プレゼン バイブル 人を動かす50の黄金律 | |
八幡 紕芦史
ソフトバンククリエイティブ 2009-02-25 |
八幡紕芦史さんの『プレゼン バイブル 人を動かす50の黄金律』を読みました。
もう、プレゼンについては本書が一冊あればそれで十分ではないかと思うほど、ノウハウがわかりやすくまとめられた良書でした。
プレゼン バイブル 人を動かす50の黄金律 | |
八幡 紕芦史
ソフトバンククリエイティブ 2009-02-25 |
八幡紕芦史さんの『プレゼン バイブル 人を動かす50の黄金律』を読みました。
もう、プレゼンについては本書が一冊あればそれで十分ではないかと思うほど、ノウハウがわかりやすくまとめられた良書でした。
カリスマのつくり方 (PHP新書) | |
戸矢 学
PHP研究所 2008-08-19 |
戸矢学さんの『カリスマのつくり方』を読みました。
カリスマとは何でしょうか?
カリスマは、直訳すれば「教祖」です。つまり、宗教のリーダーのことですね。イエス・キリストや仏陀、マホメッド等々を、本来はカリスマcharisma=教祖と呼びます。
本来は宗教の教祖をあらわす用語のようですが、最近では抜群のプレ全力を武器に大統領選を戦ったオバマ氏もしばしば「カリスマ」と言われるように、現代ではより広義に使われています。
カリスマ性というのは非常に強力な武器となりますし、私も「カリスマ」と呼ばれたら気持ちいいだろうなぁとは思います。
ただ問題なのは、カリスマ性というのは使う人が使うと非常に危険な、諸刃の剣になってしまうことですね。
例えば大悪人と呼ばれるアドルフ・ヒトラーも間違いなくカリスマの一人でした。
彼の場合は人をひきつける求心力には素晴らしいものがありましたが、指し示した方向性や用いた手段、倫理観などにはかなりの問題がありました。
要するにカリスマ性は倫理観とは無関係に成立してしまうのだということですね。
一人のカリスマに頼るとどうしてもそういった極端な事例が起きてしまうので、なるべくなら大衆でバランスを取りながら民主的に物事を進めていくのが理想的なのでしょう。
ただ今の日本の政治のように体制的な問題が根深くなっていると、一人のカリスマ性を備えた指導者が現れて一度すべてを壊すことも、変革のためには必要なのかなとも思います。
さて本書のテーマはカリスマの「つくり方」ですが、その中身を少し紹介しようと思います。
キャズム | |
川又 政治
翔泳社 2002-01-23 おすすめ平均 |
ジェフリー・ムーアの『キャズム』を読みました。
本書はハイテク製品が市場に浸透するまでの過程をと方法論を論じた一冊です。
本書では製品のライフサイクルを、
1.イノベーター
新しいテクノロジーを追い求める人
製品がどのように役立つかは二の次
どの市場セグメントにおいても、それほど多くない
2.アーリー・アドプター
新たなテクノロジーがもたらす利点を検討、理解し、それを正当に評価しようとする
他社の導入事例には頓着せず、自らの直感と先見性を拠り所とする
3.アーリー・マジョリティー
自分たちが新製品を購入する前に、まず他社の動向をうかがおうとする
このグループの構成員は多数に及ぶため、いかに彼らを誘引するかが、大きな利益を得るための決定的な要素となる
4.レイト・マジョリティー
業界標準というものが確立されるのをひたすら待ち続け、手厚いサポートを受けるために、実績のある大企業から製品を購入したがる
5.ラガード
新しいハイテク製品には見向きもしない
の5つのに分けて考えています。
製品が順調にイノベーターからラガードまで浸透していけば問題はないのですが、実はほとんどの企業がそうはいかないのは、アーリー・アドプターとアーリー・マジョリティーの間にある断絶、「キャズム」にはまってしまうからなのです。
ハイテク製品を市場に浸透させていくときの最大の落とし穴は、少数のビジョナリーで構成される初期市場から、多数の実利主義者で構成されるメインストリーム市場へと移り変わるところに、パックリと口を開けて待ち受けている。(中略)我々はこの溝を「キャズム(深い溝)」と呼んでおり、ハイテク製品のマーケティングを長期的な視野で捕らえる際には、キャズムを超えることが最重要課題となる。つまり、キャズムを超えた者がハイテク分野で財をなし、失敗すればすべてが水泡に帰すのだ。
今後は自社製品や、マーケットでの自社のポジションについて学んでいくことになると思いますが、一通り学習してからもう一度、自社の現状に当てはめながら、本書は読み返したいと思います。
