ザ・グーグルウェイ グーグルを成功へ導いた型破りな戦略 | |
三角和代 山下理恵子
ゴマブックス 2009-04-27 おすすめ平均 |
ベルナール・ジラールの『ザ・グーグルウェイ グーグルを成功へ導いた型破りな戦略』を読みました。
Googleについては以前にも何冊か関連書籍を読んだことがあるので、本書の中身については大体が既に知っているものでした。
ただ、「検索エンジンの会社」くらいにしかGoogleに対するイメージがないという人には、楽しめるないようだと思います。
私が最も興味を持ったのは、小さなチームは生産性と効率性を向上させるという箇所でした。
最大六人のチームに限定することで、会社はプロジェクトを小さなチームで達成できるユニットへとさらに細かく分けねばならない。
小さなチームは人任せで自分は何もしないものがいる状況を避け、衝突を減らすことが出来る。各メンバーのパフォーマンスを観察することは容易で、同僚のプレッシャーによって全員が本気を出すことは確実だ。
小さなチームでは、メンバーは独創的にならざるをえない。
コントロールの必要性を減少させ、従業員に一段と自主性を与えることで、詳しい目標をもった締切のある小さなチームは経営陣の監視の必要性を劇的に減少させ、平らな組織の構築を促進させる。
今やっている社内のとある企画でも、15人くらいでミーティングをしているときと、5~6人にチームを分けてミーティングをしているときとでは、やはり小さなチームでやったときのほうが各人のコミットメント量が大きく増えるのを実感します。
1/15と1/6とではやはり感じる責任の重さが異なるので、周囲のプレッシャーが働きやすいのでしょう。
本書によると統計的に最も効率のいいチームの人数は3人だとのことでした。
各担当ごとに3人前後のチームを編成して、各々への期待と責任を明確にして仕事を任せれば、コミットメント量も増え、管理の手間も減らすことができるかもしれませんね。
これは早速取り入れてみようと思います。
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三角和代 山下理恵子
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