勉強会へ行こう!――「会社を辞めても困らない人」になるスピード成長法 | |
嶋 ひろゆき
東洋経済新報社 2009-12-11 おすすめ平均 |
マインドの高い人と効率よくつながれる勉強会は、情報交換の場、人脈作りの場として広く活用されています。しかし勉強会は参加者側になるよりも、実は主催者側になるほうがメリットが大きいのです。会の運営を通して企画力や接客力が磨かれるのはもちろんですが、会が有名になればテレビや雑誌に登場したり、有名な人とも付き合いが生まれることもありますからね。
今日は嶋ひろゆき氏の『勉強会へ行こう!――「会社を辞めても困らない人」になるスピード成長法』から、ゼロから勉強会を作るにあたって私が参考にした4つのポイントを紹介します。
1.参加者を限定する
僕が主催する「商品開発の会」の場合、参加者をマーケッターに限定しています。限定することで、「マーケティング・商品開発」という共通の目的をもった仲間だけが集まります。
会を長続きさせるコツのひとつが、目的が一致する仲間を集めることです。例えば特定の職種の人に会員を限定すれば、会員同士が業務内容や仕事上の話を共通の話題として話すことが出来、自然と結びつくことが出来ます。誰でも参加できる会だと業界も職種もバラバラで、興味のある話題が分かれてしまい、付き合いが浅くなってしまいます。会員同士のシナジーがあってこその勉強会ですから、まずは仲間を限定しましょう。
2.目的を決める
勉強会を開催したいのであれば、その勉強会に参加することで、結果的に何が起こってほしいのか、どうなってほしいのかを決めましょう。その会に参加することでどんなメリットが得られるのかがわからなければ、参加者は集まりませんし、何より自分の成果につながりません。勉強会に参加することが目的にならぬよう、目的はあらかじめ明確にしておきましょう。
3.会則を決める
参加者と目的を決めたら、それを会則にしてしまいましょう。そうすれば参加する人はあらかじめ会の趣旨を理解した上で参加してくれますし、会員が新しい参加者を連れてくるときも、どんな人がOKなのかを判断することが出来ます。また、メディアからの注目も集めたいのであれば、どんな内容の会なのかを明文化しておくことは効果的でしょう。
4.メンバーの持ち回りで講師をやる
会を開くようになったら、参加しているメンバーによる持ち回りで、講師をやるようにしましょう。情報交換を通して業務に活用できるアイデアを見つけることは、勉強会の大きな目的のひとつです。毎回持ち回りでメンバーが講師を担当するようにすれば、少なくとも講師を担当するメンバーはあらかじめ会でシェアできる情報を事前に準備してきます。加えて、発表資料のストーリー作成や実際にプレゼンすることで得られる学びも見過ごせません。自分のコンテンツ力への良いフィードバックにもなるので、多少大変でもこれは導入したいものです。
さて、実は私も最近勉強会を始めました。私自身が法人営業であり、個人営業との違いや難しさを日々実感していることから、法人営業同士で集まって顧客情報や営業ノウハウをシェアできる場があれば面白いと考えたのがきっかけです。法人営業職の、20代のビジネスパーソンで定期的に集まっています。
営業職同士なので、自分が通っているお客様先に仲間を連れて紹介することができ、シナジーが生まれやすいのがポイントです。まだ会の名前は決めていないのですが、何か面白いアイデアがあれば教えてください。
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嶋 ひろゆき
東洋経済新報社 2009-12-11 おすすめ平均 |