ワールドカップ前の親善試合で日本が連敗をきっする中、「日本は優勝だってできる」と言ってのけた本田選手。有言実行できっちりと2点を取り、下馬評を覆す日本の決勝トーナメント進出に大きく貢献した彼が試合後のインタビューで、「まだ満足できない。目標は優勝だと宣言している。次の試合も勝って、不可能はないんだということを証明したい」と言っていたのが印象に残りました。
技術も、身長も、スピードも、フィジカルも、選手の顔ぶれも、国のレベルも、どれをとっても机上論では日本は不利だったはずで、実際に周囲の期待や世間の下馬評はお世辞にも高いとはいえませんでした。加えてワールドカップ前の練習試合で4連敗。同じ日本人でさえベスト16進出を多くの人が諦めていたと思います。
しかしこの期待を大きく裏切った日本の奮闘を見て、私は改めてやってみなければわからないということ、やってみる前から諦めるなんてナンセンスだということを感じました。引き分けでも決勝進出が出来る中、2-0で迎えたデンマークのPKの場面。PKなんて点を取られて当たり前なのに、何度も地面を叩いて悔しがる川島選手を見て、どれだけ強い気持ちで戦っているのかということが伝わってきました。
机上論が全てではない、やってみれば何かが起こるかもしれない、全力で戦えば不可能が可能になることだってあるんですね。次の試合も見なくては!