今週号のワールドサッカーダイジェスト(WSD)の企画で、毎年恒例の、年間を通して活躍したプレイヤーのベスト50を現地記者が選ぶ企画が掲載されています。そのなかで、愛するユベントスの司令塔、アンドレア・ピルロが見事MVPに輝きました!選出の理由も、
センターサークルの自陣側から、ピンポイントのラストパスを前線に送り込めるのは世界でもピルロだけでしょう。
今シーズンのピルロのパフォーマンスは、世界レベルで見ても匹敵する者がいない孤高の境地にあると思う。
などなど、ピルロを絶賛するものばかり。私も今年はスカパーを契約して、放送のある試合はほとんどチェックし、秋にはユベントススタジアムでVSパレルモ戦を生で観戦もしましたが、ピルロのパフォーマンスは安定してクオリティーが高かったです。
今シーズンのユベントスは新監督のコンテのもと、前線で数的優位を作りながらボールも人もアグレッシブに動くサッカーをしています。あれだけ前線の選手やサイドバック/サイドハーフの選手が前に出られるのも、ピルロの卓越したボールキープ力があってこそでしょう。彼はほとんどボールを奪われません。
また、プレーの判断ミスがほとんどないのも特筆に価すると思います。中盤の底でのプレーがほとんどなので、あそこでボールを奪われると即失点のピンチになり兼ねません。しかし実際にそのようなピンチが数えるほどしかなかったのは、彼が広い視野を持ち、ドリブルすべきか、パスすべきか、シュートすべきかの判断を常に的確かつ素早くこなしていたからだと思います。
本当に頼もしいプレイヤーです。チームがチャンピオンズリーグに出場していなかったので実際には無理でしょうが、バロンドールに値するんじゃないかとすら思います。是非無敗優勝でシーズンを締めくくって欲しいです。
また、ドイツ・ブンデスリーガのMVPには、何と香川真司が選ばれています。こちらも同じ日本人として、うれしいですね!