響き合うリーダーシップ | |
依田卓巳
海と月社 2009-04-14 おすすめ平均 |
マックス・デプリーの『響き合うリーダーシップ』を読みました。
本書はいかに社員を巻き込んで、潜在能力を発揮してもらうかに重点を置いた、参加型マネジメントの一冊です。
企業経営者の視点で書かれているので、経営に関わる人には参考になると思います。
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● 全員参加の責任
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参加型マネジメントは、人々の潜在能力を信じるところから始まる。その能力を信じず、組織に人々が持ち寄る才能を確信せずにおこなう参加型マネジメントは、表現自体に矛盾がある。
(中略)
組織の意思決定に影響を及ぼし、その結果を理解する権利と義務は、メンバー全員にある。
組織の意思決定に参加し、結果を共有するのは権利であるだけでなく、責任でもあるんですよね。
私はよく思うのですが、ディスカッション中に疑問点や納得できない点、腑に落ちない点があるにもかかわらずそれを解決しようとしない人は、責任を果たしていないのだと思います。
愛着は、私たちが責任をもって仕事を遂行するかどうかにじかに影響を与え、働くうえでの誠意を生み出す。愛着のいちばん大切な要素は、情熱だ。
納得できない仕事よりも、納得できる仕事のほうがはるかに情熱を持てます。
疑問点や納得できない点、腑に落ちない点を解消し、仕事に愛着が持てるよう働きかけることは、メンバー一人ひとりに課せられた責任なのです。
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依田卓巳
海と月社 2009-04-14 おすすめ平均 |