一生折れない自信のつくり方 | |
青木仁志
アチーブメントシュッパン 2009-11-25 |
【お題】
ブレない自信を身につけるにはどうすればいいか?
ポイント1.自己イメージを高める
高い自己イメージを持った人は、自分のことが好きでいつも自信に溢れ、積極的に行動し成果を出しています。この自己イメージの本質は、これまで自分の力で成し遂げてきた体験の数にあります。自信がない人は、これまでに成功・突破をあまり経験してこなかった場合が多い。これは本人の力で困難を乗り越え、何かを成し遂げることでしか克服することは難しいでしょう。
ポイント2.自己評価でききる
真のプロと呼ばれる人は、他者評価ではなく、自己評価で生きています。周りがいくら認めても自分で認められなければ自信を持ちませんし、逆に周りが認めなくても自分が正しいと思えることに自信を持っています。他者評価で一喜一憂しているうちは、ほんとうの意味で自信を獲得したとは言えません。自分がどう感じるか、どう解釈するか。人が決めた現実ではなく、自分が現実を作り出しましょう。
ポイント3.相手に認められようとしない
いくら相手に認められたいと思っていても、自分を認めるかどうかは相手の勝手です。相手に認められるためにがんばればがんばるほど、認められなかったときに目的を見失います。人から認められるためではなく、理想の自分像を実現するために生き、周囲に対しても思いやりを持って接するようにすれば、他人に囚われることはなくなるでしょう。
ポイント4.自分を正しく評価する
自信を持てない人には、正しく自分を評価出来ていない人がたくさんいます。自分を正当に評価する第一歩は、他人と比べないことです。健全に比べるのであれば問題はないのですが、自分よりもできる人と比較して、「なんて自分はダメなんだろう・・・」と落ち込むのはナンセンスです。これは自信を形成する上でマイナス要素にしかなりませんし、それによって行動力まで落としてしまってはもったいないのです。
ポイント5.1日の質を高める
毎日、どんなにささいなことでも軽く考えず、小さな成功体験をコツコツと積み重ねましょう。常に「目的や目標の達成」を意識して、「やりたい、やりたくない」という基準ではなく、「やるべきことをやる」というトレーニングを重ねましょう。最初はつらいかもしれませんが、それをやり遂げることで達成感が生まれ、自信につながります。苦手なことでも、嫌なことでも、逃げ出さずに、目的や目標に立ち返ってやり遂げる。そのレベルを少しずつ上げていく。それが大きな自信につながります。
【考察】
本書の素晴らしいところは、あえて手軽な手法に頼らなかったところでしょう。自信を身につける上ではたしかに暗示やイメージトレーニングの力も効果的なのでしょうが、それ以上に今まで自分が成し遂げてきたこと、積み重ねてきたものの力が大きいのです。そしてそれは一夜にして築きあげることのできるものではなく、習慣の力であり、どれだけ日頃から自分に負荷をかけてきたかが問われることになります。
そのためには好きか嫌いかで判断せず、目的・目標を実現する上でやるべきことをやるという姿勢が非常に重要です。やるべき事から逃げずにきたという実績が、ブレない自信となるのです。その上でやるべきことというのが自分にとって得意な物、好きなものであればなお良いでしょう。
一生折れない自信のつくり方 | |
青木仁志
アチーブメントシュッパン 2009-11-25 |