阪本啓一さんの著書、「気づいた人はうまくいく!―ビジネス・チャンスの見つけ方57」を読んだ。
題名のとおり、ビジネス・チャンスの見つけ方を57のテーマから解説しているわけだが、効果的な商品の「ネーミング」や「ブランディング」のコツから「ポジティブな職場作りが組織の活力を生む」「愛こそすべて」など、扱っている分野が非常に広い。
本書で様々な切り口をざくっと知ったら、後は興味を持ったテーマについて他の著書を読むなど、自分で深く掘り下げてみるといいと思う。
また、実際に「困ったことは起こらない」という考え方が紹介されているように、本書は斎藤一人さんの考え方に通じるものが多く、実際に著者も影響を受けているようだ。
「資本金がない」「立地条件が悪い」などないものねだりをするのではなく、サービスの本質を追及し、本当に顧客に喜んでもらうためには何をすればいいのかを知恵を絞って考え、出来ることは全て実行することが結局は必要なのだと感じた。
「笑顔」「おもてなし」などは無料でできるわけで、工夫次第でいくらでも効果的に出来る。
このような「ブランドゾーン」を「機能ゾーン」とともに高めていくことが、お金を頂くだけでなく「ご贔屓にしていただく」ことにつながる。
気づいた人はうまくいく!―ビジネス・チャンスの見つけ方57 | |
阪本 啓一
日本経済新聞出版社 2008-05 おすすめ平均 |