絶対の自信をつくる3分間トレーニング | |
松尾 昭仁
あさ出版 2011-01-17 |
【お題】
高学歴でなくても、仕事がうまくいってなくても、自信を持つにはどうすればいいか?
ポイント1.学歴も肩書きもただの記号であることに気づく
自分より学歴が高い人や、医者や弁護士を前にすると、「この人はすごいんだ…」と恐縮してしまうのは、自信のない人の典型的なパターンです。学歴も肩書きも、その人の「経歴」や「役割」を表しているものに過ぎません。学歴や肩書きにとらわれず相手を冷静に見れるようになると、その人の人間性が分かってきて、自分と比べてそんなに変わらないんだなということに気づけます。その積み重ねが自信を深めてくれます。
ポイント2.他人の目を気にしない
他人の目を意識しすぎると、自分の行動を制限するようになり、その結果行動も気持ちもだんだん萎縮するようになります。これも自信がない人の典型的なパターンです。なるべく他人の目を気にしないようにしましょう。そして、相手がどう思うかではなく、「自分はこう思う」と堂々と行動しましょう。そもそも人間はあまり他人に関心がない生き物なので、自意識過剰になって人目ばかり気にする必要はないのです。
ポイント3.不得意なことは人に任せる
自分のエネルギーは無限にあるわけではありません。不得意な分野に費やすよりも、得意な分野に費やしたほうが、効率よく使えますし、結果も出ます。自信のない人は、「英語ができない私はダメだ…」と自分にないものにフォーカスし、時間とエネルギーを浪費しています。それに対して自信のある人は、自分にあるものにフォーカスしています。「私は英語は話せないけど、プレゼンは得意だ」と自分にできることにフォーカスし、自分を肯定してあげあしょう。
ポイント4.話は言い切る
いつも言葉の語尾を「かもしれない」「でしょう」「と思います」にしているのは、自信のない人の典型例です。それに対して、自信がある人は常に言い切ります。言い切った言葉には力があります。「そうなんです」「間違いありません」というふうに、話をするときは常に「言い切る」ことを心がけましょう。そうするとあなたの発言が自信を帯びたものになり、だんだん自信が持てるようになるでしょう。
ポイント5.すいませんは禁句
「こんにちは」という感覚で、「すいません」と言っていませんか?「すいません、これお願いします。」「すいません、今から向かいます。」これらも自信がない人がつい使ってしまいがちな言葉です。いつもいつも「すいません」と言っていては、だんだん自分の気持ちも行動も萎縮してしまいます。「すいません」が口癖になっている人は、気をつけましょう。
【考察】
自信をつけることの基本は、小さくてもいいので成功体験を積み重ねることです。とはいえ、あまりにも自信がないと前向きになれず、成功体験を積み重ねるための行動ができません。タイトルに「3分間トレーニング」とあるように、本書にはそんなに苦労せずとも自信がみにつけられる方法が多く紹介されているので、上記のような自信がなくて前に進めないんだという人におすすめです。まずは自信がある人の習慣を身につけましょう。
それが自信につながり、自信によって行動が変わり、その結果として実力がつき、実力が裏付けとなって自信が確信にかわる、というよいサイクルになります。根拠のない自信を持つ人が結果として本当にうまくいってしまうのも、このためなんですね。本書はあさ出版の吉田様よりいただきました、ありがとうございました。
絶対の自信をつくる3分間トレーニング | |
松尾 昭仁
あさ出版 2011-01-17 |
One comment
トレーニング後の気分の良さがたまらない! – 書評 – 絶対の自信をつくる3分間トレーニング
「あなたは自分に自信がありますか?」
こう聞かれたときに、どれだけの人が迷わず「Yes」と答えることができるでしょうか。
少なくとも僕には難しい(笑)
もともとは「根拠なき自信」を持ちやすいタイ…