伊藤真さんの著書、「続ける力」を読んだ。
継続は力なりとは言うが、新しく何かを始めようとしても、いつも3日坊主で終わってしまう。
よくあることだ。
そもそも「続けられない」のは何故なのだろうか。
それは、新しいことを「例外的な特別なこと」として扱っていること、そして、努力を続けても絶対にうまくいくという確信がもてないことの2つが大きいなと感じた。
新しいことを「例外」としてとらえていると、どうしても今日はやらなくてもいいや、という感情が生まれてしまう。
しかし、「例外」を「原則」に変え、生活するうえで自然に、欠かさずやることとして取り込んでしまえば、続けることが出来る。
そこで、新しく始めることを、毎日の歯磨きのように自然なこととして受け入れられるようにすることが、「続ける」ための、最も大きなポイントになるのです。
すなわち、自分の考え方の体系なり、ライフスタイルを、新しいことを受け入れられるように、ちょっとずつ変えていく必要があるのです。
私も一日一冊本を読むことを決めたときに、ただ漠然と「一日一冊読もう」では終わらせず、早朝に起きて一冊読み、ブログを更新するときめ、そのために起床・就寝時間を変え、「原則」にするためにライフスタイルを万全な形に最適化させた。
ここまでしたからこそ、今では本を読まないのがむしろ「例外」になり、習慣的に読めるようになったのだと思う。
そしてもう一つ大事なのが、確信の持てる計画を立てることだ。
それは、ゴールを見据え、そこにたどり着くためには自分には何が足りないのかを分析し、俯瞰逆算的に「今日すべきこと」を割り出すことによって可能になる。
今取り組んでいることが、必ず将来のゴールに結びついていると確信がもてれば、これほど心強いことはない。
ここで大事なのは、輝かしいゴール、大きな夢をまず描くことだ。
継続する力がほしい、という人は泉正人さんの「最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術」、渡邉美樹さんの「夢に日付を! ~夢実現の手帳術~」とあわせて、読むといいと思う。
続ける力―仕事・勉強で成功する王道 (幻冬舎新書) | |
伊藤 真
幻冬舎 2008-03 おすすめ平均 |