躍進する若手起業家15の挑戦 | |
ブレインワークス
カナリア書房 2009-06-05 |
ブレインワークス編著の『躍進する若手起業家15の挑戦』を読みました。
本書は株式会社ユトルナ社長の宮内亮太様よりいただいたのですが、15名の若手起業家と呼ばれる方々がどのように考え、どのような意思決定を経て起業という道へと進んだのかが描かれています。
将来的な起業または独立を考えている人に参考になる内容だと思います。
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● 独立か起業か
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「私の中で独立と起業は異なる存在だと考えています。これは、独立が従来の知識や経験に基づいて事業を行う傾向が強いのに大して起業は新しい価値を生み出すものといえるからです。そして起業で重要となるのが『エネルギー』と『未来を想像する感性』という二つの要素だと思います」
確かに、私の中でも独立と起業ではイメージが異なります。
独立というのがどちらかと言うと一人でも稼げるようなスキルを身につけて自由に働くことが目的なのに対し、起業というのは何か新しい物を生み出したり、新しいメッセージを世の中に発信したりするための手段として新しい会社を創る、というふうでしょうか。
私は最近、社会起業家に関する書籍に関心があるのですが、こういう人たちは間違いなく後者の目的意識を持っていますよね。
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● 若いうちに挑戦する
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独立もしくは起業を考えているが、若いうちから挑戦するべきか、ある程度のスキルを身につけてから着実にやっていくべきかで悩む人も多いのではないでしょうか。
「時間は誰に対しても等しく、限りのあるものです。失敗しても、成功しても、その後経験を活かせるチャンスが若い人のほうが多いわけですから、起業に限らず若いうちにいろいろ経験すべきだ、ということは強く言いたいですね」
やはり若いうちに一度経験しておいたほうが、たとえそのときは失敗したとしてもその経験を活かして再チャレンジする時間が残されているので、起業には有利なのかもしれませんね。
あのジョブズですらアップルを追放され、その後起こした会社は二つともつぶれかけており、しかし今振り返ればあの出来事は自分にとってベストだったのだと語っています。
起業しようというのなら、失敗しても何度も挑戦し続ける無尽蔵の情熱・執念が必要なのかもしれません。
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カナリア書房 2009-06-05 |