もういやだ!この疲れた心を休め、甦らせてくれる心の専門家50人 | |
「心とからだの悩み解消プロジェクト」特別取材班
三楽舎プロダクション 2009-03 おすすめ平均 |
三楽舎出版の『もういやだ!この疲れた心を休め、甦らせてくれる心の専門家50人』を読みました。
本書は、
●今、社会に一番必要な本
●薬に頼るような先生は除外する
●じっくりと時間をかけてカウンセリングをしないような先生も除外する
といった、三楽舎さんの本書にかける理念や熱意に共感して、献本のお誘いをお受けすることにした一冊です。
内容は、インタビューを元に全国の専門家の心理カウンセラー50名を紹介するというものです。
ただ、私自身は心理カウンセラーにかかった経験がなく、知識があるわけでもないので、本書を読んでもここに登場する先生方の是非が判断できるわけではありません。
なので、「今、社会に一番必要な一冊である本書を、世間に広く知ってもらいたい」という三楽舎さんの意思を酌み、今回はこういう本があるのだということをこの場で紹介するというスタンスで記事を書いて、それに私の感じたことを少し付け足そうと思います。
人に傷ついたり、疲れてしまっているこころには、すこしだけ、休んだり、遠回りしたりすることが必要なのかもしれない。
こんなとき、いっそ、いちど、逃げ出してみてはどうだろう?
今から1年ほど前に私は就職を決めていた会社の内定を辞退しました。
あの時は、「このままでは自分を見失う」「ここでは自分自身でいることはできない」「このまま残るなら自分はきっともう自分の存在意義を見つけられない」という負の感情が渦巻いていて、その場から逃げ出したい思いで一杯でした。
※ちなみに何故入社前の内定者期間中でそう思うに至ったかというと、実は私は大学3年生の2月に内定を得てから、毎週のように会社に「研修」という形で出社していたのです。
ただ、本気で「このままではまずい」と思ったのは入社目前になってからでしたが、それ以前にも何度かそういうサインはありました。
しかし、私はどうも「逃げる」という言葉に強い抵抗感を感じて、そのサインが見えないふりをしていました。
休むことは、いまの時代、とても勇気のいることだと思う。
日々せわしく過ぎていく毎日のレースから、自分だけ休むなんてことは普通では考えられないかもしれない。
という本書の冒頭の記述を読んでいて当時のことを思い出していたのですが、私の場合、高校・大学と苦もなく第一志望にストレートで合格し、周囲から多少ちやほやされていることもあって、「内定を辞退する」=「失敗を認める」「自分の判断の間違いを認める」「1年間就職を見送る」「同期に遅れを取る」ということをなかなか受け入れられませんでした。
しかし1年たった今、あの時一度逃げたことは決して間違いではなかったのだと確信しています。
きっと、こころの叫びや不調は、本来のあなたではないよ、どんどん違ってきているよ、離れているよというメッセージなのかもしれない。
私は、自分の価値観や信念を曲げて自分を偽ることはやっぱり良くないと考え、最終的には一度逃げることにしましたが、あの時一度逃げたことがその後の読書やブログを通しての学び、成長、出会いにつながりました。
あの時逃げなければ、今の前進はなかったでしょう。
なので、逃げるということには抵抗がつきものですが、本当にどうしようもなくなったら一度勇気を出して逃げてみることも大事なのかなと、今は思います。
その「逃げ道」の一つとして心理カウンセリングを本書は取り上げているのですが、上述したように
●薬に頼る先生は除外
●時間をかけてカウンセリングしない先生も除外
という方針があるように、本書に登場するカウンセラーの先生方には、三楽舎プロダクションのフィルターがかけられています。
心理カウンセラーになじみのない人も多いと思いますので、これは必要な人にとっては有用だと思います。
また、各カウンセラーごとに
●得意とする相談内容
●営業時間
●料金
●住所や電話番号
●メールアドレス
も紹介されているので、いろいろな要素を加味した上で自分に合う先生を見つけられるのではないかと思います。
心理カウンセリングがどんなものなのか知りたいという方は、是非手にとって読んでみてください。
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