大事なことはすべて記録しなさい | |
ダイヤモンド社 2009-11-13 売り上げランキング : 218 おすすめ平均 |
「読むが価値」でおなじみ、鹿田尚樹さんの『大事なことはすべて記録しなさい』を読みました。
ブログから始まり、今やセミナーや出版と幅広く活動されている鹿田さんの原動力になったという「記録すること」、その効用と手段(ツール)が本書のテーマです。
ここに焦点を当てた本は今までに読んだことがなかったのと、最近気になっているテーマであることから、本書は非常に楽しめました。
本書で特にユニークだと私が感じたのは「Bノート」というもの。
特に身につけたいことや、あなたにとって大切なことは「自分オリジナルの教科書」に書き写して、持ち運べるようにしましょう。
①バイブル(Bible)のように、常に指針を求めて読み返す1冊のノート
②銀行(Bank)のように、自分の知識を貯蔵しておくノート
③冒険の書(Bouken no sho)のように、自分の記録を保存しておくノート
以前実物を見せていただいたことがあるのですが、これは上手い仕組みだなと感じました。
やることは簡単で、読書メモや使えそうなフレームワーク、ネタになりそうな言葉などを印刷してA6サイズの手帳に張るだけです。
しかしこれだけで隙間時間に読み返して復習できるだけでなく、パラパラと眺めているうちに話のネタになりそうなことや、仕事のアイディアが浮かんでくるそうです。
私は読書メモは持ち歩いていないのですが、最近はあるものを持ち歩いています。
それは、商談ネタ帳。
商談中にお客様が話した悩み・課題とか、隣で先輩が話していたトークなどをA6のメモ帳に書き出しています。
最初はセールストークを頭に叩き込むためにと思って作り始めたのですが、電車の中などの隙間時間にパラパラとめくっているうちに情報と情報がリンクしてアイディアが生まれたり、次のアポのことを考えながらパラパラとめくっているうちに話のネタが浮かんできたりと、他にもいろいろ効用があることがわかってきました。
私は自分で書いたブログや日記を読み返します。
読み返すことで、自分の考えてきたこと(思考)の軌跡や、今だからこそ気がつく組み合わせを発見することもできます。過去に書いたことを改めて振り返ることで、今の自分に新しいヒントをもらっているのです。
頭の中に入れておこうと思っても、大体のことはすぐに忘れてしまいます。
効率よく記録して、シンプルに読み返せる仕組みを作っておけば、今までの体験を上手に活用できるようになります。
是非本書を通して記録力を磨いてみてください。
オススメです。
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