浜口隆則さんの著書、「「心の翼」の見つけ方」を読んだ。
先日、石川和幸さんの著書「思考のボトルネックを解除しよう!」を紹介しましたが、本書はまさに「選択のボトルネック」の外し方を説いたものです。
著者は、多くの人たちは「思い込み」に支配されており、それが成功を妨げる大きな原因になっていると述べます。
それらの思い込みは時に、世の中の大多数の人が正しいと思い込んでいる常識に過ぎず、「正しいこと」であるとは限りません。
●「自分には出来ない」「自分はたいしたことない」という思い込み
●自分が本来持っている可能性よりも低い自己像
●「失敗してはいけない」という思い込み
●「仕事は嫌なこと」という思い込み
●「運はコントロールできない」と考え、全てを自分の責任だと捉えられない思考
●「お金は汚いもの」という思い込み
●「人と違うことをするのは悪いことだ」「好きなことをするのは悪いことだ」と考える思い込み
●「成功しないと幸せになれない」という思い込み
●「自分は一人で生きている」という思い込み
これらのものを捨て去る時、私たちは真っ白なキャンバスを手に入れます。
逃げずに自分と正面から向き合ったときに始めて、そこに真に自分らしい、「新しい自分」を描くことが出来ます。
それが本書の言う、「心の翼」です。
本書を通して、何が自分の「選択のボトルネック」になっているのかを是非探し出してほしいと思います。
しかし、本書にはそのボトルネックを外すヒントはありますが、本書を読むだけで必ずしもボトルネックが解消されるわけではありません。
「心の翼」の見つけ方を知ったら、今度は見つける努力が必要になります。
本書を読み終えた後でも、私はまだまだ自分は失敗を恐れているな、と感じます。
失敗は悪ではないということは理屈では分かりますが、何か大きな目的や目標を掲げようとすると、常に「失敗したらどうしよう」という考えが頭をよぎり、心にブレーキをかけようとします。
そのたびに「ハートに従えば後悔しない」「レモンを手に入れたらレモネードをつくればいい」ということを思い出し、何とか立ち止まらずに済みます。
また、アップルから追放され、その後立ち上げた二つの企業ももうすぐで失敗するところだったという状況から復活を遂げた、Steve Jobsの存在は、いつも私に勇気をくれます。
失敗は結果ではなく、成功へのプロセスである。
とにかく失敗を考えずにいろいろなことにチャレンジして、成功と共にいろいろな失敗を経験することで、「失敗力」を身につけたいと思いました。
以下、私用メモ
●成功者ではなく、「挑戦者」のそばにいる
●失敗は結果ではなく、プロセス
「心の翼」の見つけ方 | |
浜口 隆則
フォレスト出版 2008-06-06 おすすめ平均 |