図解 どんな場面でも会話が楽になるビジネス・シチュエーション別話し方の教科書 (sanctuary books) | |
サンクチュアリ出版 2010-07-09 売り上げランキング : 19788 おすすめ平均 |
『図解 どんな場面でも会話が楽になるビジネス・シチュエーション別話し方の教科書 』を読みました。自分は話すのが下手だと悩んでませんか?実は、世界の中でも日本は話し下手が最も多い国だと思われているそうです。原因は、実は日本と欧米の文化の違いにあります。
欧米人は相手に伝わらないことを前提に話す文化を持っているのに対し、日本は「あうんの呼吸」を求め、言葉にせずとも「察する」文化を持っています。だから、「結局何が言いたいのかわからない」「曖昧でどっちなのかわからない」と言われてしまいがちなのです。上手に話せるようになりたい方は、まず以下のポイントに気をつけてみてはどうでしょうか?
1.結論から言う
わかりにくい話し方の典型は、最後まで結論を言わない話し方です。日本語の文法だと、「現状としてある程度売り上げは出ており、とはいえ将来的な備えも必要で、例えば営業の提案力向上が見込めるし、今後のためにも研修には賛成です。」といったように、背景や理由、たとえ話などが先に来て、ようやく最後に結論が出ます。
それに対し英語では、「私は賛成です、なぜなら・・・」(”Yes, because・・・”)と、先に結論が来て後から理由がついてきます。どちらがわかりやすいかは明白ですね?
2.曖昧な表現を使わない
Yes、Noをはっきり言わないのも日本人によく見られがちです。何か頼みごとをされて、あやふやな態度で散々結論を先延ばしにした挙句断るのは、相手にも余りよい印象を与えません。やりたいのかやりたくないのか、好きなのか嫌いなのか、行くのか行かないのか、自分の意思を明確にすることが誤解されずに円滑に会話をするコツです。
3.会話を区切る
一度にいくつものことを伝えようとすると、途端に相手にはわかりづらくなります。「あれとこれとそれとあれもやっておいてね」と頼みごとをされても、全部覚え切れませんよね?人は一度に一つのことしか理解できないという前提に立って、こまめに文章を区切りながら話すのがいいでしょう。
本書はサンクチュアリ出版様からいただきました。ありがとうございました。
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