ジョブズ VS. 松下幸之助 ”言葉力”で人を動かす (アスキー新書) | |
竹内 一正
アスキー・メディアワークス 2008-12-10 おすすめ平均 |
竹内一正さんの『ジョブズ VS. 松下幸之助 ”言葉力”で人を動かす』を読みました。
私は竹内正和さんの本は、既に
●『スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! 』
●『スティーブ・ジョブズ 人を動かす神ーなぜ、人は彼に心を奪われるのか?』
を読んでいます。
本書はジョブズと松下幸之助という二人の偉大な経営者をいくつかの切り口から対比させた一冊なのですが、ジョブズの記述に関しては上記2冊の焼きまわしで、扱われているエピソードも割りと良く知られているものなので、ジョブズを知る人が改めて読むものではないと思いました。
ジョブズvs松下幸之助という構造にしても、あくまで「松下幸之助はこうであったのに対し、ジョブズはこうだった」という域を出ないと私は感じましたし、あまり相乗効果は出ていないのではと思います。
松下幸之助さんについては今までほとんど知らなかったので、別の本でもう少し分析してみたいと思いました。
ジョブズと松下幸之助さんについて端的に知りたいと言う方にはいいと思いますが、そうでなければあえて読む必要はないと、私は思いました。
今回は気になった言葉だけ抜粋します。
天才だから偉業を成し遂げるのではなく、偉業を成し遂げた人を天才と称するのである。はじめの一歩を踏み出す時には、「天才」という看板はぶら下がってなどいない。何もなかった幸之助とジョブズの2人にとって、成功への信念だけが唯一の武器だった。そして、この武器は誰にでも手に入るのだ、決意さえすれば。
失敗とは、成功する前にあきらめること
ジョブズの設計思想には万人受けはない。その代わり、大好きになった人はiPodを2台でも3台でも持っている。
ジョブズ VS. 松下幸之助 ”言葉力”で人を動かす (アスキー新書) | |
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