「働きがい」なんて求めるな。 | |
牧野正幸
日経BP社 2010-07-22 おすすめ平均 |
牧野正幸さんの『「働きがい」なんて求めるな。』を読みました。「本は基本的には著者の与太話」なんて揶揄されますが、本書はまさにそんな感じでした。雑誌の連載から持ってきたので仕方ないのかもしれませんが、タイトルの「働きがい」に焦点があてられているわけではなく、全体としての方向性やメッセージが良くわかりません。
内容に関しては特に強く賛成するわけでも反対するわけでもなく・・・。飲み屋で延々と先輩に説教されているような感覚を覚えながらさらっと読みました。
さて話は変わって、私はいわゆる職場の飲みが嫌いです。理由は、楽しくもなければ、お金もかかり、寝るのが遅くなり、しかも本来なら自分のやりたいことに当てられる時間がなくなるからです。というと、仕事をする上で飲みも重要なんだと、飲みの場でしか話せないようなことを話すんだという意見をたまに頂戴します。
しかし、本当にそれって飲みじゃないとできないんでしょうか?仕事で同僚と良い関係を築こうと思ったら、何も飲みで仲良くなったり嫌なことを忘れたりする必要は全くないと思います。ドラッカーも「貢献に焦点をあてよ」と著書で述べていますが、お互いに背中を預け、貢献しあえる関係を築くことのほうが余程信頼関係を構築できるのではないかと思います。お互いの能力を認め、必要としているからこそ、相手の意見にも耳を傾けますし言いたいことも言えます。
そして、職場やチームで自分が貢献できる役割を見つけようと思ったら、やっぱり私は勉強したいわけです。以上、職場の飲みに参加したくないのは別に独りよがりなだけじゃないんだという私の与太話でした。
4 Comments
こんばんわ。タカダヨシヒコというものです。
ワークスアプリケーションズの社長さんの本ですよね?この会社はすごいですからね。やりがいがある会社No.1に選ばれてますから。
ですが連載を集めた物でまとまりがないというのはちょっと残念です。
最後の一文で吹いてしまいました(笑)気持ちはよく分かるなぁ。
飲み二ケーションっていうのかな?昔はよく上司に誘われてました。上司も寂しいみたいですね、最近は飲みについてきてくれる部下がいなくなってきてるみたいなので…
タカダヨシヒコさん
そうですね、ワークス社長の書籍です。
インターンシップが特に注目を集めてますよね。
ただ、本書については別に読む必要はないかな~と思ってしまいました。
macさん
やっぱり、寂しいというのはあるんでしょうね。
周りを見ているとまだまだ飲みについていく部下のほうが多いと感じています。
私もよく後輩をスポッチャに誘いますが、似たようなものかな(笑)