コンセプトライフ (sanctuary books) | |
柴田陽子
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柴田陽子さんの『コンセプトライフ』を読みました。
「今の職場でやりたい仕事が出来ず、適職が他にあるのではないかと悩んでいる・・・」
「仕事がつまらなくて、毎日が退屈だ・・・」
本書はそんな悩みを抱える人に是非読んでもらいたい、オススメの一冊です。
「夢を持たない」「夢に振り回されない」「夢を探さない」
(中略)
夢なんていらない。夢がなくたって、毎日楽しく生きている人のほうがよっぽどかっこいいと思うもの。
(中略)
夢はあきらめなければ叶うなんて変だ。がんばったってだめなときもあるし、からだを壊してしまうときもあるし、自分の能力ではやっぱり無理というか、むいてないことはやっぱりあるなとも思うから。
わたしは、今後、自分がどうなっていくのか楽しみ。
だから何者になりたいとか、キャリアアップとか、そういうばかげたことはやめた。前は超あせっていたんだけど、もうやめた。
わたしにとって大事なのは「いまよりもう少しだけ良くなりたい」って思い続けること。それから「これだけは絶対ゆずれない」というものを持ち続けること。
そのふたつがあって、わたしの人生は良い方向に転がっている。
●男性は目的やゴールにたどり着くことに喜びを感じる生き物
●女性はそこに至るプロセスに楽しみを感じる生き物
であるとしばしば言われます。
例えば買い物ひとつとっても、目的の物を購入したらさっさと帰ろうと考える男性にとって、いろいろと見て回りながら買い物を楽しみたいと考える女性の行動がなかなか理解できません。
※男女間の違いについては、こちらの本がオススメです。
会社のルール 男は「野球」で、女は「ままごと」で仕事のオキテを学んだ (ミリオネーゼ・シリーズ) | |
坂東 智子
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2008-04-15 おすすめ平均 |
これは一長一短があり、どちらがより優れていて、どちらが劣っているという問題では決してありません。
ただ目的やゴールにたどり着くことが喜びの男性にとっては、それを見失った途端にモチベーションを失い、目の前の仕事にも意義や楽しみを見出せずに毎日がつまらなくなってしまう、ということになりがちです。
なので、プロセスを楽しむという女性的な考え方を学ぶことは多くの男性にとって有益だと思うのですが、本書はそれにうってつけだと思います。
読んでいるだけで元気がどんどん湧き出てくる一冊なので、是非読んでみてください。
以下、私用のメモです。
最初にコンセプトがある。
そしてめざしたいゴールの風景を思い描く。
それは、誰が、どうなるためのものなのか?
それは、どうやって販売するのか? スーパーか? デパートか? 通販か?
それは、どうやって「あなたのためのものだ」と知らせるのか?
そのすべてがよく考えられていれば、ものは自然に売れる。
すべては1本のストーリーでつながっていて、それが無理なく展開していくことが大事だという。
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柴田陽子
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