スピード・ブランディング―普通の人がブランドを確立し、成功を加速させる | |
鳥居 祐一
ダイヤモンド社 2008-12-05 おすすめ平均 |
鳥居祐一さんの「スピード・ブランディング―普通の人がブランドを確立し、成功を加速させる」を読みました。
本書は「パーソナル・ブランディング」について非常に分かりやすく、体系的にまとめています。
「パーソナル・ブランディングって何?」と言う人にも、パーソナル・ブランディングを既に意識していると言う人にも、是非一読しておくことをお勧めします。
ブランドは影響力であり、信頼であり、価値なのです。
私はパーソナル・ブランディングとは要するに、
「自分が何者で、何に関して高い信用を得ているのか」
ということを周囲に分かりやすく示すものだと考えています。
例えばパソコンについてあまり詳しくない人がパソコンを新規購入しようと考えた場合、
●名前も聞いたことのないメーカーのパソコン
●ブランドのある有名大企業のパソコン
の2つがあったら、どちらのパソコンのほうが安心して購入に踏み切れるかといったら、間違いなく後者ですよね。
「企業の寿命は30年」と言われ、個人の労働可能時間が企業の寿命を超えてしまった現代社会においては、個人レベルにおいても、自分の価値や能力を対外的に示せるもの、つまり
●「個人に信用=ブランドがあるかどうか」
ということが大変重要になるはずです。
「自分はどのようなポジションで、どのように活躍して、どのように信頼されたいのか、そしてそのために今やるべきことは何なのか」、今からきちんと考えて準備しておく必要があると思います。
私自身も、自分のやりたいこと・なりたいものを実現する上で個人レベルの信用を得ることは不可欠だと考えているので、パーソナル・ブランディングについては常に意識しています。
なので、本書に載っている内容も別段目新しいわけではなかったのですが、ただ非常にわかりやすく体系的にまとめられていたので、今までの自分の構想を一度整理するうえで大変役立ちました。
(早速マインド・マップでまとめてみました。)
ただ気をつけたいのは、パーソナル・ブランディングは「ないものを補ってくれるものではない」ということです。
パーソナル・ブランディングの本質は信用であり、信用に値するだけの価値・能力が自分自身になければ、ブランドなど築けるはずがないのです。
大事なのは「ブランドにふさわしい自分」になるために日々自分自身を磨くことです。
その上で、ブログ・メルマガ、プロフィール、名刺といったツールを効果的に活用するといいと思います。
プロフィールと言えば、実は本書を読む前から、今のプロフィールを変更しようと思っていました。
変更するタイミングは4月の入社時と考えていたのですが、いい機会なので今日変えてしまいます。
今まで明かさなかったことも書いてあるので、もし興味があれば読んでみてください。
少し話の本筋から外れましたが、非常にお勧めの一冊です。
私も今度の読書会で本書を取り上げようと思います。
まだの方は是非読んでみてください。
スピード・ブランディング―普通の人がブランドを確立し、成功を加速させる | |
鳥居 祐一
ダイヤモンド社 2008-12-05 おすすめ平均 |
ここから先は全くの余談なのですが、サッカーのヨーロッパ最強クラブを決める「UEFAチャンピオンズリーグ」決勝トーナメントの対戦カードが決まりましたね(ちなみに私は毎日海外サッカーニュースをチェックしています)。
私の敬愛するDel Piero率いるJuventusは何と1回戦からChelseaと対戦することになりました。
資金力の差はかなり大きく、厳しい戦いになることは間違いなさそうですが…。
絶好調のDel Pieroのファンタジーと、チームとしての結束力で、Juventusが何かを起こしてくれると信じています。