ロズウェルにUFOが墜落した | |
ドナルド・R・シュミット トーマス・J・キャリー
学習研究社 2010-09-29 |
あまりこのブログで取り上げる類いの本ではないのですが、結構面白かったのでご紹介します。
1947年夏、米ニューメキシコ州の砂漠にUFOが墜落し、宇宙人の遺体が軍に回収された—
俗に「ロズウェル事件」と呼ばれるこの騒動は実際にあった出来事であり、多数の目撃者がUFOや宇宙人の存在を証言しているものの明確な証拠は見つかっていません。これだけならよくあるUFOの目撃証言なのですが、ロズウェル事件の面白さは軍や政府が色濃く関わっているところにあります。事件当初は「空飛ぶ円盤を捕獲した」というニュースがロズウェル・デイリー・レコード紙の一面を飾ったのですが、それはすぐさま「単なる気象観測気球にすぎなかった」という続報によって上書きされ、事件は一度終息します。
しかし30年以上の沈黙を経て、当時ロズウェル陸軍に所属し、墜落物の金属片を回収したとされるマーセル少佐が「あれは気球の残骸ではない。地球外のものだと思う」と発言したことで、再びUFO界に衝撃が走ることになるのです。結果、ロズウェル事件は様々な憶測を呼び、噂される政府の極秘計画、隠蔽とごまかし、多数の目撃者、地球外の人工物・生物の存在など、人々の興味を大きくかき立てる大事件へと発展してしまいます。
本書『ロズウェルにUFOが墜落した』はこのロズウェル事件に関して、官民問わずあらゆる関係者にインタビューを試み、事件の断片をつなぎ合わせ、詳細に迫ろうとしたノンフィクションで、結論としてはやはりロズウェルにUFOは墜落し、宇宙人の遺体が回収されていたのだという立場をとっています。思わずワクワクしてしまう一冊なので、興味があればオススメします。
ロズウェルにUFOが墜落した | |
ドナルド・R・シュミット トーマス・J・キャリー
学習研究社 2010-09-29 |
2 Comments
ロズウェル・・。
・・狭い!狭すぎる・・!!
私でもギリギリ通れるか通れないかの、超激狭ゾーンをピンポイントで突いてきましたね・・。
最初に見抜いた通り、やっぱりこの男、只者じゃねー・・。
とっしーさん
私はとっしーも宇宙人だと信じています。