サーバントリーダーシップ | |
ラリー・C・スピアーズ 金井壽宏 金井真弓
英治出版 2008-12-24 おすすめ平均 |
ロバート・K・グリーンリーフの『サーバントリーダーシップ』を読みました。
本書、最初の100ページくらいはかなり面白かったのですが、だんだんと内容が難解になり、また550ページという分量も手伝って、次第に読むのが苦痛になりました。
この本はもう一度最初からじっくりと読み込む必要がありますね。
さっと読んで理解できる内容ではありませんでした。
以下、私用のメモです。
人を受け入れるためには、その欠点を寛容に受け止めなければならない。相手が完全な人間なら、誰にでも導ける―そんな人間がいればの話だが。
人間は、自分を導く人が共感してくれ、あるがままに受け入れてくれると一回り大きくなる。たとえ、能力の点からはやり方を批判されても。この考えに基づいて、自分と歩むものを全面的に受け入れるリーダーは必ず信頼されるだろう。
本当の敵とは、善良で知的で、重要な立場にある人々が不明瞭な考えを持っていることであり、彼らが人を導けないこと、そしてサーバント・リーダーに従わないことだ。これらの人々のあまりに多くが、批評家や専門家で終わっている。知識という名の車輪ばかりが空転し、「研究」に逃げてしまう人が多い。不完全な世界により良い組織を作ろうという、困難でハイリスクの仕事を引き受けようという意欲や覚悟があったり、「問題」とはここにあり、どこか外にあるものではないと考えたりする人が少なすぎる。
つまり敵とは、導く能力があるのに導かない者、あるいは、生まれながらの強靭なサーバントでありながらサーバント以外の人に従うことを選んだ者だ。彼らは苦しむことになる。社会も苦しむ。そして、将来もその状態かもしれない。