ケネス・ブランチャードさんの著書、「1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!」を読んだ。
本書で紹介する「一分間マネジメント」は大変良い内容になっている。
これが1983年に書かれたというのがすごいのだが、現在ではよく知られている(実践されているとは限らないが)手法だとは思うので、今回は簡潔にまとめだけしようと思う。
<一分間目標設定>
●明確な目標を確認する
●良い行動とはどういうものかを知らせる
●毎日目標を確認する
●自分の行動が目標と合致しているか逐一確認する
<一分間称賛法>
●うまくいったらその場ですぐ褒める
●具体的にどこがよかったのか伝える
●自分がそれをどう感じたかを伝える
●引き続きがんばるよう励ます
<一分間叱責法>
●まずは部下がやっていることをはっきりと曖昧ではない言葉で指摘することを前もって伝えておく
●間違った点はすぐ叱る
●具体的に何が問題化を伝える
●部下自身ではなく行動に対して叱ったのであって、部下自身は高く評価していることを思い出させる
人間を管理するときは、人間の行動と価値とは同じものではない、ということを念頭におくことがきわめて大切なんだ。
目標が行動を促し、成果が行動を持続させる
1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか! | |
小林 薫
ダイヤモンド社 1983-02 おすすめ平均 |