福島正伸さんの著書、「どんな仕事も楽しくなる3つの物語」を読んだ。
輝いて仕事をしている人は、仕事の内容ではなく、仕事に対する考え方に、共通項があったのです。
著者は、楽しい仕事もつまらない仕事もないのだという。
あるのは、仕事を楽しくさせる人とつまらないものにさせる人なのだ。
つまり、今自分の仕事をつまらないと思っている人も、その原因は「自分にある」ことに気付き、自分の考え方を変えるだけで仕事を楽しむことが出来るのだ。
その際のポイントは、いかの5つである。
①仕事の意味を考える
②ものごとを前向きに受け止める
③自己原因で考える
④自分の可能性を信じて、自分らしくやる
⑤目指すことを、あきらめない
いくつかについて、本書で重要だと思った部分や、自分の考えをまとめようと思う。
①については、そもそも仕事には決まった意味などなく、それに関わる人が自由に意味づけすることができるものだということが重要だ。
つまり、自分のやる気が出てくるような意味づけをしてしまえばいいのだ。
③については、これは特に仕事がつらくなったり、壁にぶつかって行き詰ったときに大切な考え方だろう。
「周りが楽してばかりで仕事しない」「上司が分かってくれない」といった不満がたまると、「もう辞めたい・・・」ということになってくる。
そんなときにそのまま他人のせいにするのではなく、「自分が働きかけることでこの人たちに真剣に働いてもらうことは出来ないか」「自分のアプローチを変えれば上司に理解してもらえるのではないか」と、自分の責任にすると見える世界が変わってくる。
本来、周囲というものは自分が愚痴ったところで変わってくれはしない。
自分がまず変わる努力をして始めて、周囲を変えることが出来る。
そして、自分を変えることで周りを変えているうちに「自己成長」という素晴らしい報酬を得ることになる。
⑤については、「あらかじめあきらめないと決心すること」が重要だ。
なぜなら、人があきらめてしまうのは、あらかじめ「ここまでやって無理だったらあきらめよう」と、あきらめる場所を決めてしまっているからなのだ。
あきらめない限り、失敗ではない。
あきらめない限り、可能性は開けている。
あきらめないと決意して目指し続ければ、必ず達成できる。
「仕事が楽しくない」と思ったときに、お勧めの一冊だ。
どんな仕事も楽しくなる3つの物語 | |
福島 正伸
きこ書房 2008-03-28 おすすめ平均 |