ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である | |
いしたに まさき
技術評論社 2010-11-27 |
【お題】
ブログを3年間続けるにはどうしたらいいか?
ポイント1.フィードバックを意識する
著名ブロガー100人にアンケートを取ったところ、彼らがブログ活動を続けられた理由で多かったのが「自分のためになるから」「好きだから」「反応があるから」「出会いや友人の存在があるから」といった意見でした。ここで私が注目したいのは、「私のため」と「他人のため」に目的が分かれていることです。
読者を増やすためには当然読者のためになる情報・ネタのアウトプットが必要なのですが、ブログを始めてすぐはなかなか読者が定着しないもので、ある程度の数が集まるには毎日ブログを更新したうえで3ヶ月くらいはかかるものです。当然しばらくは読者からの反応もなく、フィードバックが得られない状況が続いてしまいます。そういう時でもブログを継続するには、他人のためだけではなく、「自分のためになるから」「好きだから」という自分のための目的が必要なのです。
ポイント2.まずは3年間続ける
情報が蓄積され、価値に変化するまでには時間がかかります。本書のアンケート結果でも、ブログによって収入に変化が起こり始めるのにかかった期間で最も多かったのが、3年間という回答でした。当ブログも開設してからもうじき3年目が終わろうとしていますが、おかげさまで毎日そこそこ本が売れています。
ポイント3.面積で考える
一度公開した記事は、公開されている限り、読者が読むことができるコンテンツとしてネットに存在します。例えば今日1記事書いたとすると、それは今日だけで見ればコンテンツが1つ増えただけです。しかしそれを1年間というスパンで見ると、1記事×365日で、365の面積をネット上に生み出すことになります。
逆に言うと今日記事を更新しないということは、年間で365の面積を失うことと同じなのです。
この面積は言い換えれば読者との接点ですか、これは大きいにこしたことはありません。また、コンテンツの総量の面積がある一定量を越えてくると、量的変化が質的変化に成長します。ログが貯まることで、ブログのカラーやテーマが出てきたり、書き手に注目が集まるようになるのです。まずは3年間、毎日続けることを目標にしましょう。
【考察】
「面積で考える」という視点は新鮮でした。実際にGoogleAnalyticsで調べてみると、たしかに以前の記事にも依然として読者が訪れています。これらの記事は単体で見れば、最近の記事のPV数にはかないません。しかし全体としてみた場合、これらロングテールが占める面積は無視できない大きさです。これからブログを始めようという方は、是非この「面積」という考え方に着目してみてください。
ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である | |
いしたに まさき
技術評論社 2010-11-27 |
One comment
こんにちは、「Leader’s×Reader’s」運営事務局の鈴木と申します。
まずは、突然このような形でコメント欄に書き込みを
させていただきました失礼をお許しください。
実は先日オープンした「Leader’s×Reader’s」というサイトにご協力いただけるブロガーさんを探しています。
http://www.ls-rs.com/
「Leader’s×Reader’s」は、著者と読者をつなぐポータルサイトです。
登録者にはベストセラー作家が多数います。
新たに書評をブログに書いてる方々に参加して頂き、真の意味での著者と読者をつなぐポータルサイトを目指しています。
今回、様々な書籍をテーマにしたブログ記事を拝見しました。
大変素晴らしい内容でしたので「Leader’s×Reader’s」に掲載し、ご紹介させて頂きました。
もし掲載が厳しいようでしたらお教えください。掲載を取りやめます。
ご不明な点等々がありましらお気軽にお問合わせください。
今後ともよろしくお願いします。
Leader’s×Reader’s運営事務局
鈴木
contact@ls-rs.com