以下、私用のメモです
アーリー・アドプターを獲得するためには、これまで実現できなかったことが新しいテクノロジーによって実現できるということを、テクノロジーに疎い人たちにも理解させなければならない。
アーリー・アドプターが購入しようとするのは、変革のための手段である。アーリー・アドプターは、同業他社に先んじて自社に変革をもたらし、ライバルに大きく水をあけることを狙っている。
アーリー・マジョリティーは、現行オペレーションの生産性を改善する手段を購入しようとする。彼らは、古いやり方と新しいやり方の間の不連続性をできるかぎり小さくしようとする。
初期市場が形成されるためには次の三つの要素が欠かせない。ひとつめは、将来だれもが必要とするであろうアプリケーションを実現可能にする斬新なテクノロジー。ふたつめは、そのテクノロジーを評価して、それが現在市場に出回っているものよりも優れていることを検証するテクノロジー・マニア。最後に、そのテクノロジーを使って現在の業務を飛躍的に進歩させようと考える、資金力のあるビジョナリー。
第一のポイントは、キャズムを越えるには、まず一番ピンを倒して橋頭堡を築かなければならないこと。ここで、一番ピンの大きさは重要ではない。解決されるべき問題の経済価値が重要なのだ。(中略)第二のポイントは、二番目以降のニッチ市場を選ぶとききには、最初のニッチ市場でのソリューションを活用できるような市場を念頭に置くことである。(中略)キャズムを越えることによって得られるのは、最初のニッチ市場からの収入のみならず、後続のニッチ市場も計算に入れた収入の合計なのだ。
代替手段が存在することによって、ターゲット・カスタマーを定義しやすくなり、同時に、顧客に対して相手よりも優位性のある「購入の必然性」を提示するチャンスが生まれる。同様にして、対抗製品が存在することによって、新しいテクノロジーに対する信憑性が高まり、同時に、ニッチ市場に対して相手よりも高度なサービスを提供するチャンスが生まれるのである。このように、自社、代替手段、対抗製品の三者の対比を用いることにより、顧客に対して自社のポジショニングを明確にしていくことが重要なマーケティング戦略となるのである。
・これは、
・「①」で問題を抱えている
・「②」向けの、
・「③」の製品であり、
・「④」することができる。
・そして、「⑤」とは違って、
・この製品には、「⑥」が備わっている。
(中略)
①現在、市場に流通している「代替手段」、②橋頭堡となるターゲット・カスタマー、③この製品のカテゴリー、④この製品が解決できること、⑤対抗製品、⑥ホールプロダクトの主だった機能
キャズム | |
川又 政治
翔泳社 2002-01-23 おすすめ平均 |
先週は社長および専務からの講話を聞かせていただいたのですが、これが非常にエクサイティングでした。
詳しくは書けませんが、出てきたキーワードだけ列挙すると、ブルー・オーシャン、キャズム、クラウド、新しい「ユニーク」なビジネスモデル、世の中にない新しいものを頭を使って売る、殿様営業、ワークライフシナジー、プラットフォームと、今までに読んできた本にも登場してきたものが多くありました。
この会社なら、いろいろと新しいことを提案・挑戦できそうです。
読書のインプットがかなり活かせそうですね。
楽しみになってきました。
日本のソフトウェア産業がいつまでもダメな理由 | |
久手堅 憲之
技術評論社 2008-03-28 おすすめ平均 |
久手堅憲之さんの『日本のソフトウェア産業がいつまでもダメな理由』を読みました。
本書は日本のソフトウェア産業が抱える問題を、
●企業
●エンジニア
●業界
●顧客
という4つの切り口から解説したものなのですが、これを読むと改めて日本のソフトウェア産業の未成熟さを認識させられます。
ポイントだけ抜粋すると、
「組織では技術力がある人ほど失敗したり悲惨な目にあっている。便利な火消し役として使われているんです。火消しに追われて逃げない人が最後に責任を押しつけられるから、現場で便利なファイアーマンは出世もできないですね」
「会社の求めに応じて管理職にならないと給料が上がらない。上がらなくてもいいっていう技術者は、年功序列の会社ではお荷物になる。技術力に合った給与体系でないのは、会社は技術力のあるなしで給料に差をつけませんということ。つまり、勉強したり努力したりする意味はないよ、というメッセージになりますね」
