

「学生の間はお金を払っている立場だから、口をあけて待っていればいろいろと教えてもらえたかもしれない。
しかしこれからは社会人となり、給料をもらう側の立場になる。
口をあけて待っていても、いい情報など教えてもらうことはできない。
自分から教えてもらいに行かなければならないよ。」

というニュアンスのことを言われました。
それを聞いて、「あぁ~教わるの苦手かも…」とちょっと思った私ですが、そういえば以前著者の人見さんにお会いしたときに本書をいただいていたのを思い出し、何かヒントはないかと読んでみることにしました。

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『壁 ~カリスマ・セラピストが教える!どんな壁も乗り越えることができるセラピー~』

壁 ~カリスマ・セラピストが教える!どんな壁も乗り越えることができるセラピー~
壁 ~カリスマ・セラピストが教える!どんな壁も乗り越えることができるセラピー~ 石井 裕之

フォレスト出版 2008-12-12
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おすすめ平均 star
star「壁」は潜在意識からのメッセージです
starやはり石井さんの本は面白いですね
star何度も読みたい本

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石井裕之さんの『壁 ~カリスマ・セラピストが教える!どんな壁も乗り越えることができるセラピー~』を読みました。
本書はちょっと前にビジネス太郎さんのブログ『ビジネス書を読んで、成功しよう。』にて紹介されていた一冊です。
ビジネス書や自己啓発書を大量に読む人って、
「成功したい!」
と思うと同時に、
「できれば失敗したくない」「挫折は味わいたくない」「壁は上手く避けながらすいすいと成功したい」「正解が知りたい」
とも考えているのではないかと、私は思っています。
「明日死ぬと考えれば、失敗など怖くはない」というニュアンスのことを何度かブログに書いている私ですが、実はあれは自分に言い聞かせているのであって、裏を返せば”失敗”に対してかなりの恐怖心を抱いていたのです。
このブログを書き始めてからの最初の数ヶ月間は、「100%失敗せずにうまくいく方法」のような、ありもしない正解を心のどこかで求めながら本を読み続けていました。
しかし、最近ではその考えもだいぶ変わったと思います。
おそらく、『道は開ける』を読んだころからでしょうか。
失敗に対して、ポジティブな見方ができるようになってきました。
そして本書『壁』のなかに、そのヒントがありました。

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『1分間アントレプレナー 黄金の起業法則』

1分間アントレプレナー 黄金の起業法則
1分間アントレプレナー 黄金の起業法則 鈴木 智草

日本実業出版社 2008-12-18
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ケン・ブランチャードの『1分間アントレプレナー 黄金の起業法則』を読みました。
本書は起業を視野に入れている、もしくは夢を実現する手段の一つとして考えているすべての人にオススメします。
起業というと、事前に考えておかなければならないこと、やっておかなければならないことが非常に多く、何から手をつければいいのかわからない漠然とした大変さをイメージしないでしょうか。
ところが「黄金の起業法則」とある本書の中身は、拍子抜けするほど、至ってシンプルです。
例えば、

「他人の願いをかなえる手伝いを十分にすれば、自分の人生の願いはすべてかなう」

という一文があるのですが、一件平易なこの言葉、実は起業・経営に関する本質的な重要事項がいくつも盛り込まれています。

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