渡邉美樹さんの著書、「強く、生きる。―夢とともに人は成長する」を読んだ。
渡邉さんの著書は以前にも何冊か読んだことがあるし、根本にある価値観や思想は変わらないので、今回も基本的には同じことが書いてあった。
それでもまた読みたくなってしまうのは、渡邉さんの言葉を聴くことで、やる気が出てくるからだ。
なぜならば、私にも生涯をかけた目的があるからだ。
夢を追いつづけてきた経験から、私が言える一つの確かなこと。それは、夢に向かって懸命な努力を続けているかぎり、「間違ったことは何一つ起きない」ことです。
真摯に夢を追うプロセスにあっては、起きたことはみんな正しく、また、すべて起きてしかるべきことであり、後の成功のために経なければならなかった必然であったと必ず思えるようになります。
起きることは、自分にとってすべてベスト。
このことを―いまは理解できなくても―よく心に刻んでほしいと思います。それはまた、夢を「あきらめない」力を充填してくれる法則でもあるからです。
渡邉さんは、全生涯を生きるがごとく一日を生き抜くのだという。
まだ私にはそこまでできていないな、というのが正直なところだ。
目的を定めて、それを日付を入れたいくつかの段階的な目標に落とし込み、そこから今日やるべきことを逆算し、一日一日を意識して過ごせるようにはやっとなれただろうか。
以前と比べたら、目的を果たすために自分に投資する時間は断然増えたし、逆にそれ以外の時間はかなり減った。
でも、意識的に頭の休養に当てている時間は必要としても、それ以外の「無駄」と思えるような時間がまだまだあるし、意識的に生産的なことに使っている時間にしても、もっともっと密度を濃くすることはできるはずなのだ。
常に100%無駄なく、100%集中してやり抜くというのは難しい…。
が、それに少しでも近づけていかないと、到底ビジョンは実現できそうにない。
だんだん、自分との戦いになっていくのだろうか。
一生懸命努力している、という自己満足に逃げ込みたくはない。
がんばっているし、これでいいじゃないかと満足して足を止めてしまったら、きっと後で後悔すると思う。
渡邉さんは、夢はそれを追うプロセスで成長していくことにこそ真の意味があり、究極的には夢それ自体はかなわなくてもいいのだと言うが、今の私にはそれは受け入れられない。
今のビジョンをどんどん膨らませて、必ず実現させたい。
常に昨日の自分と戦って、今日の自分が勝者であろうと努める人は、時間はかかるけども、必ず大きく成長していけるものです。
これだ!!
強く、生きる。―夢とともに人は成長する | |
渡邉 美樹
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