「日本のSEは勉強しないですね。ぬるい社会を反映しているのでしょう。何をやっても食っていけるから、プロフェッショナル意識が薄い。アジアではこうした業種は給料が高いので、みんな懸命に努力していますよね。
「誰でも知っている大手に発注しておけば、失敗したとき『あそこでもダメだったんだから』ですむけど、自分で探してきた新興ベンダーなんかに頼むと、『誰がこんな連中を呼んだんだ』と責任を追及される。日本の会社はそういうところがありあすね」
(中略)
「そういう会社は、結局IT化しちゃいけないんですよね。IT化を機械化だと勘違いしている経営者が、まだまだたくさんいます。機械化と仕事を効率化することは、イコールではないはずなんです」
となるのですが、ITに関して無頓着なユーザーと、そこに漬け込んでいい加減な仕事をしている企業という関係像が浮かび上がってきます。
日本のソフトウェア産業は死滅したと揶揄されるのもわかる気がします。
今後はクラウドの時代がやってきて、どの企業もドメインをシフトせざるを得なくなると思いますが、日本のIT企業はどのようなポジションで巻き返しを図るのか、興味深いですね。
日本のソフトウェア産業がいつまでもダメな理由 | |
久手堅 憲之
技術評論社 2008-03-28 おすすめ平均 |
「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方 | |
駒崎弘樹
英治出版 2007-11-06 おすすめ平均 |
駒崎弘樹さんの『「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方』を読みました。
社会人としてのスタートにふさわしい、勇気をくれる一冊でした。
僕たちはそれぞれの職場で真面目に働くことだけをいいこととして、社会をよくしていこうということについては、国や自治体や「誰か偉い人」の仕事だと思っている。
「IPOを目指して頑張ろう」とみんなが言う。
でも、それが目標なんだろうか。なんだか、よくわからない。
お金になるところに羽虫のようにブンブン群がるのは、ビジネスだから、ある意味では当然だ。しかし、ビジネスというのは本来、手段であるはずだ。目的は、誰かが満足したり、足りないところが埋まったり、困っていることが解消されたり、そういったことではないのだろうか。
「就職偏差値」の高い企業に行けば自分は「イケている」という、甚だしい勘違い。今までママの言うことを聞いてレールに乗っかってきたやつが、お受験とまったく同じ意識で行う就職活動。自分が勤める会社の国籍がアメリカだというだけでブランドを感じてしまう植民地根性。自分が何をしたいのかもよくわからないのに、とりあえずMBAを取ろうとするばかばかしさ。
やはり私は、とりあえずMBAを取ろうとか、お金になるから英語を勉強しようとか、需要が多いけど供給が少ない資格を取って年収を上げようとか、株で儲けようとか、そういう考え方は好きになれません。
サバイバルとか、勝ち組・負け組みだとか、そういう価値観も大嫌いです。
私は、胸を張って誇れるような仕事がしたいのです。
お金の儲かる仕事ではなく、世の中の問題を解決するような仕事だったり、新しい価値を生み出すような仕事がしたいのです。
私は自分の仕事について子どもと話すときに、どれだけブランドのある企業で働いているかとか、どれだけ高い地位にいるかとかではなく、どれだけ自分の仕事が社会にとって価値のあるものなのかを語れるようでありたいのです。
他の誰かにもできるような仕事ではなく、「あなたがいなくなると困るから、頑張ってくれ」といってもらえるような仕事がしたいのです。
お金の話に群がる人々ではなく、夢・理想・志・理念・信念に賛同してくれる同志と一緒にいたいのです。
死ぬときにはたくさんのお金にではなく、「あなたがいてくれてよかった」「あなたのおかげで世の中が良くなった」と言ってくれる人々に囲まれていたいのです。
他人がどう思うかは一番大切なことではない。僕は他人の評価の奴隷ではないからだ。彼らがどうあれ、「僕が何をしたいのか」から逃げてはいけない。
今後も、あくまでも自分の内なる声と直感を信じる勇気を持って、自分のやりたいことに誠実に突き進んで行こうと、決意を新たにしました。
「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方 | |
駒崎弘樹
英治出版 2007-11-06 おすすめ平均 |
会社の合宿研修が始まるため、本日より3月31日までの間は、ブログの更新ができなくなります。
ばっちり成長してきますよ!
