エジソン脳をつくる「脳活」読書術 | |
西田 文郎
エンターブレイン 2010-11-26 |
読書はしているものの、なかなか成果につながらなくて困っていませんか?そんなかたにおすすめなのが、本書『エジソン脳をつくる「脳活」読書術』です。本書では、
「読書をせずに直感だけで突っ走る人」⇛右脳バカ
「読書はするがいっこうに行動を起こさない人」⇒左脳バカ
と定義しているのですが、読書が成果につながらない人は多くの場合左脳バカになっています。そういう人はしばしば「批評家」と呼ばれることになりますが、知識ばかりで実践が伴わない人は、知識がなくても行動をしている人に負けてしまいます。ではどうすればいいのかというと、より右脳的な脳の使い方を読書に取り入れれば良いのです。
左脳で論理的に物事を考えることに慣れている人は、1のアイデアを10や100に詰める力に優れています。ただし、そもそも1のアイデアを生み出すのは右脳の力で、いくら読書で知識を貯めても、それをアウトプットするためのアイデアを着想しなければ成果にはつながりません。右脳的な力を養うために本書で進めているのは、「同時に3冊の本を読む」という読書術です。難しい本と、普通の本、簡単な本の3種類を並行して読むのです。
右脳を使う難しい本を集中して読み、疲れてきたら、右脳中心の、簡単な本を読んで、左脳を休めるのです。そして、脳の疲れがとれてきたら、中間の普通の本を読んで、右脳と左脳をキャッチボールさせます。そこで、さらに脳をリフレッシュさせてから、また、難しい本を集中して読み始めます。
難しい本としては、仕事のために読まなければならない専門書がよく、中間の本は本書のようなビジネス書、簡単な本は雑誌や週刊誌、漫画などが良いとしています。私もIT業界本を読むと難しい上にあまり面白く無いので、すぐに疲れてしまいます・・・。なのでそういう時は他のビジネス書や雑誌をパラパラと読むようにしていますが、たしかにそういう時はアイデアが出やすい気がします。左脳ばかり使ってしまっている人は少し上記の方法を意識して右脳も鍛えると、右脳でひらめき、左脳でアイデアを詰めることでアイデアが出やすくなり、さらにアイデアをどんどん実行するようになれば結果が出始めるかもしれませんね。
本書は株式会社スタジオビビの乙丸様よりいただきました。ありがとうございました。
エジソン脳をつくる「脳活」読書術 | |
西田 文郎
エンターブレイン 2010-11-26 |