成功へのフライトプラン | |
門田 美鈴
ダイヤモンド社 2008-11-29 おすすめ平均 |
ブライアン・トレーシーの『成功へのフライトプラン』を読みました。
本書は設定したゴールへたどり着くまでの道のりを、飛行機のフライトプランになぞらえて説いたものです。
1.目的地を決めろ
2.フライトの選択肢を検討する
3.フライトプランを書く
4.旅の準備をする
5.全速力で飛び立て
6.乱気流に備えよ
7.たえず軌道修正せよ
8.習得と向上のアクセルを踏め
9.超意識を働かせよ
10.近道、その他さまざまな蜃気楼に惑わされるな
11.恐怖に打ち克て
12.成功するまでやり抜け
著者は、まずやるべきことは自分が本当に望んでいることが何かをはっきりさせることだと述べています。
自分が何者で、何を望んでおり、どこへ行きたいのかがはっきりすれば、普通の人の一〇倍ものことが、ずっと早くなしとげられるだろう。
これらの答えが明確であればあるほど、目的地を定め、フライトプランを立てるのがたやすくなるだろう。
しかし、いくら目的と計画を設定しても、それが必ず成功すると言う保障はありません。
多くの人はそこで失敗を恐れて、一歩を踏み出せないのかもしれません。
でも、必ず成功すると保障されたプランなどないのです。
成功の保証のないまま、あえて踏み出し、「飛び立つ」勇気がいる。
7個目のフライトプランの「たえず軌道修正せよ」に書いてあるのですが、
1.ある決断をしたあと、新しい情報や状況によって間違った決断だとわかったら、ためらわずに言おう。「私は間違っていた」
2.二番目の発言は、「私は間違ったことをした」
3.三番目の発言は、「私は考えを変えた」
きちんと軌道修正さえできれば、間違いは犯してもいいのです。
間違いを恐れるあまり一歩を踏み出さずにいる時間そのものが本当の失敗なのかもしれません。
安田佳生さんの『千円札を拾うな。』にもありましたが、
成長できる人は、間違った階段を上らなかった人ではない。間違えたと気づいた瞬間に、躊躇せずに今いる階段から飛び降りることができた人なのだ。
失敗を恐れるあまり何もしないのではなく、着実に成長して、目的に近づくことが大事ですね。
成功へのフライトプラン | |
門田 美鈴
ダイヤモンド社 2008-11-29 おすすめ平均 |