話は変わって今日のWBC、熱かったですね。
特に今まで不振だったにも関わらず、あの最も大事な、最もプレッシャーのかかる場面で自分のやるべきことに集中して、勝利を呼び込むヒットを打ったイチローはやはりすごいと思いました。
打ったあとも非常に冷静でしたし、自分の力への確信がなければ、あのような振る舞いは出来ないと思います。
今まで積み重ねてきたハードワークの量が、恐らくその自信を支えていたのでしょう。
私も見習う部分が多いなと感じました。
ハードワークといえば、私の愛するユベントス(イタリアの名門サッカークラブ)のスタープレイヤー、パベル・ネドベドがついに今シーズンで引退してしまうそうです。
彼は「趣味は?」と聞かれると「練習」と答えるほど、練習好きです。
Wikiによれば、朝は7時に起床し、朝食前にランニング、チーム練習は常に最後まで残り、夜10時には就寝するというスタイルを長年続けているのだとか。
ちなみにこの早朝ランニング、以前読んだ雑誌に確か1時間以上走っていると書いてありました。
まさに「練習の虫」。
そのハードワークが実り、彼は2002-2003シーズンにはヨーロッパ最優秀選手に選ばれています。
彼のこれほどまでの練習への「執念」を支えていたのは何だったのでしょうか。
今日のsportsnaviのコラム(http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0809/eucup/text/200903240002-spnavi.html)が非常に興味深かったです。
「チェコに住んでいたころ、テレビでCLを見て、いつの日かそこでプレーしたいと思った。子供のときから、僕はあの“ビッグイヤー(優勝トロフィー)”を勝ち取ることを、ずっと夢見ていたんだよ」
「僕は練習し、練習し、練習した。休暇で海に行っていた間でさえ、毎日のランニングの量を決して減らすことはなかった。僕の強さの秘密は、まさにこれなんだ――努力すること。僕は技術的に、特に並外れているわけではない。もし細心の注意を払ってコンディション作りをしていなかったら、決して今のレベルに至ることはなかっただろう」
「もうここ何年も引退のことを考えてきたが、CLで優勝したいという思いに駆り立てられ、ここまで続けてきた。それが僕の夢であり、引退して振り返ったときに、その夢を悪夢としたくない」
「僕の年になると、すべての試合が重要なんだ。そして僕は試合ごとに子供のように興奮している。同じ情熱を持ち、キックオフのときには激情で胃が踊る。でも体は、永遠に走り続けることはできない……」
やはり、努力する能力にまさる「才能」は存在しないのですね。
夢への「情熱」+「執念」=「努力する才能」
あなたを輝かせる「天職」はある―自分らしく働くための3つの法則 | |
くらばやし ひでみつ
すばる舎 2008-05-30 おすすめ平均 |
くらばやしひでみつさんの『あなたを輝かせる「天職」はある―自分らしく働くための3つの法則』を読みました。
本書に書かれているのは、「仕事運」を健康にする方法です。
要するに、自分らしさを体感しながら、心から納得できる仕事に没頭するから、喜びと生きがいを感じることができる。毎日がその繰り返しだから、充実感と達成感に満ちている。
「仕事運を健康にする」とは、こういった感情を意識的に作り出し、持続させていくことをいいます。
「仕事はあなたの人生の多くの部分を占めることになります。だから、本当に充実した人生を手に入れるには、自分が偉大だと信じられる仕事をするしか方法はないのです。そして、偉大な仕事をする唯一の方法は、あなたが好きなことをすることです。」というスティーブ・ジョブズの言葉があります。
ただ問題なのは、現代人は自分の「好き」という感情に非常に鈍感になっています。
自分が「好き」だからやりたいのか、自分を世俗的に成功しているように見せたいからやりたいのかが、わからなくなっているのです。
特に今まで自分の頭で本質的に物事を考えてこなかった人や、周囲に流されてやってきたという人は、本書のような本を読んで心のリハビリをしてみてはいかがでしょうか。
「これだ!」と思える仕事に出会うには | |
Cheryl Gilman ニキ リンコ
花風社 2001-12 おすすめ平均 |
シェリル・ギルマンの『「これだ!」と思える仕事に出会うには』を読みました。
本書は「好き」を仕事にするための行動指針や意識改革にはじまり、履歴書の書き方までを扱った一冊です。
ワークが中心になっており、「好きを仕事にしたいんだったらこんな方法もあるよ」と、新しい視点を得るうえでは有用ではないかと思います。
