図:検索からの訪問者数(2011年1月〜2012年2月)
上の図は、このブログの2011年1月〜2012年2月までの、検索からの訪問者数の推移です。2011年の5月から、ガクッと下がっているのが分かります。「何が起こった!?」と、あれこれ調べた結果、どうやら独自ドメインに切り替えたのがちょうど5月で、これが原因ではないかという結論に至りました。新規のドメインのため、グーグルの信用を得るまでにしばらく時間がかかるようです。
この問題については時間が解決するのを待つしかないようですが、その他にもブログのSEOについて色々調べて分かったことがあるので、今日はそれらについてまとめておこうと思います。
1.まずは独自ドメインを!
まずは独自ドメインを取得したほうがいいです。理由は大きく分けて次の3つです。
1.ブログの引越のたびにURLを変えていたら、読者を失う
2.ブログのURLが変わると、リンクもソーシャルブックマークもリセットされる
3.検索順位もリセットされる
本気で自分のブランディングをしようと思ったら、ブログは長期的な視点で運用する必要があります。そうなると想定しておくべきなのが、使っているブログサービスがサービス終了となったり、もっと使い勝手のよいサービスに移りたくなったりといった事に起因する、ブログの引越です。
ブログの引越のたびにURLを変えていたら、リンクやソーシャルブックマーク、検索順位は引き継がれず、せっかく今まで築いた資産の多くを失うことになります。なにより、せっかく定期的に訪れてくれる読者に対し、ブックマークの張り替えやRSSの再登録など、いろいろと面倒を強いることになります。
長期的な視点でブログを運営するなら、先延ばしにせず、早めに独自ドメインを取得しましょう(今なら年間1000円くらいで使えます)。
2.いきなり独自ドメインを使わないほうがいい?
とはいえ、ちょっと待った、新規取得した独自ドメインをいきなり使うのは避けたほうがいいかもしれません。当ブログの検索経由の訪問者が5月を境にガクッと下がっているように、新しいドメインはGoogleの信用を得るまでに半年〜1年間の時間がかかるようです(これを一般的に「エイジングフィルタ」と呼ぶそうです)。
「せっかくブログを始めたのにまったく検索に引っかからない!」とか、「独自ドメインに変更したら検索順位ががくっと下がった!」となると悲しいので、「ただいま準備中」とでも書いたページを残して、しばらくはドメインの様子を見るのもいいかもしれません。
3.ブログのキーワードを決める
たくさんの人に読んでもらいたいなら、読んでもらいたい人が検索しそうなキーワードで、上位に表示されたいものです。SEO的には、そのためにまずキーワードの絞り込みをするそうです。
Google AdWordsを使うと、指定したキーワードが月間でどのくらいの回数検索されているのか、また一緒に検索されているキーワードは何なのかを、統計として知ることが出来ます。キーワードの候補の中から検索回数が適切なものを見つけることが出来れば、読んでもらいたい読者層が検索してくれやすくなるでしょう。
4.キーワードはタイトルの左側に!
キーワードをタイトルに入れてしまうのが、読者に対しても、検索エンジンに対しても、ブログのコンテンツを知ってもらう最も分かりやすい方法と言えます。もしキーワードをタイトルに入れるなら、なるべく左側に入れるようにしましょう。どうやら検索エンジンは、左側にあるキーワードほど重視する傾向があるようなのです。
A:新入社員向け、稼げる営業講座
B:営業で稼ぐ新入社員向け講座
上記は中身は似たようなものですが、Aは「新入社員」が、Bは「営業」「稼ぐ」が、より強調されたキーワードになります。
5.「内部リンク」と「外部リンク」の比率に気をつける
アフィリエイト目的の広告がメインのサイトや、コンテンツ自体を別のサイトに頼った中身のないサイトは、ユーザーの利便性を損ねるため、検索エンジンの評価も低くなります。どうやって判断しているかというと、どうも「内部リンク」と「外部リンク」の比率が一つの目安になっているようです。
内部リンク:同じページ同士のリンク
外部リンク:異なるページへのリンク
あまりにも外部リンクが多いと、Googleから中身のないコンテンツ、もしくは広告メインのコンテンツと判断され、ページの評価が下がってしまうこともあるのだとか。ただし、内部リンクと外部リンクの適切な比率については、3:1とか、5:1とか、いろいろな説があるようです。
6.アンカーテキストにも工夫する
アンカーテキストとは、リンクを貼るときのテキスト部分のことです。Googleはどうやら、リンク先のページの内容を判断する材料として、アンカーテキストを重要視しているようです。「続きはこちら」とか、「詳細はこちら」とかせずに、「営業で稼げる新入社員講座はこちら」と具体的に書いてあげることが、ユーザーにも検索エンジンにも親切な書き方であり、ページへの評価も高まります。
7.使える無料チェックツール
最後に、使えそうな無料のチェックツールをいくつか紹介します。
ToFU2
対象のサイトを分析してくれるツール。キーワードでの順位、キーワード比率、内外リンク比率など、20項目をチェックしてくれます。
Google AdWords
上でも紹介した、キーワードチェックツールです。月間の検索回数や、一緒に検索されたキーワードを調べることが出来ます。
pingdom
ページの読み込み速度を測ってくれるツールです。あまりにもページサイズが大きいとユーザーの利便性を損ねてしまうため、もしサイズが大きいようなら画像を減らせないか、ファイル形式を変更できないかなど、検討してみましょう。
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