年収200万円からの貯金生活宣言 | |
横山 光昭
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2009-04-15 おすすめ平均 |
貯金しようと思っているものの、なかなか思うように行かない、というのはよくあることだと思います。私はというと、「貯金なんて興味なし、とりあえず自分に投資しておいたほうが実は後々楽なんじゃないの?」とたかをくくり、なんと今までほとんど貯金らしい貯金をしておりません・・・。
来年は○○する予定なので、さすがにこれはまずいだろう・・・ということで、今回は横山光昭氏の『年収200万円からの貯金生活宣言』を読みました。今日は本書から、貯金生活を始めるにあたって私が参考にしたいと思ったポイントを紹介します。
1.貯める理由をハッキリさせる
貯金生活を始めようと思ったら、まずはその前に「何故、貯めるのか?」をはっきりさせましょう。買いたいもののためなのか、旅行のためなのか、起業のためなのか、結婚のためなのか。それらが曖昧なまま、何となく抱えている漠然とした不安によって貯金を始めてしまうからうまくいかないのです。それで上手くいくのは相当意志の強い人だけであって、我々のような普通の人はまず目的をハッキリさせて、お金を使いたい気持ちをコントロールできるようにならなければならないのです。
2.むやみに投資しない
お金には、(1)お金を管理する、(2)お金を学ぶ、(3)お金を活かす、という3つのステージがあります。資産を増やそうとしていきなり投資に走る人がいますが、段階を踏むべきステージをすっ飛ばしていきなり投資を始めてもうまくいきません。我々の多くはまずお金を管理することを学ぶ必要があります。家計簿を使い、収入と支出の流れを把握することで、無駄な支出や無意味な借金を減らし、貯金を少しずつ増やせる体制を作ることが先決なのです。
3.固定費をカットする
貯金というと、まずは食費や光熱費を一生懸命切り詰めようとしてしまいますが、実はこういった流動的な支出よりも効果的にコストを削減できる方法があります。それは、固定費をカットすることです。家賃や保険料、新聞代などといった固定費は、カットしない限り定期的に支払われるお金です。ここをカットできれば、やりくりの出来に左右される流動的な支出よりも安定した節約効果が期待できます。私はというと、今より家賃の安い部屋への引越しを検討していたのですが、ひょんなことから今よりも高額な部屋へ破格の条件で移れそうで、顔がにやけてます。
4.「何に」を見える化する
家計簿をつけるときに大事なのが、それぞれの出費が「消費」なのか、「浪費」なのか、それとも「投資」なのかを明らかにすることです。何を食べるかで私たちの身体が作られるように、何にお金を使うかでも私たちは創られていくのです。「消費」は食費や家賃などどうしても必要な支出ですが、無駄な飲み会や衝動的な買い物は控えるべき「浪費」です。消費はなるべくコストを下げ、浪費は必要最低限にとどめ、浮いたお金を将来の自分に投資するようにするとよいでしょう。
5.ローンをくまない
代表的なのは住宅や自動車ですが、これらは1度ローンを組むと、途中で手放すのが困難になります。買ったとたんに中古となりますし、いざ売ろうと思っても購入価格を割り込むオーバーローンとなり、売っても借金だけが残るといったことになりかねません。財産のつもりが一転、大きな負債となることもありえるので、どうしてもということでなければ避けたほうが無難でしょう。
年収200万円からの貯金生活宣言 | |
横山 光昭
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2009-04-15 おすすめ平均 |
2 Comments
○○はお金がかかりそうですもんね。
バイクをローンで買った時、ローン+保険料でお金が毎月何もしないのになくなっていくのを思い出しました……。ローンをくまない。固定費をカットする。大事ですね。
引っ越し、うらやましいっす!
ぼってぃーさん
そうなんです、○○はお金がかかるんです。
そんな中で今より家賃の高い部屋に引っ越そうというのですから、
困ったものです(笑)
新しい部屋(予定)はかなりイケてるので、今度遊びに来てください!