リーダーになる人の たった1つの習慣 | |
福島 正伸
中経出版 2008-10-29 おすすめ平均 |
福島正伸さんの「リーダーになる人の たった1つの習慣」を読みました。
本書を読んで私が最も気になったのは、
「人は罰によって、行動するふりをし、信頼によって、自ら行動します」
「信頼とは、相手をそのまま受け入れ、自分を成長させることです。(中略)信頼とは、自分を変えることによって、相手を変えることに他なりません」
の部分です。
「相手をそのまま受け入れる」、この部分で結構多くの人がつまづくのではないかと思います。
特に上司となると当然部下よりも能力が高いため、どうしても部下の至らなさが目に付いてしまいます。
私もアルバイトをしているので、そういう場面にでくわしたことはあります。
去年新しく入ってきたアルバイトの子がいたんですが、何をやらせても人の半分もできず、指示をしても理解力に乏しく、上司からも「あの子は、もう、しょうがないから…」と言われ、周囲もあきらめムードでした。
でも、一人でもその子を絶対的に信頼し、繰り返し励ましてあげる人がいるだけで、本当に人は変わります。
あれから1年半たった今、彼はある役割に関してはナンバーワンになり、仕事を任せるときも以前ならば「はい、わかりました…」だったのが、「わかりました、任せてください!」となり、活き活きと仕事をしています。
そういう人は成長するのもやはり早く、また、「この仕事に関しては自分が一番だ」という自尊心が他の部分にも良い影響を与えているようで、今やどの仕事も安心して任せられるようになりました。
●相手をそのまま受け入れる
●手本を示して、出来た部分を褒めて、認めてあげる
●「君なら絶対に大丈夫だと励ましてあげる
それだけで人は変わるのだと言うことを今のうちに学べたのは、私にとって大きな財産だと思います。
相手を受け入れる度量の大きさを、もっともっと広げていきたいものです。
リーダーになる人の たった1つの習慣 | |
福島 正伸
中経出版 2008-10-29 おすすめ平均 |