ひとりで儲ける時代―夢を追い越した男「金と仕事」のド根性哲学 | |
天野 雅博
日新報道 2007-04 おすすめ平均 |
天野雅博さんの「ひとりで儲ける時代―夢を追い越した男「金と仕事」のド根性哲学」を読みました。
本書はmixiで知り合ったまりかさんよりご紹介いただきました。
特に今後起業することを考えている人にとって、起業家に必要なマインドやものの考え方を学ぶのにうってつけの一冊だと思います。
本書に書かれている内容は、「社会に貢献する」「人に役立つ」といった理念が前面に押し出されたものではありません。
「車がほしい」「家がほしい」といった、神田昌典さんの「非常識な成功法則」的に言えば、悪の感情に起源を発した起業論になっています。
私としては働く上で自分が幸せになることはもちろんとして、それを周囲に、日本に、そして世界に広げていけるような考え方のほうが好きです。
ただ、本書のように「いかに儲かるアイデアを出すか」「いかに儲かる仕組みを作るか」といった実践の部分に特化した、ある種泥臭い起業家の一面を学ぶことも、非常に有用だと思います。
事業を成功に導くには、経営者が自分の考え方とやり方が絶対に正しいという確信を持ち、あらゆる失敗に耐え忍ぶことができるかどうかにかかっていると言っても過言ではない。
起業するに当たって考えなければならないこと。それは「自分がやりたいと思っていること」と「自分にある能力」をしっかり見極めることだ。
自分から進んで変人になることをおすすめする。
理想を描くことはとても大切だと思いますが、それを具体的にどう実現していくのか、それを実現していくだけの心構えが自分にあるのか、といったことを事前に確かめておくことも同様に必要だと思います。
理想ばかりを見て、足元がおろそかにならないように、是非読んでみてください。
ひとりで儲ける時代―夢を追い越した男「金と仕事」のド根性哲学 | |
天野 雅博
日新報道 2007-04 おすすめ平均 |