以下、内容の紹介に続きます。
本当に好きなことをして暮らしたい! | |
Barbara Sher 永田 浩子
ヴォイス 2003-06-01 おすすめ平均 |
バーバラ・シェールの『本当に好きなことをして暮らしたい!』を読みました。
本書は、「自分にあう夢の実現法」を見つけるために書かれた一冊です。
成功本や自己啓発本を読むと、
●「ポジティブ思考を身につけなければならない」
●「決断力を身につける必要がある」
●「ネガティブな考えをしてはならない」
●「自己鍛錬をしなさい」
という具合に、まぁいろいろと「こうしなさい」「ああしなさい」と書かれています。
しかし、こういった方法を取り入れようとがんばってみたところで、実際にはほとんどの人が上手くいっていないのではないでしょうか。
それは当たり前で、少し考えてみればわかることですが、「こうすれば誰でも成功する」という法則や方法があるならば、今頃世の中は成功者であふれかえっています。
ではこれらの方法でうまくいかない人には夢を実現する資格がないのでしょうか。
そうではありません。
問題なのは、自分の性格や性質を無理に変えることが不可能に近いことであるにもかかわらず、他の人と同じルールを自分に当てはめようとしていることなのです。
私は毎日本を読んでいますが、いくら「これをやれ」「あれをやれ」と書かれていても、自分には合っていない、もしくは必要ない、やりたくないと感じたものは、全て切り捨てます。
例え書いている人が勝間和代さんでも、本田直之さんでも、大前研一さんでも同じです。
そして、自分に向いている、自分に必要だ、やりたいと思ったものだけを取り入れるようにしています。
本書は、それでいいのだということを教えてくれます。
違うということは素晴らしいことです。私たちが自分の夢を追いかけることができなかったのは、みんな同じルールに従っていたから、ということになるからです。自分に合うルールを見つけさえすればいいのです。そうすれば、誰もがうまくいくのです。
非常にオススメなので、是非読んでみてください。
以下、内容の紹介です。
仕事頭がよくなるアウトプット勉強法 | |
増永 寛之
サンマーク出版 2009-03-16 おすすめ平均 |
株式会社ライブレボリューション代表取締役社長、増永寛之さんの『仕事頭がよくなるアウトプット勉強法』を読みました。
はっきり言って、「身につける」勉強はムダ。
(中略)
「アウトプット」、つまり成果として「出す」ことを前提としてからインプットしない限り、それがよい成果に結びつくことはありません。
アウトプットの重要性については、多くの本で語られているところです。
しかし、実際には読書や勉強が上手く成果に結びついていないと感じている人のほうが多いのではないでしょうか。
そういう人は、そもそも具体的な成果が何なのかをよく理解せずにインプットし続けてるのではないでしょうか。
こういう人は漠然と勉強してしまいがちなのですが、そういう人の多くが陥るのが
●「とりあえずこれを勉強しておけば失敗しないだろう」
●「これをやっておけば安心だろう」
といった、「保険の勉強」です。
このような、いつ役立つときが来るかもわからない、ひょっとしたら永久にその時がこないかもしれない勉強ばかりしていたら、なかなか成果につながらないのは当たり前なのです。
つまり、「とりあえず英語を勉強しよう」という漠然とした理由で飛びつく人は、未来の自分に投資をしているのではなく、「保険」をかけているにすぎないのです。
もう一つ陥りがちなのが、「正解探しの勉強」ですね。
「これからの時代、必要なのはお金の知識と英語力と簿記・会計力だ!」と、勝間さんや本田さんの本に書いてあることを素直に実践している人は、その知識や能力を今後どうアウトプットしていくつもりなのか、ちゃんとビジョンを描けているのでしょうか。
どう考えたって、必ずしも全員が全員、これらの知識や能力が必要なわけがありません。
ビジネスパーソンにとってのアウトプット、それはまず、自分の仕事で成果を出すことです。
当たり前のことですが、営業なら営業、経理なら経理という具合に、まずは自分の専門分野の知識や能力を養うことが、最も成果に直結しやすいですよね。
レバレッジ・リーディングに書いてあるように、「将来この投資が10倍、100倍ものリターンになって帰ってくるんだ!」と信じてひたすら読書をするのもいいですが、目の前のこと、つまり今の仕事で成果を出すことがおろそかにならないよう、心配な人は是非本書を読んでみてください。
以下、内容の紹介です。