本田直之さんの著書、「レバレッジ・リーディング」を読んだ。
読書術の本なのだが、この本が扱うのは「ビジネスで成功するための読書術」である。
著者はビジネス書を読むことを「最も効率のいい投資方法」と捉える。
というのも、ビジネス書には世界的な経営者やさまざまなビジネスで成功した人のノウハウが詰まっている。
汗水たらし、血のにじむような努力をした他の人の数十年分の試行錯誤の軌跡が、ほんの数時間で理解できてしまうのだ。
誰かが成功したやり方を学び、そこに自分なりの応用を加えることで、試行錯誤ではなく結果を出すことに時間や労力を使うことができるようになるのだ。
そんな著者の読書術には、すぐにでも実際に取り入れてみようと思ったポイントがいくつかあった。
・一日一冊くらいのペースで本を読むこと。
・本を読む際、選ぶ際にはあらかじめ「目的を持っておく」こと。「自分の人生の目標は何か」「現状の課題は何か」という大きな目標のもとに「今、自分にどんな本が必要か」を考えて選ぶ。そして目的に照らした「重要な部分」を意識しながら読み進める。それが、本で得た知識を効率的に実践することにつながる。また、「読みやすい本」「経験型の本」を選ぶようにする。理論よりも実践のノウハウが即戦力になる。
・同じテーマの本をいくつも読むこと。複数の意見を同時に吟味することで重要なポイントを見出したり、考えが偏ったりすることを防いだりするのに役に立つ。
・周りにも同じ本を薦めることで、共通認識を持たせる。
・緩急をつけて読む。重要なところはじっくり読み、あとは流し読みすることで効率よく進める。
・重要な部分はメモを残し、繰り返し確認することで内容を自分になじませる。
参考になる内容だった。
早速「実践に移す」ことで、しっかりと自分への投資としたいと思う。
最後に、「成功する人は読書をする」のだそうだ。
※明日から二泊三日で旅行に行くので、ブログはお休みです。
※全国数万人の読者の皆様、すいません。
レバレッジ・リーディング | |
本田 直之
東洋経済新報社 2006-12-01 おすすめ平均 |