投資初心者でも資産10倍に!? ほったらかし海外ファンド成功法 | |
森 智紀
東洋経済新報社 2011-04-22 |
日本の現在の財政状況をご存知ですか?ざっくりした数字を出すと、税収40兆円に対して支出(予算)が92兆円、借金が1000兆円という状態です。収入よりも支出が52兆円上回っているのですが、これは国債でまかなわれています。そしてこの国債を買っているのは誰かというと、銀行や生保であり、そこにお金を預けている国民ですね。
そしていざ日本が積もり積もった借金を返済できなくなると、つまり破産すると、私たちが預けている貯金は不良債権となり、紙屑同然となりかねません。この状態で楽観的になる方が難しい。というわけで、私も日本円だけでなく、外貨での運用を考えてみようと思い、本書で少し勉強してみました。
1.自分の身は自分で守らなければならない
上記の話を踏まえた上で、日本の政治家が銀行にいくら貯金しているかご存知ですか?これは聞いた話ですが、少し前に首相を務めていた某方は、なんと100万円しか預けていないそうです。国民が知らないところで、自分たちだけはせっせと資産を外国に逃がしているわけです。つまり、自分の身は自分で守らなければ、いいように使われた挙句最後に見捨てられてしまう、それが今の日本の現実なのです。
もし日本が国家破産になったら、どうなるでしょうか?年金生活者や生活保護を受けている人たち、母子家庭、失業中の人たちは、年金や補助金などの公的補助が大幅にカットされ、生活するのも大変です。そうでなくとも医療費の7割負担は望めませんし、国民の生活はめちゃくちゃになりかねません。なので、こうした状況を踏まえ、私たちは今から資産形成と資産運用をしっかり学ばなければならないのです。
2.どういう資産運用が有効なのか?
簡単かつ一定の効果が望めるのが、以下の3つです。
1.金やプラチナなどの現物資産を購入しておく
2.日本円でなく、外貨で現金を持っておく
3.海外に金融資産を移動させておく
それぞれメリット・デメリットがあるのですが、金やプラチナは金額に上限があると考えられ、長期的な投資としては向かない。また、日本円でなくドルやユーロなどの外貨を持っておくという方法の場合、せっかく外貨で資産を運用しても、それを日本の銀行に預けていては手数料が取られますし、さらに引き出しが凍結された場合のリスクも考えなければなりません。上記理由から、本書では海外に金融資産を移動させておく方法を推奨しています。
3.海外の銀行口座を開設するメリット
以下に、海外の銀行口座を開設するメリットをまとめます。
1.異なる通貨の預金切り替えを行う場合(ドルからユーロなど)、一旦日本円に替えることなく交換が可能で、手数料が安くなる
2.日本の銀行に比べて金利が高く、預けるだけで複利を活用して資産を増やすことが可能
3.1つの口座で数種類の外貨預金ができる
4.日本でも海外銀行のATMカードが使える
5.海外の投資ファンドも利用出来る
詳しくは本書をお読みください。
【まとめ】
というわけで近々、仲間4人で香港へ行き、HSBC(香港上海銀行)の口座を開設しに行くことが決まりました。6〜7月の予定で、今からワクワクしています!
投資初心者でも資産10倍に!? ほったらかし海外ファンド成功法 | |
森 智紀
東洋経済新報社 2011-04-22 |